みちゆかし~古道で出会うおもしろきこと~

みちゆかし~古道で出会うおもしろきこと~

江戸時代、徳川家康公により宿駅が開かれ、街道として整備が行われてから400余年。藤枝宿・岡部宿のほか、静岡市とも連携して、旧東海道やその周辺をフィールドに、歴史や文化を体験できる15のプログラムを開催。貴重な建造物や寺社など歴史的な遺構や景観の活用と保全のほか、地元芸術家によるアートとの融合など、多彩な内容で街道文化の魅力を広く発信します。

積み重ねられてきた伝統やまちの物語を体感し、地域にある出会ったことがない物事に出会える“未知(道・満ち)”な体験をお楽しみください。

開催期間

令和8年9月26日(土曜日)~12月13日(日曜日)

申し込み

令和8年9月10日(木曜日)正午から、各プログラムの申込先(藤枝おんぱく公式WEBサイト内「みちゆかし」専用ページや各公共施設に配架されている冊子に記載している連絡先)にお申し込みください。

みちゆかし2026パンフレット表紙

静岡おんぱくネットワーク内「みちゆかし」専用ページ外部リンク

プログラム内容

東海道怪異めぐり ― 猫石、怪火、幽霊絵巻

浮世絵や和本を読み解きながら旧東海道の文化を楽しむ「みちゆかし」プログラム。通算4 回目のテーマは藤枝とその周辺に伝わる怪異です。

若い娘に化けた狐、落ち武者と滝、畑の上で燃え上がる怪火――。藤枝の各地には、不思議な言い伝えが残されています。また、四世鶴屋南北は歌舞伎「独道中五十三駅」で、丸子宿の猫石にまつわる怪異を描きました。このほか、青島には誰も見たことがないという「幽霊の絵巻」の噂もあります。今回のプログラムでは、さまざまな文献から拾い集めた妖しい話を紹介します。

対話型美術鑑賞会《ミてハナしてタべて》 内山財団美術館で会いましょう。

旧東海道の仮宿に位置する、食事ができる美術館《 内山財団美術館》の収蔵品を鑑賞し、参加者同士で対話しながら作品理解を深めるアートイベント。美術の知識を前提としない、自身の感想と解釈を《対話により重ね合わせて》表現の世界をじっくり味わっていきます。

「みちゆかし」にあわせて内容を大幅ブラッシュアップ。表現することが当たり前にある日常を目指して、《新たな対話の遊び》を用意しています。美術作品に囲まれながら、鑑賞も食事もできる美術館で、皆さんにお会いできることを楽しみにしています

旧藤枝宿の神社を巡礼散歩 - 神社の歴史秘話あれこれ-

旧藤枝宿を歩いてみると他の宿場に比べ、驚くほど神社仏閣が街道筋や路地に多い事に気がつきます。街道から少し離れた場所ではなく、ほぼ街道に沿って立地し、立派な神社だけではなく、町内会レベルや個人の商店、宿場の時代に存在した重要な施設、常夜燈などの小さな神様が点在しています。
そして今でも近隣の地域や人々の鎮守の神様として慕われており、昔からお祭りなども氏子や町内会、近隣の人々の協力によって行われています。今回は、街道筋の神社にスポットを当て、各神社をお参りしながらご案内します。

落語× 説法 高座バトル

落語家さんの噺とお坊さんの説法を同じ高座で披露する大胆な企画。これは、その昔、説法自慢のお坊さんと噺自慢の落語家が、お寺の高座で競い合ったという伝承に由来しています。

今回、明治初期に作られた高座の上で「禍」と「福」をテーマに話を披露。説者は藤枝出身の落語家、真打ち『古今亭志ん好』師匠と、島田市出身の二つ目『柳家小太郎』さん。山梨県の『横山瑞法』上人と静岡市の『榎本宏純』上人。司会進行は会場の大慶寺住職『大場唯央』上人です。日本人の生活や心に深く根付く 「説法」と「落語」。そんな、2 つの?いい話?をお寺まで聞きに行きませんか。

