藤枝市が「ウォーカブル推進都市」に参画!

藤枝市では、国土交通省が令和元年7月12日に募集を開始した「ウォーカブル推進都市」の趣旨に賛同し応募した結果、令和元年8月28日、国土交通省のホームページにて「ウォーカブル推進都市」として公表されました。

「ウォーカブル推進都市」とは

世界の多くの都市で、まちなかを車中心からひと中心の空間へと転換し、人々が集い、憩い、多様な活動を繰り広げられる場へと改変する取組が進められています。

これらの取組は、ひと中心の豊かな生活空間を実現させるだけでなく、地域消費や投資の拡大、観光客の増加や健康寿命の延伸、孤独・孤立の防止ほか、様々な地域課題の解決や新たな価値の創造につながります。

これらを踏まえ、令和元年6月26日に「都市の多様性とイノベーションの創出に関する懇談会」において、“WE DO”~Walkable,Eyelevel,Diversity,Open をキーワードとするこれからのまちづくりの方向性が打ち出され、国土交通省よりこの取組に向けた政策実施のパートナーとして「ウォーカブル推進都市」の募集がありました。

この“WE DO”に賛同する都市(地方公共団体)を「ウォーカブル推進都市」として、「居心地が良く歩きたくなるまちなか」の形成を目指し、国内外の先進事例などの情報共有や、政策づくりに向けた国と地方とのプラットフォームに参加し、ウォーカブルなまちづくりを国と共に推進していくものです。

藤枝市の取組

藤枝市では、JR藤枝駅周辺約160haに対し、平成20年度から内閣総理大臣認定による中心市街地活性化基本計画に基づき、拠点施設整備や賑わい創出イベントなどハード・ソフトの両輪で民間活力を積極的に導入した官民連携によるまちづくりを推進しています。

これまでの取組により、中心市街地内の居住人口や歩行者通行量、宿泊客数などの大幅な増加や、路線価の上昇率が4年連続県内トップになるなど成果や効果が発現されていますが、新たな課題や社会潮流への対応、さらなる中心市街地の活性化のため、平成30年度から第3期計画がスタートしました。

第3期計画では、「質の高い暮らし 溢れる賑わい しずおか中部の生活・交流拠点」をまちづくりのテーマに掲げ、「都市機能集積による生活利便性の向上」や「個性的で魅力ある店舗の出店促進によるエリアの求心力向上」、「街なかの活動・交流機会の創出による昼間の賑わいの向上」などの目標を達成するため、市街地再開発事業やリノベーションによるまちづくりの推進、道路や広場などの公共空間を活用した賑わい創出イベントの開催、IoTを活用したシェアサイクルの取組などを実施し、歩きたくなるまちの推進や集い・活動・交流の促進、回遊性の向上を図っていきます。

具体的な取組は以下のとおりです。

(1)実施済・実施中の主な取組

1. 賑わい創出イベントの開催

多様な主体による駅前広場やメインストリートなどの公共空間を有効活用したイベント(芸術・文化、交流、マーケット、イルミネーション等)の毎月1回以上開催(プレイスメイキングの取組としても実施)し、活動・交流を推進しています。

2. 藤枝駅前地区総合再生会議(エリアマネジメント組織)の「まちづくり憲章」に基づく取組

「持続可能で魅力あふれる徒歩圏暮らし」の実現を目指して、各再開発事業関係者や商店街等が一体となって地域主導でエリアマネジメントを行い、「まちづくり憲章(紳士協定)」に基づき、景観形成や安心安全な取組などを実施しています。面として一体的なまちづくりを推進しています。

3. 藤枝駅前一丁目8街区市街地再開発事業(地区名称:フジエダミキネ)によるコミュニティ空間整備

本市初の都市再開発法による市街地再開発事業の実施により、施設内を花で飾られたコミュニティ通路や地域住民に開放している緑あふれるコミュニティパークを整備しました。また、セットバックによる歩道のバリアフリー化と一体となった歩道空間整備により、安心・快適で円滑な移動を確保しました。

4. IoTを活用したシェアサイクルの取組

中心市街地を起点に、中心市街地間や市内各拠点への移動利便性や回遊性の向上を図ることにより、中心市街地と市内観光拠点との交流をさらに促進させるとともに、まちの低炭素化による環境にやさしいまちづくりを推進しています。

5. 駅周辺における都市公園の整備

コミュニティや都市防災の拠点となる、芝生広場を中心とした都市公園(8カ所)を整備し、様々な人(老若男女)が集い、活動・交流、憩いの場として利用されています。

(2)今後の主な取組(予定)

1. 駅前広場高質空間形成

駅前広場の高質化により、人が歩きたくなり、憩いと交流の場の創出、緑化による都市景観の向上や、品格と潤いのある都市空間形成を図ります。

2. 景観形成重点地区指定

JR藤枝駅周辺を景観形成重点地区に指定し、良好な景観づくりにより、居心地がよく歩きたくなるまちなかづくりを推進します。

3. 駅周辺無電柱化

志太榛原広域の中心的な商業地として都市景観の向上、都市災害の防止を図るとともに、安全で快適な歩行空間形成を図ります。

4. 藤枝駅前地区(駅前一丁目6街区・9街区等)の市街地再開発事業によるオープン空間整備

高品質な公共的空間の創出や公開空地と歩道のバリアフリー化と一体となった歩道空間、広場などの整備により、歩きたくなるまちを推進するとともに、集い・活動・交流の促進を図ります。

5. 踏切改良

狭隘な踏切を拡幅し、歩行者や自転車の快適な通行空間を確保し、安全安心でまちの回遊性向上を図ります。

イメージ

(参考)「居心地が良く歩きたくなるまちなか」のイメージ

出典:国土交通省ホームページ

お問い合わせ

中心市街地活性化推進課
〒426-0034 静岡県藤枝市駅前2-1-5 藤枝市文化センター内
電話:054-641-3366
ファックス:054-641-3369

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更新日:2019年10月31日