第2期藤枝市教育振興基本計画(教育大綱)

計画策定の趣旨

教育基本法において定められる、「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」という普遍的な使命を果たすため、国では、平成30年6月に「第3期教育振興基本計画」を策定しました。

全ての人が豊かな人生を生き抜くために必要な力を身につけ活躍できるよう、確かな学力、豊かな心、健やかな体の育成をはじめ、グローバルに活躍する人材やイノベーションをけん引する人材の育成など、様々な目標の達成に向けた教育施策が推進されています。

現在、超高齢社会の進展により「人生100 年時代」を迎えようとする中、超スマート社会(Soceity5.0)の実現に向けた、人工知能(AI)やビックデータ活用などの技術革新に加え、グローバル化の急速な進展のほか、新型コロナウイルス感染症の拡大や世界情勢の悪化による経済の不安定化など、社会環境の変化が著しい状況となっています。
 

こうした状況のもと、教育においては、高齢化・人口減少に伴い地域のつながりが希薄化するとともに、ライフスタイルの変化や価値観の多様化により、子育てについて不安・孤立を感じる家庭や、子供の基本的生活習慣の育成に課題を抱える家庭が増加するなど、家庭や地域における教育力の向上、地域全体で家庭教育を支える仕組みづくりが求められています。

また、子供たちの自己肯定感の低下や、いじめ・不登校問題、情報化社会への転換に向けた対応など、子供たちや教員等を取り巻く環境は複雑な課題を抱えるほか、変化が激しく将来が展望しにくい社会においては、社会的・職業的自立を実現するための知識や技術を身につける必要があるなど、全ての人が社会の担い手となり、生涯にわたり学び続けられる環境が求められています。

これまで本市では、藤枝市教育大綱、藤枝市教育振興基本計画、藤枝市教育振興行動計画を策定し、「笑顔あふれる教育」という基本理念のもと、ICT教育や英語教育、特別支援教育などを先駆的に取り組み、「教育日本一」を目指して教育施策を推進してきましたが、次代を担う子供たちが劇的な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓くとともに、全ての市民が生涯にわたり学び続け、活躍できる環境づくりが一層必要となります。

こうしたことから、令和の時代を生き抜く人を育て、幸せになるまちづくりにつながるよう、質の高い本市独自の教育を更に飛躍させるための指針として、また、市や学校、地域がつながりを持ち、協働で教育活動を推進していくための指針として、「第2期藤枝市教育振興基本計画(教育大綱)」を策定し、本市教育施策の一層の推進を図ります。

第2期藤枝市教育振興基本計画(教育大綱) 計画書

第2期藤枝市教育振興基本計画(教育大綱) 概要版

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更新日:2023年04月28日