男子のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種費用の一部助成について
男子HPVワクチンは任意予防接種になりますが、HPV感染症はワクチンで防ぐことができます。接種を希望される方は、医師とご相談のうえ接種してください。
なお、同学年の女子には定期予防接種の制度があります。詳しくはこちらをご覧ください。
ヒトパピローマウイルス(HPV)とは
HPVはありふれたウイルスで、性的接触のある人のうち50%以上の人が生涯で一度は感染するといわれています。 皮膚や粘膜に感染するウイルスで、200以上の種類があります。
HPVに感染しても、すぐ「がん」になるわけではなく、通常は感染しても自然に排除されますが、長い間感染が続いた場合、細胞が少しずつ「がん細胞」に変化していくことがあります。
粘膜に感染するHPVのうち少なくとも15種類が子宮頸がんの原因とされ、「高リスク型HPV」と呼ばれています。
これら高リスク型HPVは性的接触によって感染しますが、子宮頸がん以外に、咽頭がん、肛門がん、膣がん、外陰がん、陰茎がんなどの原因になることがわかっています。
男性がHPVワクチンを接種する意義
男女間で感染を繰り返すため、女性への接種だけでなく男性にも接種することで、感染拡大を抑えることができます。
日本では毎年HPVの感染が原因で約1.1万人の女性が子宮頸がんになり、約2,900人が亡くなっています。30歳代までにがんの治療で子宮を失い、妊娠・出産ができなくなってしまう人も、1年間に約1,000人います。
男性がHPVワクチンを接種することによりHPVの感染を予防し、将来のパートナーの健康と命を守ることができるだけでなく、HPVの感染で発症するリスクのあるがんや、尖圭コンジローマの発症の予防効果を得ることができます。
助成内容について
助成の対象者
下記すべてに該当する方
- 接種日時点で藤枝市内に住民登録がある方
- 小学6年生~高校1年生相当の男子
※ 女子HPVの定期接種対象者と同じ学年です。
助成金額
1回 8,000円
※1人につき3回まで
ワクチンの種類
男性が接種できるHPVワクチンとして4価(商品名:ガーダシル)が承認されています。
接種回数
標準スケジュール
2か月以上の間隔をあけて2回接種し、1回目の接種から6か月以上の間隔をあけて3回目の接種を受けます。
- 高校1年生相当年齢の方が接種を標準の接種期間で完了するためには、1回目接種を9月30日までに開始する必要があります。
- 3回目を完了するには最短でも約4か月程度かかるため、体調不良等も考えてあらかじめ余裕をもった接種スケジュールを立てましょう。
委託医療機関
下記の指定医療機関に事前に予約してお受けください。
接種の手順
接種を希望する方には、事前に市から予診票を送付させていただきます。
お手数ではございますが、以下のとおりお手続きをお願いいたします。
委託医療機関で接種する場合
以下の手順で受診してください。
- 以下のいずれかの方法で、予診票の送付依頼を行ってください。
・申請フォームから必要情報を入力
・藤枝市感染症対策課へ連絡(電話:054-645-1112)
- 予診票がお手元に届きましたら、委託医療機関(PDFファイル:52.9KB)に予約をします。
- 接種日当日、医療機関にて申請書を提出後、接種を受けてください。
※ 急な体調変化を来す恐れもあるため、保護者(父または母あるいは親権者にあたる方)の同伴をお願いします。
※ 接種時に保護者の同伴ができない場合は、保護者の同意と委任状(13歳以上は保護者の同意のみ)が必要となります。接種前に、保護者が予診票の「保護者自署欄」に署名し、委任状を記入した上で接種を受けてください。
- 接種料金から8,000円助成された差額分を、医療機関窓口にてお支払いください。
持ち物(委託医療機関で接種する場合)
- 母子健康手帳
- お子さまの氏名・住所がわかる本人確認書類(マイナンバーカード、健康保険証など)
- 藤枝市法定外予防接種助成金交付申請書兼代理受領委任申出書(申請いただいた方へ送付します。ご自宅でご記入のうえ、ご持参ください。)(PDFファイル:62KB) ※(Wordファイル:30.9KB)
