平成29年度
藤枝もったいない倶楽部環境活動支援事業【4月~平成30年3月】
この制度は、『藤枝もったいない倶楽部』に登録した団体等が、「もったいない運動」を推進していくための環境活動を実施する場合に資金的に支援するものです。これにより、市内で活動する環境市民団体の活性化を図り、かつ、市民のみなさんが環境行動を起こすきっかけづくりの場を増やすことを目的としています。
今年度は「サッカー手まり作り」や「森づくり研修会」などの市民を集めて行う環境活動や、こどもエコクラブ(市内放課後児童クラブ)が子ども達を対象に行った環境学習等を支援し、「藤枝市もったいない運動」の普及に努めていただきました。

古布でサッカーてまり作り

森づくり研修会
こどもエコクラブ
環境フェスタ“もったいない”2017inふじえだ開催【5月20日】
藤枝市が環境のキーワードとしている“もったいない”を広め、だれもが環境に興味を持ち、自ら考え、そして行動するためのきっかけをつくる場として開催しました。
会場では、市内で環境に関連した活動を行っている市民団体のみなさんや事業所のみなさんが、日々の活動報告や活動が体験できるブースを出展しました。そして、子どもから大人まで、多くの市民のみなさんに、楽しみながら環境活動に触れていただくことができました。


来場者数
約6,700人
ところ
藤枝市民体育館
内容
- 古布を使った手まりづくりや古紙を使った絵手紙づくり
- 古着をリメイクしたエコファッションショー
- 竹を使った工作、竹材遊具を使った遊び体験
- 手回し発電体験
- もったいない市場(不要品交換)
- 地元産木材のつみき広場
- 食品ロス削減の工夫をクイズで楽しむ展示コーナー
- 規格外野菜を景品としたスタンプラリー など
グリーンカーテンコンテスト【7月20~9月7日】

地球温暖化防止対策、省エネ行動に対する環境意識を高めていくため、気軽に取組むことができ、また、省エネ効果が高い「グリーンカーテン」を始めるきっかけづくりとして、第3回目となるコンテストを行いました。
グリーンカーテンは、その成長や収穫を楽しみながら節電もできる取組みであり、楽しさや喜びを感じながら環境行動を実践していただくことで、環境にやさしい生活を定着させることができます。
優秀賞については、12月9日開催の「もったいない市民のつどい」で表彰を行いました。
・応募数:51件(家庭部門31件、団体部門20件)
家庭部門 最優秀賞 1名 優秀賞 4名
団体部門 最優秀賞 1団体 優秀賞 4団体

家庭部門最優秀賞 青島様

団体部門最優秀賞
モスバーガー水守店様

表彰の様子
「“もっと、たぁーんと!エコ。”2017」キャンペーン【6月~平成30年3月】
震災後から続く全国の原発稼働停止による火力発電依存の状況は、温室効果ガス排出量の増加に直結しているため、引続き節電、省エネに向けた取組みが必要です。そこで、平成22年度と比較して15%削減を目標に積極的な節電行動を促し、環境行動の習慣化、資源循環型のライフスタイルの定着化を図りました。
“もったいない”緑のカーテンプロジェクト【5月~9月】
節電行動のきっかけづくりとして「緑のカーテン」を市民や市内事業所、学校等に普及啓発しました。
- 公民館や小中学校など公共施設にゴーヤの苗や緑のカーテンのための資材を配布しました。
- イベント時にゴーヤの種を配布し節電を啓発しました。
- 保育園・幼稚園の園児(年長)にゴーヤの種を配布し家庭での節電を推進しました。



ごみ減量のための資源化を推進
- 捨てる前にごみが資源として利用できないのか、特別に意識して取組むように呼びかけました。
- 容器包装プラスチックと雑紙の分別徹底
- マイバッグ持ち歩きの実践呼びかけ
JAおおいがわ“もったいない”古着回収【6月24日】
JAおおいがわ各支店で、古着や紙類の回収を実施。
わが家の節電“もったいない”夏【7月~9月】

各家庭における積極的な節電を促すため、本年は電気使用量前年比2%を目標に実施をしました。その結果119件の目標達成者から応募をいただきました。目標達成者だけでも16,757kWhの電気使用量が削減されました。節電は実施したものの目標に達しなかったという家庭を含めると大きな節電の成果がありました。また、地球温暖化防止の観点から見ると二酸化炭素8,130キログラム(2リットル入りペットボトル約207万本分)の削減ができました。
わが家の節電“もったいない”冬【12月~平成30年2月】

