令和5年度文化体験教室【尺八】を開催しました
尺八の歴史を学び、音出しや曲練習を行いました
令和5年7月29日(土曜日)に青島南地区交流センターにて、「文化体験教室」の尺八教室がスタートしました!講師は文化協会三曲部が務めます。
教室が始まると、参加者たちには1人1本ずつ練習用のプラスチックでできた尺八が配られました。本物は竹でできているそうです。講師からの挨拶では、尺八は「音を出す」こと自体がとても難しい楽器であるとの説明があり、参加者たちは練習に向けて気を引き締めていました。


初めに、尺八の歴史についての説明があり、奈良時代に箏と一緒に日本に伝わった楽器であることや、現在の形になったのは江戸時代の中頃であることなどを学びました。正倉院には、聖徳太子が使ったとされる尺八があり、大きさや材質が今と異なるそうです。また、「尺八」とは大きさや長さのことを指しており、一尺八寸が基本ですが、長さによって音も異なるそうです。初めて知る尺八の歴史に、参加者も感心しているようでした。


実際に尺八を使い、音を出す練習では、いい音を出すコツとして、正座して背筋を真っ直ぐ伸ばすこと、息を吹くときは手のひらに乗せた綿を吹き飛ばすように「ふっ」と吹くことなどのアドバイスがあり、参加者たちは、音を出そうと何度も繰り返し練習をしていました。また、正座して音が出ない場合は、寝そべりながら吹いてみるのも一つの方法らしく、寝そべりながら練習している様子も見られました。


今後の予定について
今後、11月の市民文化祭と文化体験教室合同発表会での発表に向けて、全10回の練習に励みます。発表の当日は、参加者たちが体験教室を通して学んだ成果を披露します。入場は無料ですので、是非、会場までお越しください!
更新日:2023年08月09日