キーワードは「つなぐ」!藤枝市の小中一貫教育
小中一貫教育について
小学校1年生から中学校3年生までの義務教育の9年間は、確かな学力や生きる力を身につける、とても大切な期間です。
しかし、その9年間を見ると、日本では小学校、中学校と教育の現場が2つに分かれていて、それぞれにゴールがあります。子どもたちはそのゴールに向かって進んでいきます。また、教員もそのゴールに向けた教育を行っていきます。そのため、新しい環境での学習についていけなかったり、生活になじめない子どもがいるなど課題があります。
そこで、小学校と中学校に分かれた教育の場をつなぎ、9年間を1つのスパンと考えて、スムーズで無駄がなく、子どもたちが安心して学ぶことができる環境をつくるのが小中一貫教育です。
本市の小中一貫教育 ~キーワードは「つなぐ」~
本市では、平成23年度から小中学校連携ドリームプラン事業として中学校区ごとに特色ある教育活動を行い、小・中学校間の連携や家庭・地域との連携を進めてきました。この小中学校連携ドリームプラン事業を土台とし、中学校区で同じ目標のもと、つながりのある指導計画を編成・実践するため、平成29年3月に「藤枝市小中一貫教育推進計画」を策定。平成29年度から開始した瀬戸谷地区を皮切りに、家庭・地域・学校などの横のつながりを持ちながら、小・中学校9年間をつなぐ笑顔あふれる小中一貫教育を進めています。
本市の小中一貫教育の特色
施設分離型
現在ある小・中学校の校舎を使用し、施設分離型で実施しています。
藤枝市小中一貫教育カリキュラムの活用
藤枝市独自のカリキュラム(10教科、特別支援教育)を活用した9年間のつながりのある学習指導を実施しています。
「縦の小中一貫」と「横の小中一貫」
小学校と中学校の連携「縦の小中一貫」と学校・地域・保護者の連携「横の小中一貫」を、中学校区ごとにコミュニティ・スクールを導入することにより、地域総ぐるみで推進しています。
小学校での一部教科担任制
本市独自に専科教員等を採用(予定)し、中学校の教員が小学校へ出向き授業を行う「乗り入れ授業」を一部教科で実施しています。
地域・保護者の願いを計画に反映
各中学校区で推進協議会を立ち上げ、地域と連携した小中一貫教育推進計画を策定し、学校・地域・保護者の思いや願いを込めています。
各中学校区の進捗状況
地区 | 進捗状況 |
---|---|
瀬戸谷地区 |
平成29年度から小中一貫教育を実施。 平成31年度からコミュニティ・スクールを導入。 |
大洲地区 |
平成31年度から小中一貫教育を実施。 併せてコミュニティ・スクールも導入。 |
広幡地区 |
平成31年度から小中一貫教育を実施。 併せてコミュニティ・スクールも導入。 |
西益津地区 |
令和2年度から小中一貫教育を実施。 併せてコミュニティ・スクールも導入。 |
岡部地区 |
令和2年度から小中一貫教育を実施。 併せてコミュニティ・スクールも導入。 |
葉梨地区 |
令和2年度から小中一貫教育を実施。 併せてコミュニティ・スクールも導入。 |
高洲地区 |
令和2年度から小中一貫教育を実施。 併せてコミュニティ・スクールも導入。 |
藤枝地区 |
令和3年度から小中一貫教育を実施。 併せてコミュニティ・スクールも導入。 |
青島地区 |
令和3年度から小中一貫教育を実施。 併せてコミュニティ・スクールも導入。 |
青島北地区 |
令和3年度から小中一貫教育を実施。 併せてコミュニティ・スクールも導入。 |
コミュニティ・スクールについて
コミュニティ・スクールとは「学校運営協議会」を設置し、学校と保護者や地域が共に知恵を出し合い、協働しながら子どもたちの豊かな成長を支える仕組みです。本市では、小中一貫教育を推進する1つの手段として、中学校区ごとにコミュニティ・スクールを導入し、学校と保護者や地域が共に知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させる、「地域とともにある学校づくり」を進めています。また、各地区ごとに、地域と学校をつなぐパイプ役として、活動の調整などを行うコミュニティスクール・ディレクターを配置し、学校、地域にとって、より実効性のある連携・協働を図っています。
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教育政策課
〒426-8722 静岡県藤枝市岡出山1-11-1 藤枝市役所西館4階
電話:054-643-3045(総務係、学校事務指導係、施設営繕係)
054-643-3271(教育政策係、学校教育係)
ファックス:054-643-3610
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更新日:2021年06月23日