災害時の情報伝達や平常時の見守りにより、独居高齢者等の安全安心を実現!

課題の要点

解決したい課題

核家族化が進み、老老世帯が増加していることから、高齢者や障がいを持つ方などに、災害情報をはじめ行政からの情報伝達が到達しにくい。

想定する実証実験

高齢者や障がいを持つ方等、誰でも分かりやすいデバイスによる情報伝達・見守りツールの実証

実現したい未来

・誰もが安全・安心に住み続けることができるまちの実現

・離れて暮らす家族も安心できる

提案企業が得られるもの

高齢化は全国の多くの自治体が抱える課題であるため、他自治体での横展開も考えられる。

ストーリー

自治体共通の課題―年々進む高齢化

少子高齢化が全国の多くの市町村の課題となる中、藤枝市は“選ばれるまち”を目指したまちづくりを進めた結果、平成20年から10年連続社会増(転入者>転出者)を記録しました。しかし近年は自然減(出生数<死亡数)が社会増を上回り、高齢化率も3割を超えました。

高齢者人口推移

近年は核家族化も進み、高齢者のみの「老老世帯」や、一人暮らしの「独居高齢者」も増えています。高齢者のみで暮らし、さらに普段から手助けができる家族が近くにいない場合、万が一なにかあったとき対応が遅れることも予想されます。

行政としてできることはなにか

そのような状況の中、高齢になっても安全・安心に住み続けられるまちづくりを行うことは、行政としての役割だと感じています。特に、以下の2点については解決する必要があると考えています。

(1)災害時の情報伝達

(2)平常時からの見守り

(1)災害時の情報伝達

1.市の情報伝達手段

市では市民の皆さんに情報を届けるため、様々なツールを用いて発信をしています。

・広報ふじえだ (月2回発行、全世帯に配布)

・市ホームページ

・SNS(Facebook、Twitter、Instagram)

・メール(防災情報や同報無線の情報、イベント情報、市からのお知らせなど)

・同報無線

広報ふじえだ

広報ふじえだ

藤枝市公式Twitter

藤枝市公式Twitter

 

 

広報ふじえだは全世帯に配布することから、読んでいただける確率は高いですが、月2回の発行のため、リアルタイムでの情報発信が難しいというデメリットがあります。一方、リアルタイムで情報を届けられるツールとして挙げられるホームページ、SNS、メールがありますが、スマホやパソコン操作に慣れていない高齢者にとっては、これらを活用することが難しいケースも多くあります。

 

行政からの情報、特に災害時の緊急情報は、すぐに情報が伝達できないと場合によっては命に関わることもある重要な情報です。一人暮らしの高齢者や、高齢者のみの世帯であれば、発災時の逃げ遅れにつながってしまう恐れもあります。そうした高齢者の孤立を防ぐために、使いやすいデバイスによる情報伝達手段が必要であると考えています。

 

 

キックオフメール

キックオフメール

2.災害時に求めること

災害時、通信が途絶えたりつながりにくい状況が発生するケースがありますが、迅速に情報を届けるためには、災害時にも安定してつながることが重要だと考えています。現在、本市では迅速に災害情報を伝えるため、一斉配信システム(バイザー株式会社「すぐメールplus+」)の導入を検討しています。それらと連携し、配信が可能であれば、職員の負担や配信までのタイムラグも減らすことができ、より迅速な情報伝達が実現できると思っています。

 

また、全ての人に、どんなときでも、的確に情報を伝えることが必要です。目や耳が不自由であっても伝わるように、文字や音で情報を伝えたり、光(ランプの色や点滅速度)で緊急度を伝えたりなどの工夫や配慮ができれば、とても有効なツールになりうると考えます。

(2)平常時からの見守り

安心安全に住み続けられるまちを目指す上で、平常時も見守りを行い、孤立を防ぐ仕組みを構築したいと思っています。

家族が近くに住んでいない場合、万が一なにかあった時になかなか気付くことができず、駆けつけなどの対応が遅れてしまう可能性があり、家族にとっても心配なはずです。そこで、普段からゆるやかに見守りを行いつつ、非常時には家族や地域の支援が得られるような体制をつくり、高齢者にとっても、その家族にとっても安心できるようなくらしを実現したいと考えています。

