「藤枝茶」について
藤枝・岡部の茶園は山間地が大部分を占めます。作業をするには大変な急傾斜地で藤枝のお茶は生産されています。茶畑は、瀬戸谷、葉梨そして朝比奈地域を中心に市内のあちこちにあり、山間部では川の両岸に山の斜面に沿うように作られています。清流がつくった山間の土地は、水はけの良い肥沃な土壌であるうえ、 朝夕、川霧に包まれるこの地域は、日差しが柔らかで、昼夜の寒暖差が大きく、香り高い銘茶の産地として知られてきました。
また、近年では、抹茶や食用原料として需要が増加している「てん茶」生産も盛んに行われております。
朝比奈地域では、山間傾斜地に茶園が拓かれ、玉露茶、かぶせ茶、煎茶の高級茶を産出しています。
<歴史>
1681 年(江戸時代)に書かれた古文書に「茶園」のことが記載されていることから、その頃すでに藤枝で茶業が盛んだったといわれています。また、明治時代以降には、交通の要衝として発展してきた藤枝には多くの茶商が集まり、志太地域の茶の集散地として大いに栄えました。
岡部地域では、室町時代には朝比奈川沿岸で茶が栽培され、明治30 年頃には、朝比奈地区で玉露が栽培されるようになったといわれています。
藤枝茶シンボルマーク「藤香ちゃん」
令和4年度完成!「藤枝モデル茶園事業」
藤枝親茶(ふじえだしんちゃ)
香りにホッとし、ほどよい渋味にすっきりする。昔ながらのおいしい藤枝茶に今こそもっと多くの方に親しんでいただけるよう、藤枝親茶(ふじえだしんちゃ)と名付けられました。令和3年度より、JAと生産者、藤枝市茶振興協議会とが「藤枝モデル茶園事業」として取り組んでおり、茶の木に与える肥料や施肥方法を見直し、土作りからこだわった茶栽培を行っております。
「藤枝モデル茶園」で摘採された一番茶のみを使用しており、良質な茶葉の成分と香りは、最高級の煎茶にも負けない風味となっております。
令和元年誕生!新ブランド茶
藤枝一香
茶の根がしっかり張る元気な土作りから更なる旨味を引き出す有機肥料の施肥、香りや味が強い幼木茶園の使用とこだわりの茶葉を1年で3日しかない摘採期に摘み取り、浅く蒸すことで、香り高く深い味わいに仕上げたお茶です。
藤枝3姉妹
藤枝かおり
口の中に広がるジャスミンの花のような香りと、まろやかなうま味に加えたやさしい渋味が特徴です。さわやかな香りを残すので、洋菓子とよく合います。ペットボトル茶も大好評です。
藤枝めぐみ
茶師がそれぞれ匠の技により仕上げた煎茶を、市民が選ぶ”藤枝茶ブランド審査会”により入選した藤枝生まれのお茶で、毎年秋に限定発売されます。
藤枝くれは
渋味少ないさっぱりとした飲みごこちとふわりと口の中に広がる甘味が特徴です。洋菓子やあんこを使った和菓子にもよく合う新しい紅茶です。
お問い合わせ
藤枝市茶商工業協同組合(藤枝市堀之内1-10-6)電話:054-641-4173
藤枝3兄弟
飲まっかしん
藤枝市瀬戸谷地区の生産者が丹精込めて栽培したお茶で、山里のお茶独特の風味と豊かなコクが特徴です。
葉梨物語
藤枝市葉梨地区のお茶を使用し、丁寧に仕上た程良い渋味と芳醇な香気がある、昔懐かしいお茶です。
稲葉の雫
藤枝市稲葉地区のお茶を使用し、茶葉の芽を細かくし、鮮やかな緑色とまろやかな風味に仕上がったお茶です。
朝比奈玉露
清流が織り成す自然の中で丹念に育てられた最上級茶です。お茶の新芽が出始めた頃、コモやワラなどで覆って3週間程度太陽の光を遮り、渋味を抑え、うま味成分を豊富にした濃厚な味わいです。
お問い合わせ
JA大井川 藤枝茶流通センター(藤枝市堀之内848)電話:054-643-5511
更新日:2023年05月31日