見守りロボットを活用し、住みなれた地域で安心して暮らせるようにしたい。

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地域包括ケア推進課

課題の要点

解決したい課題

(1)高齢者の一人暮らしに伴う、コミュニケーション機会の減少

(2)一人暮らしの高齢者を離れて暮らす家族が効果的に見守る手段がない。

想定する実証実験

・コミュニケーションロボットによる孤独感の軽減
・家族とのコミュニケーションの充実

・安否確認
・緊急通報システム:緊急ボタンを押すと家族に連絡、警備会社がかけつけを行う。
・防災連絡:自治体からの緊急メッセージを届ける

実現したい未来

・自宅内での話し相手がいることで孤独感が軽減され、いきいきと暮らせる。

・高齢者と家族間でのコミュニケーションが充実する。

・住み慣れた自宅で暮らす高齢者と、見守る家族いずれもが安心して過ごせる環境を創る。

・高齢者と家族、ケアマネ等がつながって安心な生活を支える。

・緊急時に警備会社のかけつけ等のサービスにつなげ、本人・家族が安心して住み慣れた自宅で暮らすことを支える。

・スマートフォン等がなくても災害情報を受け取ることができる。

提案企業が得られるもの

独居高齢者の見守りや高齢者のコミュニティの希薄化は、地方都市が抱える人口減少社会共通の課題であることから、他の自治体からの需要も見込まれる。

ストーリー

高齢化率、一人暮らし高齢者の増加

令和4年4月1日時点で本市の高齢化率は30%を超え、一人暮らし高齢者も年々増加傾向にある。

 

年齢別人口構成

 

人口(人)

構成比(%)

年少人口

17,826

12.47

生産年齢人口

81,395

56.94

高齢者人口

43,734

30.59

うち後期高齢者人口

22,403

15.67

合計

142,955

100

 

 

高齢者(65歳以上)一人暮らし高齢者数

 

令和2年度

令和3年度

令和4年度

前年比

一人暮らし高齢者数

8,608

8,901

9,168

267

 

市内の高齢者単身世帯は年々増加傾向にある。また、コロナ禍により離れて暮らす家族の往来が難しい環境の中で、家族とのコミュニケーションの機会も減少し、高齢者、家族とも不安を感じているという相談があった。

市の思い

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   今後、高齢化率の増加及び核家族化に伴う一人暮らし高齢者の増加については避けられないのが現状である。これに対応するためにも、緊急通報を可能とするコミュニケーションロボットを導入することによって、一人暮らし高齢者や遠方に住む家族が安心感して生活できるように支援していきたい。

募集要項

背景

市内の高齢者単身世帯は年々増加傾向にある。また、コロナ禍により離れて暮らす家族の往来が難しい環境の中で、家族とのコミュニケーションの機会も減少し、高齢者、家族とも不安を感じる状況がある。

課題

(1)高齢者が一人暮らしにより、孤独感や不安感をもっている。
(2)一人暮らしの高齢者を離れて暮らす家族が効果的に見守る手段がない。

求める解決策

タブレット等を介したコミュニケーションだけでなく、親しみやすさを持つコミュニケーションロボットによる孤独感の軽減

音声・動画等により、離れた家族との円滑なコミュニケーションの実現

平常時・災害時を問わない“独居高齢者の安否確認”

独居高齢者から家族や駆け付けサービスに繋がる緊急通報機能

自治体等からの防災情報等を高齢者本人に届ける。

想定する実証実験内容

ロボットとのコミュニケーション
・利用者を認識し話しかける。定時に話しかける内容の指定、単語の登録が可能である。(指定した時間に服薬を促すよう話す、薬の効能を説明できるようにする等)
・利用者のリクエストに応じて天気予報やニュース、時間等を検索し返答する。

家族とのコミュニケーション
・メッセージの読み上げ、録音したメッセージのテキスト化、既読通知機能等
・ロボットで写真撮影またはメッセージの録音をし、家族に送信する。

安否確認
・1日3回(朝昼晩)など定期的に利用者の様子を確認し、家族に送信する機能の試行。利用者が撮影等を断った際にテキストメッセージを家族に送信する。
・照度センサー・振動センサーの記録で、利用者が消灯、近くを通ったタイミング
を確認する。
・緊急撮影が可能である。(撮影機能がある場合に限る。)

防災・緊急連絡
・キックオフメール(藤枝市の防災情報配信サービス)を利用者へ音声配信する
・緊急ボタンを押すと、家族に緊急通報を届け、委託警備会社がかけつけ等をおこなう。

熱中症対策として熱中症アラートを発信する。

実証実験成功後の発展性

有効性が認められれば、地域包括ケアの課題に加え、災害時の円滑な避難誘導、地域の見守り体制の効率化の手段としての利用促進を見込む。また独居高齢者の見守りや高齢者のコミュニティの希薄化は、地方都市が抱える人口減少社会共通の課題であることから、他の自治体からの需要も見込まれる。

提案企業に求める専門性

ロボットによるコミュニケーションにおける福祉目線での機能構築・分析に関する知見。高齢者、家族の見守りニーズ把握と、見守りロボットへの反映。

プロジェクトの進め方・打ち合わせ方法

定期的な打ち合わせ(オンライン会議も可)

提供可能なデータ・環境等

要相談

終了後の本格導入

実証実験後に費用対効果を検証し、予算化を検討する。

お問い合わせ

情報デジタル推進課
〒426-8722 静岡県藤枝市岡出山1-11-1 藤枝市役所東館4階
電話:054-643-3259
ファックス:054-644-8859

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更新日:2023年08月30日