《大井の水のエトセトラ》 ポタリングで巡る藤枝〜岡部編

大井川水系から瀬戸川水系へ、葉梨川、朝比奈川、岡部川、用水、工水、上水、湧水、鉱泉、時代と用途、地形と風景。暮らしの中のさまざまな“ 水のカタチ”を辿るショート旅(トリップ)です。今回は「大井の水のエトセトラ」初となる自転車移動。藤枝駅から岡部まで、片道約10km の道のりをおよそ2 時間(往復4 時間)で風景と水の記憶を味わいながら、のんびり進みます。水にまつわる、まちに息づく多様な水の物語を一緒に巡りましょう。
※ご自身の自転車もしくはレンタサイクルを使用

花蔵の乱を歩く 良真(玄広恵探)と今川義元前夜の 葉梨里山歴史ハイキング

葉梨地区に残る山城と寺社をめぐり、今川家の歴史を物語として体験するハイキングです。室町時代に今川氏の氏寺として創建された長慶寺で五輪塔と無縫塔に歴史の重みを感じ、花倉八幡神社の由緒、そして良真が籠もった花倉城跡をつなぐことで、花蔵の乱がぐっと身近に感じられます。5 ~ 6km ほどの行程には山道もあり、足元に注意しながら進むことで、当時の人々が歩いたであろう道の険しさも体感できます。

葉梨の里山の静けさ、寺社の祈り、戦国の緊張感が一体となり、葉梨地区の歴史の奥深さに出会えます。歴史を知らない方でも、現地に立つことで戦国の歴史を身近に感じられる旅に仕上げました!
 

『明治トンネル150 周年記念』 日本遺産の明治トンネルと各元号のトンネルを知ろう

宇津ノ谷地内の明治トンネル(宇津ノ谷隧道)は、先人たちが岡部や宇津ノ谷地域の交通路を確保するため、私財を投げうって建設したものです。その後、大正・昭和・平成トンネルは自動車の普及に伴い建設され、人や物の流れに大きな影響を与えました。

今回は駿州の旅日本遺産構成文化財でもある明治トンネルをはじめ、宇津ノ谷のトンネル群はどのように建設されたかを学びます。当時の技術や情熱を、実際に歩きながら感じてみませんか。

かしばや 光の音楽祭

「大旅籠柏屋」は江戸時代の旅人が体を休めた岡部宿を代表する宿泊施設でした。貴重な建物は1998 年に国の登録有形文化財となり、江戸時代の歴史を学べる歴史資料館となっています。この歴史ある会場を舞台に、9 月26 日(土曜日)~ 10 月25 日(日曜日)の土日祝日の夜限定で「明治時代」や「明治トンネル」をテーマにした「柏屋の竹あかり」を開催します。9 月26 日にはヴァイオリンとピアノの生演奏によるオープニングコンサート、10 月3 日には明治偉人隊による公演を開催します。施設内に飾られたあたたかな光と共に、秋の宵ならではの特別な時間をご堪能ください。

西駿河における徳川vs 武田の長期攻防戦の様相を学ぼう! 家康の田中城包囲戦の付城群を巡る

田中城は、駿府の西を守るために今川期に構築されました。武田信玄の駿河侵攻後、武田流の築城技術により一段と強固な円郭式縄張りとなり駿河支配の拠点城郭となりました。その後、遠江・駿河攻略を図る徳川家康により、天正3(1575)年から武田氏が滅亡するまでの7年間、断続的に田中城攻めが行われ天正10(1582)年、家康の手中に落ちました。『家忠日記』には、田中城の周辺丘陵に付城を築き、執拗な城攻めを行っていたことが記されています。田中城はじめ付城6か所ほどを巡り、徳川対武田の田中城攻防戦の様相を学びます。

【徒歩の行程約7キロメートル・高低差約90m】(バス移動あり)

藁科川中上流域の山城の由来と駿府城の石切場を学ぼう! 武田の尾沢渡城と小瀬戸の史跡を巡る

藁科川上流域にある尾沢渡城は、武田氏末期の天正9(1581)年6月の穴山梅雪書状写から明らかになった山城で、武田流の縄張りを見事に残しています。中流域の小瀬戸には、南北朝期創築を伝える小瀬戸城があり、後醍醐天皇の皇子を近くの「御所の谷」に迎え入れたと云われます。また、ダイラボウの南東に位置する下沢奥には、徳川家康が天下普請により駿府城を築城及び改修した際の石垣の石切場があり、駿府城方面を遠望できます。