夏の節電に続き、冬季も電気使用量前年比2%削減を目標に実施しました。今冬は非常に厳しい寒さとなりましたが、70件の目標達成の報告をいただき、13,862kWhの電気使用量が削減されました。二酸化炭素に換算すると6,723キログラム(2リットル入りペットボトル約171万本分)の削減ができました。
なお、夏季・冬季ともに、目標達成者には、エコ景品として、ふじえだグリーン商品券(「まんさいかん藤枝」で使用できる商品券)を差し上げました。
小学4年生「もったいない電気みっけ隊」【8月実施】
市内の小学4年生が、夏休みのうち1週間電気使用量を調べることで、1日にどのくらい電気を使っているかを把握し、電気の大切さを実際に体験してもらう取組みです。身近で小さなところから地球温暖化防止活動ができることを実感し、環境に対して、家族で関心を深め話し合う機会になりました。
参加者数
1,033人
結果
今回の電気みっけ隊を通じて、「もっと節電を意識することが大事」「使っていない電化製品のコンセントを抜くだけで、地球のためになるから、これからも節電を続けたい」「家族が全員家にいる日は、なるべく同じ部屋にいて、節電したい」など、電気のありがたみ、節電について学ぶとともに、家族と協力してより節を継続したい、電気や環境について調べてみたいという自主的な行動が発現し、子どもたちの環境行動意識の高まりが窺えました。


もったいないポスターコンクール【7月~
物を大切にする「もったいない」の気持ちを改めて見つめ、考え直すとともに、ごみの減量や環境に関する意識の向上を目的として、小学4年生から「もったいない」をテーマに「ごみ減量」や「地球温暖化防止」など、「環境」に関するポスターを募集しました。
応募総数
113点
入賞
10作品
(市長賞1点 市議会議長賞1点 教育長賞1点 推進委員長賞1点 優秀賞6点)

ポスターコンクール表彰(12月9日“もったいない”市民のつどい)

市長賞(澤本奏穂さんの作品)
藤枝市役所玄関ロビーでの展示(10月10日~10月20日)

藤枝市役所玄関ロビーでの展示(12月1日~12月8日)

藤枝市生涯学習センター展示ロビーでの展示(12月1日~12月10日)

食品ロス削減の取組み【10月~】

▲小中学校に配布したクリアファイル
日本で1年間に捨てられる食品ロスの半分は家庭から出されています。食品ロスを減らすには、無駄な買い物は控えたり、市民一人ひとりが健康に無理のない範囲で“食べきる”ことを意識することが大事です。
そこで、食品ロスの現状を知ってもらうポスターやチラシを作成しましたほか、市内の小学5年生と中学1年生2,624人を対象に、家庭や学校で利用できるクリアファイルを配布しました。また市立の小中学校では、給食の時間に、栄養教諭がクリアファイルをもとにした “食べきり”を意識するための指導を行いました。
レジ袋削減の取組み・マイバッグ運動啓発【10月】
レジ袋削減は、ごみ減量以外にも、原料になっている石油など資源の節減により地球温暖化の原因と言われている二酸化炭素の排出抑制もつながります。身近なところからできる環境行動として、使い捨ての製品をなるべく少なくするよう、不要なレジ袋の削減を進めています。
レジ袋無料配布を中止している市内スーパーは9事業所16店舗(このうち協定締結店舗は6事業所12店舗)です。
マイバッグ持参を啓発するため、環境イベントにおいてパネル啓発を実施するほか、イベント時にはマイバッグを配布しました。
レジ袋削減に向けた取り組みに関する協定締結店舗(30年3月末)
- KOマート 藤枝志太店 藤枝高柳店
- ヒバリヤ 大洲店
- フードマーケットマム 藤枝店
- ザ・ビッグ 藤枝田沼店
- コープしずおか 高洲店
- しずてつストア 駿河台店 薮田店 岡部店 藤枝水守店 茶町店 藤枝高洲店
- バロー 藤枝店
独自に取組んでいる(協定未締結)店舗
西友 南新屋店
田子重 田沼店 清里店
ベイシアスーパーマーケット 藤枝店
富士屋 藤枝五十海店 高洲店 ※ポイント還元
小学4年生の描いたポスターで環境意識啓発!【11月から実施】
「“もったいない”ポスターコンクール」の入賞作品をごみ収集車に貼付し、市民のみなさんへの環境意識高揚の啓発を実施しています!
入賞
10作品
啓発範囲
市内全域
貼付について
ごみ収集車3台の左右側面にポスターを拡大シールにし貼付しました。

もったいないポスターを貼り付けた車両
藤枝市もったいない推進月間!【12月実施】
平成21年12月20日に“もったいない”都市宣言を行ったことを受け、12月を「もったいない推進月間」とし、市民・事業者・行政が一体となって、更なる環境保全活動に取組み、環境行動都市を目指しています。
また、毎年12月第3金曜日を“もったいない”アクションデーとして、“もったいない”都市宣言に沿った取組みを全市的に実践しています。
(今年のアクションデーは、12月15日に実施しました。)


