令和7年度文化体験教室【箏】を開催しました

和楽器「箏」の演奏練習をしました

令和7年7月12日(土曜日)に市民ホールおかべにて、「文化体験教室」の箏教室がスタートしました!講師は文化協会三曲部が務めます。

まず参加者は、箏を弾く際に使用する「爪」を選びました。爪の形は流派によって異なり、生田流では爪先が四角い「角爪」、山田流では丸みを帯びた「丸爪」を使用します。その後、一人ずつ箏の前に座り、教室がスタートしました。講師からは、箏の構造や弾き方、楽譜の読み方について説明があり、参加者は目の前の箏をよく観察しながら、熱心に耳を傾けていました。

筝の練習1
筝の練習2

演奏練習では、最初に「さくらさくら」に挑戦しました。箏の楽譜は、一般的な五線譜とは異なり、13本ある絃にそれぞれ「一」から「十」、さらに「斗(と)」「為(い)」「巾(きん)」といった名前が付けられています。初めは戸惑う様子も見られましたが、1時間も経たないうちに、参加者全員がサビの一節を通して弾けるようになりました。

筝の練習3
筝の練習4

続いて、発表会で披露する「証城寺の狸囃子(しょうじょうじのたぬきばやし)」の練習に入りました。それに先立ち、講師が箏の調弦を行いました。箏は、絃の下に置かれた「箏柱(ことじ)」の位置を変えることで音を調整するため、曲ごとにあらかじめ音を作る必要があります。今回の演奏は、参加者を2グループに分けて合奏する形で行われました。練習前には、生田流と山田流それぞれの講師による模範演奏が披露され、その美しい音色に参加者も大いに刺激を受けていました。この曲には、「掻き爪」や「トレモロ」、絃を指で弾く特殊な奏法なども含まれており、初日から盛りだくさんの内容となりました。参加者は初めての体験に戸惑いながらも、真剣に取り組む様子が印象的でした。

筝の練習5
筝の練習6

今後の予定について

今後、11月の市民文化祭と文化体験教室合同発表会での発表に向けて、全10回の練習に励みます。発表の当日は、参加者たちが体験教室を通して学んだ成果を披露します。入場は無料ですので、是非、会場までお越しください!

11月1日(土曜日)和楽器部門発表 (会場:市民会館)

11月9日(日曜日)文化体験教室合同発表会 (会場:市民会館)

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更新日:2025年07月15日