藤枝市は血圧の高い方が多い傾向にあります
藤枝市は高血圧の方が多い!?
特定健診の統計によると、藤枝市は男女ともにメタボ・肥満・脂質異常、糖尿病の該当者及び習慣的喫煙者の割合が県平均よりも低く、優れた結果が示されています。しかし、2人に1人が高血圧有病者とその予備群で、ともに県平均より高い傾向にあり、注意が必要です。
高血圧:収縮期血圧が140 mmHg以上、拡張期血圧が90 mmHg以上のどちらか、又は両方に当てはまる方(高血圧ガイドライン2019より)。
高血圧Q&A
血圧が高いとどうしてよくないの?
血圧とは、血液が動脈を流れるときに血管の内側にかかる圧力のことです。高血圧はその圧力が高くなっている状態です。太い血管から細い血管につながる臓器の脳・心臓・腎臓の血管は、高血圧のダメージを受けやすく、脳血管疾患や心疾患、腎臓病(透析)などを引き起こします。高血圧の怖いところは、自覚症状がほとんどないことです。そのため、サイレントキラーとも呼ばれています。
血圧は測るたびに変わるから、どれが本当の血圧か分かりません。
血圧は常に変動しているため、一回の測定で判断することができません。また、一日の間でも変動があるため、測定時間がバラバラでも判断が難しくなります。血圧が高い状態が続くと、血管へのダメージは大きくなります。一日を通して低いレベルで血圧が変動するようにすることが大切です。
血圧の一日の変動(保健活動を考える自主的研究会より) (PDFファイル: 399.0KB)
正しい血圧測定のポイントを押さえて、家庭でも日常的に血圧をチェックしてみましょう。
下の血圧だけ高いときはどうしたらいいの?
下の血圧(拡張期血圧)だけ高い場合は生活習慣の改善が最優先です。若い時に下の血圧が高いと、ほぼ間違いなく年齢を重ねると上の血圧(収縮期血圧)も高くなっていきます。生活習慣の改善では特に肥満を解消すること、食塩を減らすこと、野菜を積極的に摂取することなどが効果的と考えられています。
下の血圧が高いってどういうこと?(保健活動を考える自主的研究会) (PDFファイル: 429.4KB)
薬を飲んでいるのに血圧が下がりません。
治療抵抗性高血圧かもしれません。まずは生活習慣の改善に取り組み、お医者さんと相談しながら治療を継続しましょう。
血圧の薬を飲んでも血圧が下がらない「治療抵抗性高血圧」(保健活動を考える自主的研究会) (PDFファイル: 554.3KB)
始めよう高血圧予防!
高血圧を予防するためには、適塩の食事、適度な運動、しっかり休養が大切です。また、血圧が高い方も生活習慣を見直すことで改善が期待できます。
生活習慣の改善のポイント
1. 減塩 |
食塩摂取量は6g/日未満を目標に。 |
2. 適正体重を維持 |
体格指数(BMI)の正常範囲は18.5~25.0(kg/m2)です。 ※BMI=体重(kg)÷身長(m)2 |
3. お酒はほどほどに |
健康日本21では、1日当たり男性40 g以上、女性20 g以上の純アルコール摂取量を生活習慣病のリスクを高める飲酒量としています。純アルコール量20 gのめやすはおおよそ日本酒で1合、ビールは中瓶1本、焼酎で半合程度です。 ※これらの量は個々人の許容量を示したものではありません。飲酒の影響を受けやすい体質を考慮する必要がある場合等には、より少ない飲酒量を心がけることが望まれます。
(健康に配慮した飲酒に関するガイドライン より) |
4. 運動の習慣づけ |
毎日30分以上または週180分以上の運動がオススメです。 |
5. 禁煙にチャレンジ |
タバコをやめた時点からいろいろな効果を実感することができます。いつスタートしても遅すぎることはありません。 |
6. しっかり休養 |
ストレスも血圧が高くなる原因に。体の休養はもちろん、心の休養も大切にしましょう。 |
ご自身のライフスタイルに合わせた改善方法を知りたい!という方は、保健師や管理栄養士による健康相談、食生活相談でご相談を受け付けています。実施日時等はこちらでご確認ください。
更新日:2024年04月17日