令和2年度日本遺産に認定されました

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藤枝市・静岡市で共同申請を行った『日本初「旅ブーム」を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅~滑稽本と浮世絵が描く東海道旅のガイドブック(道中記)~』が令和2年度の日本遺産に認定されました。

 

日本遺産とは

地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定する文化庁の制度です。

世界遺産が文化遺産の保護や保存を目的に認定されるのに対し、日本遺産は有形、無形に関わらず地域にある様々な文化資源を総合的に活用し、地域の活性化を図ることを目的としています。

認定にあたっては、地域に点在する様々な文化資源を一定のテーマのもとで繋ぎ合わせて、その地域の歴史的な背景や魅力、特色などを語る「ストーリー」を作成し、この「ストーリー」が日本遺産として認定されます。

このため、個々の文化財が「日本遺産」として認定されるわけではなく、ストーリーに関わるそれぞれの文化財は、「日本遺産の構成文化財」として位置付けられます。

認定概要

タイトル

日本初「旅ブーム」を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅

~滑稽本と浮世絵が描く東海道旅のガイドブック(道中記)~

ストーリーの概要

日本初の「旅の大ブーム」の火付け役は、十返舎一九(じっぺんしゃいっく)の滑稽本「東海(とうかい)道中(どうちゅう)膝栗毛(ひざくりげ)」であり、歌川(うたがわ)広重(ひろしげ)の描いた「東海道五十三次」の浮世絵であった。「滑稽さ」「怖いもの見たさ」そして美味しい「名物」に引き寄せられるのは人の世の常。日本の「ガイドブックの原典」とも言われる「浮世絵」「滑稽本」に惹かれ、自由な移動が制限される江戸時代でも人々は物見(ものみ)()(さん)の旅へいそいそと出かけて行った。()()さん喜多(きた)さんの「旅の楽しさ」は今も駿州(すんしゅう)で体感できる。富士山を仰ぎ見ながら江戸時代の「ガイドブック(道中記)」を片手に「東海道五十三次」の「真ん中」、駿州を巡る旅に出よう。

ストーリーの構成文化財

藤枝市・静岡市に点在する32の文化資源をストーリーの構成文化財として位置づけています。

岡部宿大旅籠柏屋(外観)

岡部宿大旅籠柏屋(藤枝市)

岡部宿大旅籠柏屋館内

岡部宿大旅籠柏屋館内(藤枝市)

大慶寺久遠の松

大慶寺 久遠の松(藤枝市)

瀬戸の染飯

瀬戸の染飯(藤枝市)

間の宿宇津ノ谷

間の宿宇津ノ谷(静岡市)

丁子屋

丁子屋(静岡市)

さった峠

薩埵峠(静岡市)

広重美術館

由比宿(静岡市)

駿州の旅日本遺産ストーリー紹介リーフレット

駿州の旅日本遺産PR動画

お問い合わせ

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更新日:2020年06月19日