世界で活躍する子どもを育てる~発達段階に応じた英語教育を実践中~

教員とALTによる英語の授業の様子

藤枝市では、子どもたちが中学校卒業時に物怖じせず自然と英語で簡単な日常会話ができるようになることを目標に、英語教育に力を入れています。

その一環として行っているのが、ALT(外国語指導助手)との授業。小学校から中学校への接続を円滑にするために、同一中学校区の小学校6年生と中学校1年生に同じALTを配置するとともに、新学習指導要領に対応するため、ALTを増員するなど、小学3年生から中学3年生までのコミュニケーションを柱とした英語教育を実践しています。

また、授業以外でもALTと交流する課外英語体験活動「Fujieda English Camp」を実施し、児童生徒の英語に対する興味や意欲を引き出すとともに、国際感覚の育成を図っています。

すべての小中学校で、外国人ALT(英語指導助手)との外国語活動、英語の授業を実施し、異文化理解や国際感覚を身に付け、世界で活躍する子どもの育成に力を注いでいます。

英語(外国語)教育で目指すこと(子どもたちに付けたい力)

  • 温かな人間関係を土台とし、主体的に外国語でコミュニケーションを図ろうとする。
  • 外国語を用いて相手の言いたいことが分かり、自分の言いたいことを伝えることができる。
  • 国際感覚を持ち、異文化を理解するとともに自国の文化についても理解を深める。

 

発達段階で重点を置く指導を実践

藤枝市では、小学校3年生から中学校3年生までの発達段階に応じた指導を行うために、カリキュラムを作成し、それぞれの発達段階における重点を定め、英語教育に取り組んでいます。

基礎期(小学校3・4年生)「英語に慣れ親しむ」

  • コミュニケーションを図る素地となる資質・能力の育成。
  • 英語の音声、リズムや基本的な表現に慣れ親しむ。
  • 英語を聞いたり、話したりする体験を通して主体的にコミュニケーションを図ることの楽しさや大切さを知る。
  • 活字体の大文字、小文字の読み方が分かる。
  • 動作を交えながら自分の気持ちや考えなどを伝え合う体験をする。また、サポートを受けて質問したり答えたりする。
  • 人前で実物などを見せながら自分の考えや気持ちなどを話す。
  • 相手に配慮しながら、英語で主体的にコミュニケーションを図ろうとする。

充実期(小学校5・6年生)「英語を身に付ける」

  • コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力の育成。
  • 英語の文字を読むこと、書くことに慣れ親しむ。
  • 文字を識別しその読み方を発音することができる。
  • 大文字・小文字を活字体で書くことができる。
  • 語順を意識しながら、音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を書き写すことができる。
  • 伝えようとする内容を整理した上で、簡単な語句や基本的な表現を用いて、自分の考えや気持ちなどを伝え合うことができる。
  • その場で質問をしたり質問に答えたりして伝え合うことができる。
  • 他者に配慮しながら、英語で主体的にコミュニケーションを図ろうとする。

発展期(中学校1・2・3年生)「英語を活用する」

  • 簡単な情報や考えなどを理解したり表現したり伝え合ったりするコミュニケーションを図る資質・能力の育成
  • 日常的な話題について、必要な情報や話の概要を聞き取ったり、読み取ったりできる。
  • 関心のある事柄について即興で話したり、伝え合ったりできる。
  • 社会的な話題に関して、聞いたり読んだりしたことの重点を捉え、考えたことや感じたこと、その理由などを述べ合ったり、書いたりすることができる。
  • 日常的な話題について、事実や自分の考え、気持ちなどを整理し、まとまりのある内容を話したり文章で書いたりすることができる。
  • 聞き手、読み手、話し手、書き手に配慮しながら主体的にコミュニケーションを図ろうとする。
英語の授業の様子

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更新日:2020年11月24日