高齢者用肺炎球菌

肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。
この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。
これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。

下記対象の方は、肺炎球菌の予防接種の際に公費補助を受けることができます。
※ この予防接種は強制ではありません。本人が希望する場合に限り接種を行います。

定期接種

対象者

65歳の人

・60歳~65歳未満の人で、心臓、じん臓若しくは呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に重い障害を有する人(身体障害者手帳1級程度)

※ 70歳から100歳までの人を対象とした経過措置は令和6年3月31日に終了しました。

また、過去に一度でも23価肺炎球菌ワクチンの接種を受けたことがある場合は、定期接種の対象外となりますのでご注意ください。

定期接種の対象外の方で、過去に一度も肺炎球菌ワクチンの助成を受けたことのない方は、下記の任意予防接種をご覧ください。

接種料金(自己負担額)

4,200円(生活保護を受けている人は無料)

接種期間

66歳の誕生日の前日まで

持ち物

健康保険証、予診票、該当する方は身体障害者手帳、生活保護受給者証(休日夜間受診証)

※ 新たに65歳の誕生日を迎えた人へ順に予診票を送付しています。定期接種に該当する人で予診票がお手元にない場合は、藤枝市保健センター(電話番号:054-645-1112 感染症対策課)へご連絡ください。

助成回数

1人1回限り

実施医療機関

下記の委託医療機関に事前に予約してお受けください。

使用するワクチンについて

定期接種で使用されるワクチン:
ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)

肺炎球菌には93種類の型がありますが、定期接種で使用される「ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」は、そのうちの23種類の型に効果があります。この23種類の型は成人の重度の肺炎球菌感染症の原因の約4-5割を占めるといわれており、「ニューモバックスNP」はこの23種類の型の重度肺炎球菌感染症を4割程度予防する効果があります。

参考:厚労省ホームページ

副反応について

接種した人の5%以上に局所の疼痛、熱感、腫脹、発赤が認められます。また、まれに筋肉痛、倦怠感、違和感、悪寒、頭痛、発熱の症状がみられることもありますが、いずれも軽度で2~3日位で消失します。
重い副反応としては、アナフィラキシー様反応血小板減少ギランバレー症候群蜂巣炎様反応等が報告されています。
肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)は国内で20年以上の使用実績があり、局所反応の頻度は高く報告されているものの、安全性については大きな問題は認められておりません。

健康被害救済制度について

予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、接種の後、一時的な発熱や接種部位の腫れ・痛みなどの比較的よく起こる副反応以外にも、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が生じることがあります。極めてまれではあるものの、そのような事態が生じた場合に備え、救済制度が設けられています。

しかし、その健康被害の原因がワクチン接種ではなく、偶然、同時にかかった感染症などが原因である場合もあります。そこで、予防接種・感染症・医療・法律の専門家により構成される国の審査会で、接種後の症状が予防接種によって起こることを否定できない場合も対象とするとの考え方に基づき、因果関係を判断する審査が行われます。その後、厚生労働大臣がワクチン接種による健康被害であると認定した場合に、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。

詳しくは、以下のリンク先をご確認ください。

任意接種

対象者

定期接種の対象外で、かつ過去に一度も肺炎球菌ワクチンの助成を受けたことがない65歳以上の人

過去に自費での接種履歴がある場合は、前回の接種から5年以上空いている人

前回の接種から5年未満の接種では、副反応が強く出てしまうおそれがあります。

助成額

3,000円

※ 接種料金は医療機関によって異なります

 

助成回数

1人1回限り

実施医療機関

接種の手順

藤枝市内の委託医療機関で接種する場合

以下の手順で受診してください。

  1. 以下のいずれかの方法で、予診票の送付依頼を行ってください。

    申請フォームから必要情報を入力

    ・藤枝市感染症対策課へ連絡(電話:054-645-1112)