【徒歩の行程約7キロメートル・高低差約120m】(バス移動あり)

四季の郷愁音旅 ~箏・フルートコンサート~

藤枝市青葉町の曹洞宗「正泉寺」にて、箏とフルートの音色で四季を旅するひとときをお届けします。藤枝市とゆかりの深い童謡「月の沙漠」「茶摘(ちゃつみ)」など親しみのある曲を中心に演奏します。当日は東海道の島田市金谷にある井村園の「金谷和紅茶ももか」と、その和紅茶を使ったお菓子をご用意します。かつて東海道を行き交う旅人たちをもてなしてきたお茶が、今では和紅茶やお茶菓子としても楽しまれています。お茶の香りに包まれながら、箏とフルートの音色をお楽しみください。みなさまの心の中の、懐かしい風景をたどる豊かな時間となれば幸いです。

川越しの地で紡ぐ 一閑張りの器づくり

一閑張りは、江戸時代初期に中国から渡来した明の遺臣・飛来一閑(ひらいいっかん)和尚が、紙貼りの器に漆を塗って仕上げたのが始まりとされています。その素朴な美しさと堅牢さは、のちに生活什器として広く庶民にも愛されるようになりました。

この度、当時の面影を色濃く残す歴史的建造物「大井川川越遺跡・仲間の宿」を舞台に、一閑張りのお皿作りを開催します。竹で編んだ器に、案内人自らが意匠を凝らした独自の柄の和紙を貼り付け、現代の暮らしに調和する古今折衷の趣がある作品へと仕上げていきます。

丁子屋でアップサイクル ハイカラな年賀状を作ろう!

囲炉裏の灰を使って年賀状を作ってみませんか。丁子屋では、茅葺の風景を守るため毎朝囲炉裏に火を入れています。ワークショップでは、その灰から絵の具を手作りし、ハガキに絵や文字を描きます。東海道中膝栗毛で有名な十返舎一九は「この世をば どりゃおいとまに 線香の 煙とともに はいさようなら」と、灰(はい)をかけた洒落の句を残しました。囲炉裏の灰に新たな命を吹き込み、自分だけの一枚を描いてみましょう。体験後は名物とろろ汁の定食を味わいます。

東海道の旅人たちに思いを馳せ、歴史と食、ものづくりを楽しむひとときをお過ごしください

藤の葉染めで秋の藤を楽しむ

初秋に色づく藤の葉を用いた草木染めを、藤枝市にある了善寺で開催します。「藤の葉染めで秋の藤を楽しむ」をテーマに、自然の色彩に触れながら、シルクのスカーフを一枚ご自身の手で染め上げる体験です。季節の移ろいを感じながら、世界にひとつだけの作品をお楽しみください。染め物をやったことのない方も大丈夫。静かな寺の空間で、秋の藤が生むやさしい色を一緒に楽しみませんか。

歴史と文化が交差する岡部宿専称寺 金管五重奏で巡る名作映画音楽紀行

1590年、秀吉の小田原征伐。戦火が消え、天下統一により新たな文化が花開いた1594年、東海道岡部宿に専称寺は誕生しました。

かつて宿場の寺が人と文化の交差点として旅人を受け入れてきたように、この秋、ここ専称寺に世界中で愛される名作映画音楽が集います。金管五重奏アオイブラスクインテットが奏でる「ウエストサイドストーリー」「サウンドオブミュージック」「ニューシネマパラダイス」。430年の歴史が息づく静かな本堂で、愛と希望の旋律を味わう、心豊かなひとときを過ごしませんか。

パンフレットの配布

プログラムの詳細が掲載されているパンフレットは、令和8年9月上旬より市役所や各地区交流センターなどで配布しています。

お問い合わせ

街道・文化課
〒426-8722 静岡県藤枝市岡出山1-11-1 藤枝市役所東館4階
電話:054-643-3036
ファックス:054-643-3327

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更新日:2026年08月26日