河川水生生物調査

水生生物を指標として河川の水質を総合的に評価するため、また環境問題への関心を高めるため、藤枝市では、三年に一度河川水生生物調査を実施しています。

本調査は、静岡県藤枝市を流れる主要河川及び支川の水質の状況を、そこに生息する水生生物の種類から判定し、評価することを目的に実施しました。河川の水質は化学分析によっても測定できますが、ほとんどの場合、測定値は採水時の瞬間的な値を示しており、採水した数分後には分析値が変わることも考えられます。これに対し、水生生物による水質判定は、“川底にすんでいる生きものは、過去から調査時点までの長い時間の水質の状況を反映している”との考えの元、水生生物（底生生物）の種類を調べることによって、調査場所の長期的な水質状況を知ることができる方法です。

藤枝市では、昭和60年（1985年）から水生生物調査を始めており、令和4年度で13回目の調査になります。

調査結果は報告書にまとめるとともに、学習用のパンフレット「川の中のヒラタ君」を作成し、市内小中学校や市営公共施設に配布しました。