  2. 予診票がお手元に届きましたら、委託医療機関 に予約をします。
  3. 接種日当日、医療機関にて申請書を提出後、接種を受けてください。
  4. 接種料金から3,000円助成された差額分を、医療機関窓口にてお支払いください。
持ち物(委託医療機関で接種する場合)

委託医療機関以外で接種する場合の手続き

委託医療機関以外で接種する場合、医療機関にて接種料金を全額お支払いいただき、以下の手順にて助成金額分の払い戻しの手続きをお願いします。

  1. 予防接種実施依頼書の発行申請を以下のいずれかの方法で行ってください。

              ・申請フォームから必要情報を入力

              ・藤枝市保健センター2階窓口で申請(郵送可)

  2.  お手元に予防接種実施依頼書・予診票が届いたら、実施医療機関に予約をします。

  3. 医療機関にて依頼書・予診票を提出し、接種を受けてください。

  4. 接種料金の全額を、医療機関窓口にてお支払いください。その際、領収書と予診票の写しをもらってください。

  5. 藤枝市保健センター(感染症対策課)の窓口で払い戻しの手続きをしてください。(郵送可)
    ※ 払い戻しの対象となる接種をした日の翌日から起算して1年以内に必ず手続きしてください。

持ち物(委託医療機関以外で接種する場合)

申請場所と受付時間(郵送可)

申請場所 : 藤枝市保健センター 2階事務室(〒426-0078 藤枝市南駿河台1-14-1)

受付時間 : 午前8時30分から午後5時(土曜・日曜・祝祭日及び年末年始を除く)

払い戻し手続きの際の持ち物

  1. 接種者名が記載された領収書の原本(ワクチンの種類がわかる明細も添付してください)
  2. 接種済み証
  3. 予診票の写し
  4. 接種者本人の振込先の通帳またはキャッシュカード
  5. 藤枝市法定外予防接種助成金交付申請書(償還払い)(保健センター窓口にも設置されています)(PDFファイル:64.8KB)   ※(Wordファイル:31.8KB)   ※記入例(PDFファイル:155.7KB)

使用するワクチンについて

助成対象となるワクチン:
ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)

肺炎球菌には93種類の型がありますが、「ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」は、そのうちの23種類の型に効果があります。この23種類の型は成人の重度の肺炎球菌感染症の原因の約4-5割を占めるといわれており、「ニューモバックスNP」はこの23種類の型の重度肺炎球菌感染症を4割程度予防する効果があります。高齢者の定期接種で用いられるワクチンと同じものです。

関連リンク:厚労省ホームページ

副反応について

接種した人の5%以上に局所の疼痛、熱感、腫脹、発赤が認められます。また、まれに筋肉痛、倦怠感、違和感、悪寒、頭痛、発熱の症状がみられることもありますが、いずれも軽度で2~3日位で消失します。
重い副反応としては、アナフィラキシー様反応血小板減少ギランバレー症候群蜂巣炎様反応等が報告されています。

健康被害救済制度について(行政措置予防接種)

任意(接種者本人や保護者の希望で行う)接種のうち、藤枝市が指定する予防接種を委託医療機関で接種する場合、または予防接種実施依頼書を持参して接種する場合は、行政措置予防接種となります。
万が一、予防接種を受けたことにより健康被害が生じた場合には、医薬品医療機器総合機構法に基づく救済の対象となりますが、補償額が定期接種よりも低額となるため、市で保険に加入し、定期接種とほぼ同額の補償を受けることができるようになっています。

詳しくは、以下のリンク先をご確認ください。

お問い合わせ

(健康相談はこちら)

健康推進課
〒426-0078 静岡県藤枝市南駿河台1-14-1 藤枝市保健センター
電話:054-645-1111
ファックス:054-645-2122
メールでのお問い合わせはこちら


(お手続きはこちら)

感染症対策課
〒426-0078 静岡県藤枝市南駿河台1-14-1 藤枝市保健センター
電話:054-645-1112
ファックス:054-645-2122
メールでのお問い合わせはこちら​​​​​​​

更新日:2024年03月26日