学区の危険箇所管理を電子化し、様々な情報を一元管理したい
課題の要点
解決したい課題
現状書面で行っている市内各学区の危険箇所調査報告及び対応状況管理等について、電子化により効率化及び正確性を向上させたい。また、関係課との共有も容易に行いたい。
想定する実証実験
必要な情報をGISや地図上等で電子的に管理できるシステムの開発、試行
実現したい未来
通学路上の危険箇所に関する情報の適格な把握、蓄積、関係者間での確実な共有(教育委員会、各学校、警察、道路管理者など)が可能となる。
提案企業が得られるもの
他の自治体や教育委員会でも横展開が期待できる。
ストーリー
市の取り組み
昨年6月、千葉県では児童の列に飲酒運転のトラックが突っ込み、児童5人が死傷する事故が起きました。
通学路で子供たちが巻き込まれる交通事故は全国で後を絶ちません。
藤枝市では、子供たちを犠牲にしないために、学校やPTA、地元町内会等から報告のあった危険箇所を、関係各課で協議し、事故を未然に防ぐための道路整備等を進め、子供たちを守る取り組みを続けています。
現状の危険箇所調査について
◇過年度報告件数
過年度から蓄積された報告件数は莫大な数になる。どこまで、どのように解決されているのか管理も難しい。
H17~H30 小学校 約3,400件 中学校 約1,200件
◇報告様式
地図も添付されてくるが、基本文字による報告で場所や課題のイメージが難しい
今後への期待
現状の書面管理
↓
GIS上等でデータを一元管理!
・学校情報
・地区情報
・路線情報
・課題
・対応策
・改善履歴 ほか
↓
「効率的な情報管理で計画的で適切な危険個所の改善」につなげたい!
未来を担う子供たちを守るためにぜひ私たちと一緒に課題解決に取り組みませんか?
募集要項
背景
元々は平成17年度に鹿児島市の防空壕で中学生が一酸化炭素中毒死する事故を受け、教育委員会主導で学区内の危険個所調査が始まった。その後は、全国で度々発生する交通事故を受け、通学路の危険箇所の調査報告が大半を占めるようになった。
現状本市では、市内の各学区の危険箇所調査報告が書面によるもので、場所の特定や問題の状況把握が難しく、対応策の検討にも苦慮する。また、調査報告が年間数百件あげられるが、報告側の担当者も変わっていくため、重複した箇所があったり、視点の違いのみで同様の箇所が報告に上がる場合もある。道路等の整備状況等も徐々に変化していくなか、過去の報告箇所が是正されたのか、現状の把握も手間がかかる。過年度からの大量に重なった情報の整理が難しくなっている。また、取りまとめは教育委員会だが道路整備等は市道路課、県、警察と多岐に別れ、情報のリアルタイムな共有が難しい。
課題
解決したい課題
・学区や学校情報等の情報管理を効率化したい。
・通学路の地図データ管理によりルートの修正、更新を容易に行いたい。
・報告のあった危険個所をGIS上で管理でき、位置関係の把握を容易にしたい。
・過年度情報(文字・写真)を全て掲載し、重複や関連性が見える形にしたい。
・新規データ(年間200件程度)の反映が職員でも容易に行えるようにしたい。
・データ量が年々増加してもハードスペックのアップグレード等が不要で、軽い操作で扱えるものとしたい。
・庁内関係課が閲覧できるようにしたい。
求める解決策
GIS等の地図上で視覚的に報告箇所を参照ができ、その詳細情報を確認でき関係各課で情報共有できるシステム
想定する実証実験内容
必要な情報をGISや地図上等で電子的に管理できるシステムの開発、試行
・過年度データから危険個所の集中する箇所の把握
・点と点だった危険個所が結び付き路線や地区に広がった状況把握が可能となることで、これまでのピンポイント整備を計画的な広域整備にも役立てる。
実証実験成功後の発展性
庁内関係各課での情報共有から、関係機関、県他市町へも広げられれば管轄や市町境を跨いだ対策にもつながる。
提案企業に求める 専門性
情報蓄積にも重くならないGISソフト、年数百件あるデータを職員の誰でも容易に情報入力ができるインターフェースの開発力
プロジェクトの進め方・打合せ方法
定期的なオンライン会議のほか適宜開催
提供可能な データ・環境等
過年度報告資料(エクセルデータ、PDF等)
プログラム終了後の本格導入
有効性が確認された場合、予算要望へ向け取り組んでいく
お問い合わせ
情報デジタル推進課
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更新日:2023年08月30日