また、市から行政情報や災害情報を発信したとき、情報を確認したか分かれば、きちんと伝達できたことが確認できると同時に、見守りにもつながるため、ゆるやかな見守りとしては有効な手段となります。

安全安心に暮らせるまちの実現へ

今後さらに高齢化が進む中、このような課題はどの自治体も直面するのではないでしょうか。私たちと先進事例をつくり、この課題に取り組んでいきませんか?

追加:こんなことも実現できたら…

以下は、市として実現できればと思っている希望です。全てを満たす提案は難しいと思いますが、少しでもこれらが実現できる提案であればうれしいです。

 

【災害時にかかわること】

・大規模災害時であってもつながりやすい機器

・一斉配信システム(バイザー株式会社「すぐメールplus+」)と連携し配信ができること。

・文字放送対応(聴覚障がい者に対応可能)

・受信したことを確認できる機能(情報を確認したら利用者がボタンを押す等)

・市からの情報発信に対し、重要度に応じたランプ点滅方法(色や点滅速度)

・オペレーターとの通話機能がある場合市には繋がないこと(災害時対応不可能)

・室内で持ち運びしやすい

・夜間でも押しやすい(蛍光等)

・全避難所に設置→放送設備とつなげることができる

・ラジオ受信可能

 

【平常時の機能】

・防災無線の内容読み上げ(複数回:1回では高齢者が聞き取れない可能性がある)

・警備会社と連携した緊急駆け付けサービス

・利用者に異常があると判断された場合の緊急連絡や駆けつけサービス

・「薬の時間だよ」といった類の定時メッセージの読み上げ

・暑さ指数による熱中症対策メッセージの読み上げ

・防災無線内容や暑さ指数などの家族へのメール発信

・高齢者だけでなく視覚障がい者の方にも使いやすい機能、性能であること

・バッテリーの搭載(充電機能・容易な持ち運び)

・朝・昼・晩の挨拶機能

・家族が安否確認できる機能

・照度センサーや温度センサーによる見守り機能

募集要項

背景

本市でも核家族化・高齢化が進み、老老世帯や独居高齢者が増えている。

市では情報をリアルタイムに伝達するため、ホームページ・SNS等の活用も積極的に進めているものの、デジタル機器に慣れていない高齢者も多くいる。

また、障がいを持つ方も同様に情報入手が困難なケースがあると思われる。

課題

災害時に迅速に情報が受け取れず、逃げ遅れ等が発生する恐れがある。

また、平常時であっても高齢者の独居世帯では、安否確認や非常時の駆けつけ等が難しい。

求める解決策

高齢者や障がい者にも分かりやすい形で行政からの情報を伝達できる仕組みづくり

大規模災害時にもつながりやすい伝達手段であり、文字や音・光などを活用した分かりやすい伝達手段

平常時は高齢者等のゆるやかな見守りを行い、孤立を防ぐシステムを安価に実現させたい

想定する実証実験内容

簡単に操作ができるIoTデバイスによる情報伝達+見守りの有効性検証

実証実験成功後の発展性

市民向けに展開を検討。また、同じ課題を持つ自治体は多いと思われるため、他自治体への展開も考えられる。

提案企業に求める 専門性

高齢者・障がい者向けの事業についての知見

(高齢者等にとってどのようにすれば分かりやすいか等の経験・知見)

プロジェクトの進め方・打合せ方法

オンライン会議対応可

プログラム終了後の本格導入

有効性が確認できた場合は、市民向けに拡大するための予算化を検討する。

お問い合わせ

情報デジタル推進課
〒426-8722 静岡県藤枝市岡出山1-11-1 藤枝市役所東館4階
電話:054-643-3259(システム管理係・デジタル化推進係)
054-631-5585(スマートシティ推進係)
ファックス:054-644-8859

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更新日:2021年07月01日