2023大河ドラマ「どうする家康」を契機とした市内観光需要喚起

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課題の要点

解決したい課題

市内のイベントやスポーツ大会等を目的に来訪する参加者を、市内に回遊させたい。

少人数でも催行できるなど、手軽に通年実施ができ、インバウンド客にも対応できるコンテンツが乏しい。

本市を訪れる観光客の経済活動の状況等が把握できてない。

想定する実証実験

・手軽に短時間でも参加でき、地域経済活性化へつながる観光コンテンツの開発

・コンテンツ及びプロモーション手段の有効性検証、及び参加者データ等から観光マーケティング活用可能性等を検証

実現したい未来

・潜在的観光客である各種イベント参加者等の市内回遊を促進し、地域経済を活性化!

・国内外来訪者の市内での周遊や経済活動(購買・消費)などが円滑にできる行動支援(多言語化やスマホで完結する決済等)の環境づくり

提案企業が得られるもの

人口減少社会において、交流人口・関係人口の創出と消費行動喚起は、多くの自治体に共通する課題解決の方向性でもあるため、他自治体等への横展開が期待できる。

ストーリー

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皆さん、旅行はお好きですか。印象に残る観光地、旅行先はどこですか。清水寺、スカイツリー、中華街、などなど…浮かぶのは、有名な観光地が多いのではないでしょうか。
京都、北海道、沖縄などは歴史的建築物や有名観光地が多くある都道府県となっていますが、大半の自治体は、有名観光地ではないため、個々の魅力を知ってもらい、来てもらうために、地域資源を基にした着地型観光へ注力しています。本市もその一か所です。

本市の既存の着地型(体験型)観光プログラムは、多くの方に参加していただき、好評を得ております。ですが、通年で即参加できる気軽なコンテンツが少なく、本市を観光以外の目的で訪れた多くの方が参加するのは難しい面もあり、短時間でもふらっと本市の魅力を知ってもらえるコンテンツが必要です。

本市は、江戸時代、東海道宿場町として栄え、市内には、家康ゆかりのストーリーや日本遺産のストーリー、構成文化財等が点在しています。
2023年1月からは、NHK大河ドラマ「どうする家康」の放送が予定されており、本市では、2023年以降、家康に関連するテーマなど話題性のあるコンテンツで集客や市内周遊の仕掛けを作り、地域経済の活性化を図りたいと考えています。

地域の事業者などを連携しながら直接人の流れを作っていく、取り組みがいのある課題だと思います。ぜひ、一緒にトライしてみませんか。

募集要項

背景

・新型コロナウイルス感染症拡大による、観光目的での来訪者数減少。全国的に観光需要が回復しつつあるが、観光地ではない本市の回復は遅い。しかしながら、スポーツや文化鑑賞等、観光目的以外の訪問(スポーツ大会や文化大会等)の回復は早く、年間約20以上のスポーツ大会や文化イベント等が実施されており、参加者は約15,000名いる。

・また2023年1月からは、NHK大河ドラマ「どうする家康」の放送が予定されており、本市には、東海道宿場町として家康ゆかりの施設等や日本遺産の構成文化財等が点在していることから、集客のチャンスと捉えている。

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課題

・市内回遊のための着地型(体験型)観光コンテンツは、予約制や期間限定等が多く、通年で実施して、即参加できるといった気軽なコンテンツが少ない。そのため、スポーツ大会や文化イベント等が目的の来訪者が、空き時間等を活用し、市内を回遊することが難しく、消費行動への誘導に至っていない。


・また、現在までの来訪者の「市内における経済活動(購買・消費等)の実態が把握できてない。今後のデータマーケティング及び効果的な観光プロモーション推進に活用できるデータ取得及び分析が必要。

求める解決策

大河ドラマ「どうする家康」に関連したテーマの最新技術等を取り入れた観光コンテンツ企画の構築・実施

観光コンテンツの中では、有名な観光地のみならず、家康関連ストーリーのあるスポット及び市内の個店等を巡らせる仕掛けや、経済活動をはじめ、行動実態が確認できる機能などがほしい。

想定する実証実験内容

提案の観光ソリューションの試行と効果測定

【例】宝探し×謎解き

単純な仕掛けによる回遊促進ではなく、参加者の考えをめぐらすことで、より地域の理解力を深めるきっかけを作り、リピーター率を上げていく。

■ 実施対象及びサンプル数(目標):市内外の一般応募者 100名

■ 内容

テーマ 徳川家康・東海道日本遺産 等

方法 謎解きで得られる宝探しのヒントを、テーマに沿ったエリア内の個店等へ設置し、市民との交流や経済活動などを促しながら回遊

宝探し賞品市内お店等のお得クーポン(宿泊割引等)やお土産等

■ 告知方法:SNS、HP、市内イベントやスポーツ大会案内チラシ掲載 等

■ 関係団体・部署:市観光協会、スポ振、街・文、文化財、商振 等

■ 検証したい内容

・参加者の滞在時間、ルート、経済活動や属性など把握するとともに、新たな回遊仕掛け及び情報発信方法等の有効性を検証

実証実験成功後の発展性

東海道・日本遺産のプロモーションへの応用可能性が認められれば、事業を拡大したいと考えている。

人口減少社会において、交流人口・関係人口の創出と消費行動喚起は、多くの自治体に共通する課題解決の方向性でもあるため、他自治体等への横展開が期待できる。

提案企業に求める 専門性

参加者の属性などデータ取集、集客のためのアプローチ方法、有効な情報発信方法、(将来的)インバウンド対応やキャッシュレス決済対応 等

プロジェクトの進め方・打合せ方法

定期的な会議 オンライン可

提供可能な データ・環境等

関係団体・部署の紹介、市内施設との調整 等

プログラム終了後の本格導入

予算化の予定有。ただし、コンテンツテーマを東海道日本遺産要素へ拡大していく必要がある。

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更新日:2023年08月30日