令和5年度文化体験教室【謡曲】を開催しました
謡曲の名場面の謡(うたい)や仕舞(しまい)を練習しました
令和5年7月8日(土曜日)に生涯学習センターにて、「文化体験教室」の謡曲<宝生流>教室がスタートしました!講師は静岡掬水会が務めます。
この日の練習は、「羽衣」と「鶴亀」の謡(うたい)の練習から始まり、謡曲の経験のある参加者たちは慣れた様子で謡っていました。また、「羽衣」の詞の中にある『三五夜中』という詞は、三×五=十五で『十五夜』を指していることや、羽衣を貰った天女が天に帰るところを描いていることなどの解説がありました。


続いて、手に持った扇を腰(公演当日は袴)に差した後、手を太ももの上に置き、お腹に力を入れて腰から歩くこと、静かにすり足で歩くことを意識しながら、列になって歩く練習を行いました。また、座る際は右足を引き、グラグラせずにまっすぐ正面を見て座ることがポイントであるとの説明があり、この一連の座る所作によって、どれくらい謡曲の経験があるかどうか判断できるのだそうです。


基礎練習が終わった後は、演目ごとに分かれ、講師からの個別指導の時間となりました。初めに演目がどのような場面を描いているのかという説明があり、その後、仕舞の練習を行いました。指導の中では、扇の角度や扇の開き方のコツ、右足から出て、左足で止まるといった歩き方などの細かな解説があり、参加者たちは、講師の所作をお手本にしながら、一つ一つ丁寧に仕舞を繰り返し、練習に取り組んでいました。


今後の予定について
今後、10月の市民文化祭と11月の文化体験教室合同発表会での発表に向けて、全10回の練習に励みます。発表の当日は、参加者たちが体験教室を通して学んだ成果を披露します。入場は無料ですので、是非、会場までお越しください!
更新日:2023年07月11日