連携中枢都市圏構想について
地域経済の活性化や住民サービスの向上等を図るため、静岡県中部地域の5市2町(静岡市、島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市、吉田町、川根本町)では、国の連携中枢都市圏構想を活用した取組を進めています。
連携中枢都市圏構想とは
人口減少・少子高齢社会にあっても、地域を活性化し経済を持続可能なもとし、市民が安心して快適な暮らしを営んでいけるようにするため、地域において、相当の規模と中核性を備える圏域の中心都市と近隣市町が連携し、コンパクト化とネットワーク化により「経済成長のけん引」、「高次都市機能の集積・強化」及び「生活関連機能サービスの向上」を行うことにより、人口減少・少子高齢社会においても一定の圏域人口を有し活力ある社会経済を維持するための拠点を形成することを目的としています。
項目 | 内容 |
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連携中枢都市の要件 |
次の1から3までの要件をすべて満たす都市です。 1.政令指定都市又は中核市 2.昼夜間人口比率おおむね1以上(昼間人口≧夜間人口) 3.三大都市圏の区域外に所在すること 静岡県内では、静岡市、浜松市、富士市、沼津市が要件を満たす |
項目 | 内容 |
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連携中枢都市宣言 | 連携中枢都市が圏域全体の将来像を描き、圏域全体の経済をけん引し住民全体の暮らしを支えるという役割を担う意思表示を宣言 |
連携協約 | 連携中枢都市及び連携市町村が圏域全体の方向性、連携する分野、役割分担を定めた協約書を中枢都市と連携市町が1対1で締結(議会の議決を要する) |
連携中枢都市圏ビジョン |
連携協約に基づく具体的な取組等について、連携中枢都市と連携市町が協議により作成 |
連携中枢都市圏構想推進要綱 (PDFファイル: 304.7KB)
連携中枢都市圏の役割
人口減少・超高齢社会において、人々の暮らしを支え、経済をけん引していくのにふさわしい都市圏として、以下の3つの役割が期待されています。
項目 | 取り組み |
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1.圏域全体の経済成長のけん引 | 都市圏域内の多様な資源・企業・人材を動員し、産学金官民が連携して地方の経済をけん引 例:産学金官民一体となった経済成長戦略の策定、地域資源を活用した地域経済の裾野拡大、戦略的な観光施策 等 |
2.高次の都市機能の集積・強化 | 都市圏域全体に対する高度・専門サービスを提供し、グローバルな人材が集まってくる環境を構築 例:高度な医療サービスの提供 高度な中心拠点の整備 等 |
3.圏域全体の生活関連機能サービスの向上 | 都市圏域全体の利便性を向上し、連携市町の住民ニーズにも対応 例:生活機能の強化、結びつきやネットワークの強化等 |
中部5市2町における広域連携の取り組みの経緯
中部5市2町では、「静岡県中部5市2町首長会議」を開催するなど、情報交換、共通する行政課題に関する課題解決や広域連携に向けた協議等を進めてきました。
連携中枢都市圏構想に関する協議は、国の制度が創設された平成26年度から始まりました。
年度 | 時期・取り組み内容 |
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平成26年度 | ・静岡県中部5市2町による研究を進めることを確認 |
平成27年度 | 6月~総務省の「新たな広域連携促進事業」(モデル事業)に取組 3月、静岡市が連携中枢都市宣言 |
平成28年度 | 4月~総務省モデル事業の検証、圏域の将来像・制度活用メリット等協議 8月、首長会議(連携中枢都市圏形成に向けた協議加速化を確認) 12月、首長会議(年度内の連携協約締結を目指すことを確認) |
総務省「新たな広域連携促進事業」
平成27年度には、総務省の「新たな広域連携促進事業」に選定され、広域連携の研究と5市2町が協力連携して事業に取り組みました。
項目 | 取り組み |
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1.圏域の魅力の創造と移住・定住の推進 | ・移住、定住ガイドの作成 ・移住セミナーの共同開催 ・移住体験ツアー、婚活ツアーの実施 |
2.圏域の人材確保と創業起業の支援 | ・リクルートカフェの開催 ・創業起業支援情報サイトの開設 |
3.広域観光の推進と地域経済の活性化 | ・教育旅行モニターツアーの開催 ・DMO構築の検討 |
4.MICE推進と集客・交流拠点の研究 | ・集客施設等の現状把握調査の実施 |
連携協約(案)の議案上程について
中部5市2町は、それぞれの歴史や文化を受け継ぎ、固有の地域資源に恵まれ、発展を続けています。こうした地域の多様性を活かすとともに、5市2町が主役となって、相互に連携・協力しながら、地域経済の活性化や住民サービスの向上を目指す「しずおか中部連携中枢都市圏」を形成するため、平成29年2月藤枝市議会定例会に以下の議案を上程し、平成29年3月22日に議決されました。
議案番号:第43号議案
議案名:静岡市及び藤枝市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約について
しずおか中部連携中枢都市圏首長宣言・連携協約の締結
平成29年3月30日、しずおか中部連携中枢都市圏域5市2町の首長が一堂に会し、しずおか中部連携中枢都市圏首長宣言書・連携協約書合同調印式を開催し、静岡市と連携協約書を締結しました。
しずおか中部連携中枢都市圏ビジョン
しずおか中部連携中枢都市圏が目指すべき将来像や連携協約に基づき推進する具体的な取組をまとめた「しずおか中部連携中枢都市圏ビジョン」を策定しました。(平成29年3月策定、2019年3月改定)
また令和4年度以降の取組をまとめた「第2期しずおか中部連携中枢都市圏ビジョン」を策定しました。(2022年3月策定)
項目 | 内容 |
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圏域が目指す将来像 |
海・山・街道を活かした多極連携・交流都市 ~日本の中心!住みたいまち 訪れたいまち 活力あふれる豊かな圏域を目指して~ |
3つの柱 |
1.圏域全体の経済成長のけん引 2.高次な都市機能の集積・強化 3.圏域全体の生活関連サービスの向上
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第2期しずおか中部連携中枢都市圏ビジョン(PDFファイル:2.1MB)
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広域連携課
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電話:054-643-3229
ファックス:054-643-3604
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更新日:2022年04月01日