令和6年度子ども合唱アカデミーが始まりました
子ども合唱アカデミーとは?
指導者・担い手育成事業
本市では、過去にコンクールで全国大会に出場する学校があるなど、合唱が盛んだったことから、音楽によるまちづくりの一環として、各学校の合唱活動を支援する「指導者・担い手育成事業」を行っており、子どもたちの歌唱技術と指導者の指導技術の向上を図ることを目的に、事前公募により決定した小中学校を対象に合唱指導の専門家を派遣しています。派遣においては、実施校から要望を伺い、子どもたちの発声や歌詞の表現方法など、合唱活動に欠かせない基礎から応用まで、さまざまな指導を行っています。また、今年度は新たな試みとして、令和4年9月24日に包括連携協定を締結した「東京混声合唱団」の協力を得て、NHKコンクール出場校への支援事業を予定しています。
合唱の魅力発信事業
また、子どもたちを対象に合唱・歌うことの楽しさを伝える「合唱の魅力発信事業」も実施しています。日本を代表するプロの合唱団である「東京混声合唱団」の協力により、令和6年7月27日(土曜日)に「歌うまちふじえだ♪合唱祭」を開催します。午前の部では、幼児向けの合唱コンサート「0さいからの合唱コンサート」、午後の部では、事前レッスンを経た公募による児童の合唱団・市内の大人の合唱団及び東京混声合唱団との共演となる「歌うまちふじえだコンサート」の開催を予定しています。
令和6年度の専門家派遣がスタートしました!
4月23日(火曜日)今年度の第1回専門家派遣が実施され、藤枝小学校の4~6年生の児童を対象に合唱指導を行いました。講師には、数多くのオペラ作品や音楽コンサートに出演されているプロの声楽家で、藤枝順心中学校・高等学校コーラス部の指揮者も務められている佐藤典子氏をお迎えしました。
今回は、子どもたちが4月で進級したばかりということもあり、歌うときの姿勢や口の開け方、身体をほぐす運動など、発声や基礎的な内容を中心に指導していただきました。
初めに、首を横に倒したり、左右に身体をひねったりなど、身体をほぐして準備運動を行うと、子どもたちの緊張も少しずつほぐれた様子が見られました。続いて歌うときのポイントとして、口の中に飴玉を入れたようなイメージで口を開けること、意識してたくさん息を吸うことなどを教えていただくと、佐藤先生のお手本を真似して自分たちで考えながら歌っていました。
また、合唱ではお互いの声を聴き合うことでハーモニーが生まれることを実感するべく、ド/ミ/ソの3音のグループに分かれて和音の響きを確認しました。そのほかにも、歌詞の意味を聞いている人に伝えるように言葉のかたまりを意識して歌うことや、語頭の音が聞こえるように意識して歌うことなど、表現についてのアドバイスもあり、1時間の授業の中で、楽しく合唱に取り組むことができました。




今年度の派遣予定
今年度は市内中学校8校、小学校4校への専門家派遣を予定しており、校内音楽会に向けた指導に加え、NHKコンクール出場校への合唱指導も行います。また、音楽教諭の指導力の向上を目的とした「指導者研修会」も小学校、中学校各1回の開催を予定しています。
更新日:2024年04月24日