非核平和に関する取組
非核平和都市宣言

藤枝市民会館横に設置したモニュメント
核兵器の廃絶・世界の恒久平和は、人類共通の願いであります。
我が国は、世界で唯一の核被爆国として、あの惨禍を二度と繰り返してはなりません。
我々は、平和憲法の精神から命の尊厳を強く認識し、核兵器廃絶を全世界に訴えるとともに この人類共通の大義に向かって、不断の努力を続ける使命があります。
藤枝市では、昭和62年12月18日に「藤枝市非核平和都市宣言」を市議会において議 決し、世界の恒久平和と安全への願いを高らかに宣言しました。
藤枝市非核平和ゾーン
平和を希求する想いを新たにするため、非核平和都市宣言から20周年を記念し、平成19年12月に総合運動公園内に「非核平和ゾーン」を整備しました。
非核平和ゾーンには、広島市と長崎市から譲り受けた被爆2世の「アオギリ」「クスノキ」を植樹し、現在では、市民の憩いの場の一つとなっています。
非核平和都市宣言モニュメント「生命の樹」
藤枝市の世界恒久平和を願うシンボルとして、市政40周年を記念して平成7年に藤枝駅南口に建立しました。
モニュメントの「三本の樹」は、大地から天空に向 かって力強く伸びゆく生命力を表現し、過去から現在、そして未来へと人類の悲しい歴史を繰り返すことのな いよう平和を守り、次代に引き継いでいくよう強い想いが込められています。
市民や団体が実施する非核平和推進事業の支援
非核平和都市宣言の趣旨に基づき、写真展や映画上映会、講演会などの非核平和推進事業を実施する藤枝市内の団体や個人に対し、補助金を交付しています。
補助事業の募集に関する詳しい内容については、藤枝市総務課へお問い合わせください。
市内中学生の広島平和記念式典への派遣
戦争を知らない若い世代に戦争の怖さや核兵器の悲惨さを直に知ってもらい、その体験を広く市民に広めるため、市内中学生を広島平和記念式典に派遣し、平和について考えていく機会としています。
派遣した生徒からは、現地で感じたことや自分の戦争や核兵器に対する考えを作文にして提出してもらい、毎年8月15日に実施する「藤枝市戦没者追悼・平和祈念式典」で発表を行うとともに、感想文集を作成して市内中学校への配布、市ホームページへの掲載を行います。




これまでの作文集
非核平和講演会
戦争を知らない世代に被爆者の方や被爆2世の方からから直接、戦争の怖さや核兵器の悲惨さを伝えてもらい、永く平和の大切さや尊さを学ぶ非核平和講演会を平成26年から続けています。


非核平和団体等への参加
日本非核宣言自治体協議会
「核戦争による人類絶滅の危機から、住民一人ひとりの生命とくらしを守り、現在および将来の国民のために、世界恒久平和の実現に寄与することが自治体に課せられた重大な使命である。宣言自治体が互いに手を結びあい、この地球上から核兵器が姿を消す日まで、核兵器の廃絶と恒久平和の実現を世界の自治体に呼びかけ、その輪を広げるために努力する」という趣旨のもと、昭和59(1984)年に広島県府中町で設立されました。
全国の300を超える自治体により組織され、さまざまな平和事業などを通して設立の趣旨の実現に努力しています。
藤枝市は、平成5(1993)年より協議会に参加しています。
平和首長会議
昭和57(1982)年ニューヨークの国連本部で開催された第2回国連軍縮特別総会において、当時の広島市長が、世界の都市が国境を超えて連体し、ともに核兵器廃絶への道を切り開こうと「核兵器廃絶に向けての都市連帯推進計画」を提唱。
この計画の趣旨に賛同する世界各国の都市で構成された団体です。
世界160以上の国・地域の8000を超える都市が加盟しており、藤枝市は平成11(2009)年より加盟しています。
更新日:2024年08月23日