地域支え合い出かけっCARサービスがスタート
「西益津お出かけ支援隊」が出発式を行いました

高齢者の買い物など外出の支援を住民主体で行う「地域支え合い出かけっCARサービス支援事業」が、6月28日、西益津地区でスタートしました。
「地域支え合い出かけっCARサービス支援事業」とは、市が藤枝市社会福祉協議会(以下「市社協」)に委託し、各地区社会福祉協議会が主体となって運転ボランティアによる外出支援を行おうとする地域に対し、市社協が保有する車両を提供することなどを通して地域の高齢者の外出支援の取組をバックアップする支援制度です。これは、平成30年度に市が開催した、高齢者のための「移動支援研究会」で住民代表、関係団体、市職員などのメンバーで検討した施策を本年度からスタートするものです。
西益津地区社会福祉協議会は、この外出支援を行うために運転や乗降支援を行うボランティア28名で構成する「西益津お出かけ支援隊」を立ち上げ、事前の講習や運行のコースの確認、試運転を行い、事業開始の日を迎えました。
事業開始となるこの日には、西益津地区社協、市、市社協の共催で西益津地区交流センターを会場に出発式を行い、地域住民や来賓など80人が集まり、新たな取組のスタートを祝いました。北村市長は「支援隊の取組は市内外で先進的なモデルケースとなり、広く波及していくもの」と期待を述べました。また、西益津地区社協の一杉俊雄会長は、「高齢化が深刻な中でやらねばならない事業」と事業の必要性を強調し、理解と協力を求めました。
このあと北村市長から支援隊の青木喜男隊長に、外出支援に使用する車両のキーのレプリカを贈呈し、車両のお披露目を行い、買い物支援を利用する高齢者が車両に乗り込み、商業施設に向けて出発しました。
買い物支援を利用した高齢者は、30分程度の買い物を楽しみ、生鮮食品などを購入し、「一人暮らしなのでこうした支援があると助かる」と話しました。
今後、出かけっCARサービス支援事業を活用し、葉梨地区でも住民主体の外出支援事業を立ち上げる予定です。
更新日:2019年08月30日