- 予診票(申請いただいた方へ送付します。ご自宅でご記入のうえ、ご持参ください。)(PDFファイル:130.4KB)
委託医療機関以外で接種する場合(償還払い)
指定医療機関以外で接種する場合、医療機関にて接種料金を全額お支払いいただき、以下の手順にて助成金額分の払い戻しの手続きをお願いします。
-
予防接種実施依頼書の発行申請を以下のいずれかの方法で行ってください。
・申請フォームから必要情報を入力
・保健センター2階の窓口で申請(郵送可)
-
お手元に予防接種実施依頼書が届いたら、実施医療機関に予約をします。
-
医療機関にて依頼書を提出し、接種を受けてください。
※ 急な体調変化を来す恐れもあるため、保護者(父または母あるいは親権者にあたる方)の同伴をお願いします。※ 接種時に保護者の同伴ができない場合は、保護者の同意と委任状(13歳以上は保護者の同意のみ)が必要となります。接種前に、保護者が予診票の「保護者自署欄」に署名し、委任状を記入した上で接種を受けてください。
-
接種料金の全額を、医療機関窓口にてお支払いください。その際、領収書と予診票の写しをもらってください。
-
藤枝市保健センター2階の窓口で払い戻しの手続きをしてください。(郵送可)
※ 3回接種分をまとめて手続きしていただくことも可能です。
※ 払い戻しの対象となる接種をした日の翌日から起算して1年以内に必ず手続きしてください。
申請場所
藤枝市保健センター 2階事務室(〒426-0078 藤枝市南駿河台1-14-1)
受付時間:午前8時30分から午後5時(土曜日・日曜日・祝日を除く)
持ち物(委託医療機関以外で接種する場合)
- 母子健康手帳
- お子さまの氏名・住所がわかる本人確認書類(マイナンバーカード、健康保険証など)
- 予防接種実施依頼書(申請いただいた方へ送付します)
- 予診票(申請いただいた方へ送付します。ご自宅でご記入のうえ、ご持参ください。)(PDFファイル:130.4KB)
払い戻し手続きの持ち物
- 接種者名が記載された領収書の原本(ワクチンの種類がわかる明細も添付してください)
- 母子健康手帳(接種の記録)
- 予診票の写し
- 振込口座のわかる通帳・キャッシュカード等(保護者名義のもの)
- 藤枝市法定外予防接種助成金交付申請書(償還払い)(保健センター窓口にも設置しています)(PDFファイル:64.8KB) ※(Wordファイル:31.8KB) ※記入例(PDFファイル:155.7KB)
接種にかかる注意事項
予防接種による効果や副反応などについて、十分理解した上で接種の判断をしてください。
予防接種の実施においては、体調の良い日に行うことが原則です。お子さまの健康状態が良好でない場合には、かかりつけ医等に相談の上、接種するかどうかを判断するようにしましょう。
副反応について
HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。また、因果関係があるかどうかわからないものや短期間で回復した症状を含め、まれに重い症状がおこることが報告されています。
接種後に体調の変化が現れたら、まずは医師にご相談ください。
予防接種健康被害救済制度等について
任意(接種者本人や保護者の希望で行う)接種のうち、藤枝市が指定する予防接種を委託医療機関で接種する場合、または予防接種実施依頼書を持参して接種する場合は、行政措置予防接種となります。
万が一、予防接種を受けたことにより健康被害が生じた場合には、医薬品医療機器総合機構法に基づく救済の対象となりますが、補償額が定期接種よりも低額となるため、市で保険に加入し、定期接種とほぼ同額の補償を受けることができるようになっています。
詳しくは、以下のリンク先をご確認ください。
お問い合わせ
(健康相談はこちら)
健康推進課
〒426-0078 静岡県藤枝市南駿河台1-14-1 藤枝市保健センター
電話:054-645-1111
ファックス:054-645-2122
メールでのお問い合わせはこちら
(お手続きはこちら)
感染症対策課
〒426-0078 静岡県藤枝市南駿河台1-14-1 藤枝市保健センター
電話:054-645-1112
ファックス:054-645-2122
メールでのお問い合わせはこちら
更新日:2024年04月01日