大人の風しん
風しんは飛沫感染により人から人へ感染する感染力が非常に強い疾病です。
妊娠初期の女性が風しんに感染すると、おなかの赤ちゃんが先天性風疹症候群(難聴・先天性心疾患・白内障など)という病気になることがあります。
風しんは予防接種で防げる病気です。感染拡大を防ぐためには、社会全体で免疫を持つことが重要です。
目次
【45歳~62歳の男性】風しん追加的対策について
これまでに公的補助による風しんの予防接種を受ける機会がなかった「昭和37年(1962年)4月2日から昭和54年(1979年)4月1日までの間に生まれた男性」を対象に、風しん抗体検査及び風しん予防接種(第5期定期接種)を無料で実施しています。
この年代の男性は、他の年代に比べ風しんの抗体保有率が低いことが国の調査でわかっています。
対象の方へ、令和7年6月に無料クーポン券を発送しましたので、ぜひ一度抗体検査をお受けください。
抗体検査の対象者
昭和37年(1962年)4月2日から昭和54年(1979年)4月1日生まれの男性で、まだ一度もクーポン券を使用していない人
【抗体検査を受けなくてもいい人】 注意:希望がある人は受けることができます。
・風しんにかかった記録がある人(検査で証明されている人)
・過去に風しんの予防接種を受けたことがあり、かつその記録がある人
・過去(平成26年4月以降)に風しん抗体検査を実施した結果、十分な量の抗体価があると判明している人
受けない場合は、感染症対策課までご連絡ください。
予防接種の対象者
昭和37年(1962年)4月2日から昭和54年(1979年)4月1日生まれの男性のうち、抗体検査の結果、風しんの抗体価が低い人
実施期間
平成31年4月1日から令和7年3月31日まで
※抗体検査は令和7年2月末までにお受けください
回数
1人1回のみ 無料
持ち物
・クーポン券
・本人確認書類(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど)
・風しん抗体検査の結果がわかるもの(予防接種対象者)
実施医療機関
全国4万カ所以上の医療機関(下記の厚生労働省のホームページ参照)
市内の実施医療機関はこちら (PDFファイル: 534.0KB)
抗体検査は、健康診断等で実施可能な場合があります
・職場での健康診断や人間ドックの機会に受けられる場合があります。詳しくは勤務先の担当者にお尋ねください。
・藤枝市国保加入の方は、市の特定健診で一緒に受けられます。(予約の必要はありません)
その他
クーポン券を紛失した人、転入前の居住地で済んでいない人などには、無料クーポン券を送付します。詳しくは、感染症対策課(電話054-645-1112)へお問合わせください。
風しんワクチンの定期接種の年代別経緯
生年月日 | 接種状況 | |
---|---|---|
(1962年)昭和37年4月1日以前生まれ | 男女ともに接種なし | |
(1962年)昭和37年4月2日~(1979年)昭和54年4月1日生まれ 注釈 | 女性のみ中学生で集団接種 | |
(1979年)昭和54年4月2日~(1987年)昭和62年10月1日生まれ |
|
男女ともに中学生で個別接種 |
(1987年)昭和62年10月2日~(1990年)平成2年4月1日生まれ |
|
男女ともに幼少時代に1回接種 |
(1990年)平成2年4月2日以降生まれ |
|
男女ともに合計2回接種 |
注釈:この年代の男性が、平成31年度から風しん追加的対策の対象
厚生労働省/風しんについての情報外部リンク
健康被害救済制度について
予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、接種の後、一時的な発熱や接種部位の腫れ・痛みなどの比較的よく起こる副反応以外にも、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が生じることがあります。極めてまれではあるものの、そのような事態が生じた場合に備え、救済制度が設けられています。
しかし、その健康被害の原因がワクチン接種ではなく、偶然、同時にかかった感染症などが原因である場合もあります。そこで、予防接種・感染症・医療・法律の専門家により構成される国の審査会で、接種後の症状が予防接種によって起こることを否定できない場合も対象とするとの考え方に基づき、因果関係を判断する審査が行われます。その後、厚生労働大臣がワクチン接種による健康被害であると認定した場合に、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
詳しくは、以下のリンク先をご確認ください。
風しんの任意予防接種の助成
