藤枝北高生が商店街活性化をお手伝い~「白子名店街MAP」を作成~
白子名店街の魅力を伝えるMAPが完成しました
商店街の役割は、「買い物の場」のみではありません。地域コミュニティの大切な担い手でもあります。また、「教育の場」としての役割もあるのをご存知でしょうか。
今年度から、藤枝北高校と白子名店街が連携し、「高校生が地域とつながる商店街再生プロジェクト」を開始しました。
これは、藤枝北高校の2年生19名が、商業科の選択科目「広告と販売促進」を学んで得た知識を、現場(商店街)で実践するというものです。
1年間の活動を通じ、その集大成として、白子名店街MAPを作成。白子名店街の魅力が伝わるMAPができあがりました。
このマップは、奇数月の第1土曜日に開催される“白子100円笑店街”で配布されるほか、白子名店街事務局、藤枝市役所、市内の各公共施設などでも配布中です。
ぜひ、ご活用ください。
白子100円笑店街では、藤枝高校の生徒自ら配布
マップお披露目の日となった3月4日(土曜日)の白子100円笑店街には、マップを作成した北高生たちが駆けつけ、マップ配布のお手伝いを行いました。
100円笑店街を楽しむお客さんに、「私たち北高生が作ったマップです」と声を掛けながら差し出すと、多くの方が笑顔で受け取ってくれました。
高校生らしいポップでかわいらしいデザインは、小さな子どもにも大人気でした。
白子名店街MAP ダウンロード
藤枝北高校×白子名店街 1年間の歩み
1年間を通じ、商店街と藤枝北高校では、さまざまな取り組みを行ってきました。
ここでは、その一部を紹介します。
商店街の現状を知るために~商店街代表・市職員からの講話
講師
- 土屋勉さん(白子名店街理事長)
- 種子島時保さん(白子名店街副理事長)
- 藤枝市商業観光課職員
3名が講師を務め、藤枝市における商店街の現状と、白子名店街の歴史、取り組みを紹介。生徒は真剣にメモを取りながら、商店街について学んでいました。
商品の特長やこだわりを紹介する「商品POP」を作成!
店舗の取材を経て、自分が気になるお店を1年間担当することに。
お店の方に商品の特長やこだわりを聴き、商品のもつ魅力を伝える紹介POPを作成しました。
“どのようにしたらお客さんの目に留まり、販売促進に繋がるか”と考えながら、学校の授業で学んだことを生かして、作り上げました。
インターンシップで販売活動を体験!
夏休みには、インターンシップで、実際に就業体験を行いました。
販売・接客、店舗のディスプレイの提案・変更、値段POPの作成など、お客さんやお店の人とコミュニケーションをとりながら、実習を行いました。
高校生たちの笑顔と一生懸命働く姿に、お店を訪れたお客さんからも、「若い子がいるとお店も明るくなっていいね」と好評でした。
写真は、お店の方の指導を受けながら商品紹介POPを作っているところです。
店や店主の魅力を伝える!白子名店街ポスター総選挙
秋には、「白子名店街ポスター総選挙」を開催。
生徒たちが作成した各商店のポスターを商店街に掲示し、人気投票を行い、入賞作品を選びました。
インターンシップを経験した生徒が作成したポスターは、店主やスタッフなどの「人」に焦点を当てたものや、店の雰囲気やこだわりを表現したものなど、商店を中から見たからこそできた作品ばかりです。
白子名店街ポスター総選挙グランプリ受賞作品
↑グランプリを受賞した「かぎや糸店」のポスター。(松浦うららさん、八木愛菜さん作成)
「かぎや糸店の方の人柄の良さを伝えたい」という思いを込め、作成したそうです。
1年間の成果を報告!~「活動報告会」を開催~
3月13日(月曜日)には、1年間の活動を振り返る「活動報告会」を開催。商店街からも店主らが出席する中、生徒たちひとりひとりが堂々と報告を行いました。
生徒たちからは、「実体験だからこそ深く学ぶことができた」「社会に貢献できる喜びを感じた」「コミュニケーションの大切さを学んだ」という声が聞かれ、また、商店街からは「生徒の皆さんが一生懸命やってくれて嬉しかった」「若い力で白子名店街も活気付き、大変良かった」「来年も引き続きやってほしい」という喜びの声がありました。
来年度も、さらにパワーアップした活動を行っていきます。
お問い合わせ
商店街活性化推進室
〒426-0026 静岡県藤枝市岡出山2-15-25 藤枝市役所南館2階
電話:054-643-5250
ファックス:054-631-9082
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更新日:2021年03月25日