とんがりぼう(旧藤枝製茶貿易商館)店舗情報!(蓮華寺池公園内)
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【愛称決定】
令和4年4月9日(土曜日)のオープニングセレモニーで、愛称が「とんがりぼう」に決定したことが発表されました。
正式名称は、旧藤枝製茶貿易商館となります。
【概要】
歴史的産業遺産の観光資源化により、茶文化の継承と観光交流を推進するため、年間150万人が訪れる市内随一の観光スポットである蓮華寺池公園にとんがりぼう(旧藤枝製茶貿易商館(茶文化発信・観光交流拠点))を整備しました。明治34(1901)年頃に設立された「藤枝製茶貿易会社」による「旧藤枝製茶貿易商館」の和洋折衷な建築や、特徴的なとんがり屋根の意匠を活かし、藤枝茶の魅力や茶文化をより多くの人に発信します。藤枝のお茶や地元食材を使った食事が楽しめるほか、お茶関連商品やお土産の販売も行い、市民や来訪者の皆さんが気軽に藤枝茶に触れ合える機会を創出していきます。
施設概要
木造2階建 延床面積179.48平方メートル
1階
〇給茶処(軽飲食)
藤枝茶や地元の特産品等を使用した飲食の提供を行っています。
〇展示・観光案内・物販
藤枝茶等に関する展示や商品・観光パンフレットの設置などによる情報発信を行っています。
〇屋外レンタルスペース
藤枝で新たに飲食店や物販展などのオープンを検討している人たちにチャレンジの場を提供し、新たな挑戦を応援しています。
〇屋内レンタルスペース(2階和室)
闘茶体験や、茶文化に触れるイベントなどを行い、新たな価値を生み出す仕掛けの場として活用しています。
注意:座卓・座布団をご使用いただけます。
基本情報
営業時間…午前10時~午後5時、11月~2月(冬季期間)は、午前10時~午後4時(午後4時ラストオーダー)
ランチプレート提供…午前11時~午後2時
注意:おむすび単品等は、営業時間内販売しています。(売り切れ次第終了)
注意:アフターヌーンティーセットは、平日の午後2時~4時までのご提供となります。
定休日…火曜日(火曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始(令和5年12月29日(金曜日)~令和6年1月3日(水曜日))
注意:令和5年12月27日(水曜日)~12月28日(木曜日)は、通常営業となりますが、ランチプレートのみ休止させていただきます。
ライトアップ…日没~午後9時(通年)
給茶処メニュー
注意:メニューは、時期等、都合により変わる可能性があります。
アフターヌーンティーセット(藤枝産有機茶葉使用)(PDFファイル:8.7MB)
注意:アフターヌーンティーセットは、平日の午後2時~4時までのご提供となります。(午後4時ラストオーダー)
利用料金
〇入場無料
〇レンタル利用(事前予約制)
・屋外レンタルスペース
1日(午前9時~午後5時) 3,300円(電気・水道代込み/税込)
・屋内レンタルスペース(2階和室)
午前(午前9時~午後1時) 2,200円(電気・水道代込/税込)
午後(午後1時~5時) 2,200円(電気・水道代込/税込)
1日(午前9時~午後5時) 3,300円(電気・水道代込/税込)
注意:詳細につきましては、下記連絡先までお問い合わせください。
注意:冬季期間も午後5時まで使用可能です。
連絡先
とんがりぼう(旧藤枝製茶貿易商館)
電話…080-3642-3955
対応時間…午前10時~午後5時
定休日…火曜日(火曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始(令和5年12月29日(金曜日)~令和6年1月3日(水曜日))
運営事業者…静岡鉄道株式会社 × 一般社団法人SACLABO × TEA SEVEN協同組合
とんがりぼうの紹介ページ・・・https://www.saclabo.com/tongaribow
駐車場
515台(無料)蓮華寺池公園駐車場をご利用ください。
注意:藤まつり期間中は、有料となります。
住所
藤枝市若王子701-1(蓮華寺池公園内)
建物の見どころ
【移築部分】
〇とんがり屋根(一部)
屋根上の飾り…屋外からご覧になれます。
梁・火打ち・桁…1階(展示・観光案内・物販スペース)から上を見上げて
いただくとご覧になれます。
〇和室
床の間・床柱・脇床…2階和室にてご覧になれます。
【再現部分】
〇建物の外観(給茶処(軽飲食)は除く)…屋外からご覧になれます。
〇2階窓…屋外または、2階にてご覧になれます。
〇茶文字入り鬼瓦5枚…屋外からご覧になれます。
【その他ポイント】
〇茶殻入り漆喰内壁…1階(展示・観光案内・物販スペース)にてご覧になれます。
〇当時の窓をリメイクしたテーブル・カウンター…1階(給茶処・軽飲食)スペースにてご使用いただけます。
歴史
「旧藤枝製茶貿易商館は、明治34年(1901年)頃に設立した、輸出茶を扱う「藤枝製茶貿易会社」の事務所であった。この時期の静岡県の茶業界は、明治32年に清水港が外国貿易港の指定を受けて、それまでの横浜港から外国の手で輸出する方法ではなく、清水港から直接貿易ができるようになったため、茶貿易の中心が横浜から静岡へ移った。
そして横浜などにあった製茶会社や輸出商社が静岡市へ移り、静岡市は日本の茶集散地市場として発展した。藤枝も交通の便が良いことから茶業者が急増し、静岡に次ぐ茶集散地市場といわれ、輸出茶の増加とともに発展した。
そんな時代を反映して、藤枝製茶貿易会社は広大な敷地にこの洋館の事務所を中心として、コの字型に荷受場、再製加工場、荷造保管場を配置した工場を完成させた。内部には拝見場、応接事務所を備え、横浜居留のの外国商社並の製茶再煉場である「お茶場」も設けられていた。茶の貿易に対する熱意が伺える画期的な構想であったという。
2階屋根の隅棟に付く鬼瓦には、星型の枠の中に「茶」の文字江尾浮き立たせた紋章が入っている。この会社のマークであったと言われ、会社設立の意気込みが感じられる建物であり、茶の町藤枝を象徴する遺産である。」
参考文献:『静岡県の近代化遺産』2000
再整備前の旧藤枝製茶貿易商館(藤枝5丁目地内)
・旧藤枝製茶貿易商館(旧建物)
・とんがり屋根(塔屋)の解体作業時の様子
更新日:2022年04月05日