安心して子どもを産み育てられるように、風しんワクチン、麻しん風しん混合ワクチンの接種費用の一部を助成します。
対象者
妊娠を希望する女性およびそのパートナーなどで、風しん抗体価の低い人
風しん抗体価の低い人の基準
HI法 16倍以下、EIA法8.0未満、CIEIA法 14.0未満
静岡県では風しん抗体検査に係る費用の助成事業を行っています。対象者等については静岡県ホームページでご確認ください。
注意事項
妊娠をしている女性は、接種できません。
女性は、接種の1か月前と接種後2か月は妊娠を避けてください。
助成回数
1人1回のみ (風しんワクチン、麻しん風しんワクチンのどちらかのみ)
過去にこの助成を受けたことがある方は対象外です。
助成額
・風しんワクチン 4,000円
・麻しん風しん(MR)ワクチン 5,000円
実施医療機関
藤枝市 麻しん風しんワクチン 行政措置予防接種実施医療機関 (PDFファイル: 148.8KB)
接種の流れ
藤枝市内の委託医療機関で接種する場合
- 実施医療機関に予約をします。
-
医療機関にて予診票と申請書を記入後、接種を受けてください。
-
接種費用から助成額を引いた金額を、医療機関窓口にてお支払いください。
持ち物(委託医療機関で接種する場合)
● 風しん抗体価検査の結果
● 氏名・住所がわかる本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など)
● 妊娠を希望する女性のパートナーなどの場合は、関係を証明できるもの
○ 藤枝市法定外予防接種助成金交付申請書兼代理受領委任申出書(医療機関窓口にも設置されています)(PDFファイル:62KB) ※(Wordファイル:30.9KB)
その他の医療機関で接種する場合
委託医療機関以外で接種する場合、以下の手順で受診および払い戻しの手続きをしてください。払い戻しの手続きは接種日の翌日から起算して1年以内に行ってください。
- 予防接種実施依頼書の発行申請を以下のいずれかの方法で行ってください。
・申請フォームから必要情報を入力
・藤枝市感染症対策課へ連絡(電話:054-645-1112)
- お手元に予防接種実施依頼書が届いたら、実施医療機関に予約をします。
-
医療機関にて、依頼書を提出し、接種を受けてください。
-
接種費用の全額を、医療機関窓口にてお支払いください。その際、領収書と予診票の写しをもらってください。
-
藤枝市保健センター(感染症対策課)の窓口で払い戻しの手続きをしてください。(郵送可)
持ち物(委託医療機関以外で接種する場合)
- 氏名・住所がわかる本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など)
- 予防接種実施依頼書(申請いただいた方へ送付します)
- 予診票(申請いただいた方へ送付します。 ご自宅でご記入のうえ、ご持参ください。)
払い戻しの申請場所と受付時間(郵送可)
・藤枝市保健センター2階事務室(藤枝市南駿河台1-14-1)
・午前8時30分~午後5時(土曜日・日曜日・祝日を除く)
払い戻しの際の持ち物
- 風しん抗体検査の結果
- 接種済み証(接種したことがわかるもの)
- 領収書の原本(ワクチンの種類が記載してある明細書も)
- 予診票の写し
- 接種者本人の振込先の通帳またはキャッシュカード
- 妊娠を希望する女性のパートナーなどの場合は関係を証明できるもの
- 藤枝市法定外予防接種助成金交付申請書(償還払い)(※保健センター窓口にも設置されています)(PDFファイル:64.8KB) ※(Wordファイル:31.8KB) ※記入例(PDFファイル:155.7KB)
健康被害救済制度について(行政措置予防接種)
任意(接種者本人や保護者の希望で行う)接種のうち、藤枝市が指定する予防接種を委託医療機関で接種する場合、または予防接種実施依頼書を持参して接種する場合は、行政措置予防接種となります。
万が一、予防接種を受けたことにより健康被害が生じた場合には、医薬品医療機器総合機構法に基づく救済の対象となりますが、補償額が定期接種よりも低額となるため、市で保険に加入し、定期接種とほぼ同額の補償を受けることができるようになっています。
詳しくは、以下のリンク先をご確認ください。
お問い合わせ
(健康相談はこちら)
健康推進課
〒426-0078 静岡県藤枝市南駿河台1-14-1 藤枝市保健センター
電話:054-645-1111
ファックス:054-645-2122
メールでのお問い合わせはこちら
(お手続きはこちら)
感染症対策課
〒426-0078 静岡県藤枝市南駿河台1-14-1 藤枝市保健センター
電話:054-645-1112
ファックス:054-645-2122
メールでのお問い合わせはこちら
更新日:2024年05月16日