取り組み内容
CO2排出量削減のために公共交通機関の利用促進
市内全域を対象に、通勤や通学、買い物など外出時のマイカー利用の自粛を呼びかけました。
12月15日は、公共交通機関利用によるCO2排出量削減のため市自主運行バスを終日無料にしました。
藤枝市統一ノーカーデー【12月15日】
市内事業所と市役所が、「藤枝市統一ノーカーデー」を実施し、自動車による二酸化炭素排出量およそ2.32トンが削減されました。
参加者総数
1,028人
CO2削減効果
2,322キログラム-CO2
藤枝市統一ノーカーデー参加事業所
26社
- 株式会社飯田電機
- 株式会社石垣印刷
- インター産業株式会社
- 角丸建設株式会社
- 環境整備事業協同組合
- 有限会社佐野石材
- 株式会社サンパーツ
- 静岡金型株式会社
- 株式会社静環検査センター
- 株式会社志太紙業
- 消防設備保全株式会社
- 株式会社杉村工務店
- 有限会社塚本興業
- 株式会社ツムラ静岡工場
- 東海ガス株式会社
- 株式会社ニチビ静岡工場
- 日清紡テキスタイル株式会社藤枝事業所
- 株式会社バスクリン
- 株式会社藤枝事務器商会
- 藤枝商工会議所
- 藤枝製紙株式会社
- マツバ製茶株式会社
- 株式会社丸川組
- 三井農林株式会社藤枝工場
- 株式会社山田組
- 藤枝市役所

自主運行バスに乗り込む様子
市内統一ライトダウンの実施【12月15日】
20時から22時の消灯呼びかけ
環境市民となるための取り組みへの参加促進
もったいないエコファミリー宣言への参加を呼びかけました。
市内小中学校もったいないアクション宣言【12月15日】
児童生徒が主体的に環境行動を実践する取組として、すべての小中学校において独自のエコ活動“もったいない”アクションを宣言し実践しました。
参加数
市内小中学校27校の児童生徒及び教員、地域住民など 11,941人
主な宣言内容
- 給食の残量0を目指す
- アルミ缶を○○キログラム集める
- ペットボトルキャップを○○個集める
結果
- アルミ缶 約635キログラム回収
- ペットボトルキャップ 約101.5キログラム回収
- 給食食べきり ほぼ達成(数値で示せない)
- 校内放送やポスター等でアクションデーPR
まち美化統一“もったいない”アクション【12月15日】
まち美化里親登録団体の皆さんが、各団体登録の場所の美化活動を重点的に実施しました。
活動報告団体
17団体
- 青木まちづくり委員会
- いかるみをきれいにするグループ
- 株式会社ツムラ静岡工場
- マルマン・ファイブ
- 藤枝駿河台森づくり委員会
- 茶屋河原公園花を育てる会
- 藤岡3丁目防犯燦々ビューティークラブ
- 岡部竹里の会
- 大渕フラワークラブ
- ひかりが丘緑花友の会
- トヨタ部品静岡共販株式会社
- 左車町内会
- 中部電力株式会社藤枝営業所
- 株式会社トーエネック藤枝営業所
- 中部電気保安協会藤枝営業所
- 県立藤枝特別支援学校
- スキルアップスクールSES藤枝校
活動参加者
666人
活動内容
落ち葉拾い、花壇の植え付け、ごみ拾い、草刈り、植木の剪定、竹林伐採整備など


もったいないエコクッキング教室開催【12月2日】
藤枝地区交流センターを会場に、「食の学び舎くるみ」中野ヤスコさんを講師に迎えて実施した教室では、工夫しながら楽しく調理して、おいしくいただくことで、廃棄する無駄な食材をとても少なくすることができることを、参加したみなさんに実感していただきました。
「エコ・クッキング」は、東京ガス株式会社の登録商標です。
参加者数
21名

もったいない市民のつどい開催【12月9日】
藤枝市もったいない推進月間の核となるイベントとして、“もったいない”ポスターコン クール、グリーンカーテンコンテストの優秀者を表彰する表彰式や、次世代環境リーダー育成事業ハワイ研修に参加した高校生による研修報告を実施しました。
また、多くの方に食品ロスについて知ってもらい、楽しく減らすためのきっかけづくりとなる映画『0円キッチン』の上映会を行いました。
会場内では、市の食品ロスに関する取組みやもったいない運動の取組み、生ごみ処理器の処理過程の説明、バイオマスの紹介などの展示を行いました。
また当日は、家庭で余っている食品を集めて、フードバンクに寄付をする「フードドライブ」を実施しました。短時間での実施にも関わらず多くの食品が集まり、関心の高さが窺えました。集まった食品は、その日のうちに、 認定NPO法人フードバンクふじのくに へお渡ししました。
ところ
藤枝市生涯学習センター
参加者数
330人


エコファミリー宣言の取組み【平成22年2月15日から継続中】
家族で環境にやさしい生活に取り組んでもらうきっかけとして、「もったいないエコファミリー宣言」の取組みを行っています。
これは、『1人1日二酸化炭素25%(1.4キログラム)削減』『1人1日ごみ10%(50グラム)削減』『環境保全活動への参加』といった3つの目標を宣言し、取組み例を参考に「エアコンの使用を1日1時間減らす」「使わない電気機器のコンセントを抜く」「エコバッグの使用」など、エコ生活を3カ月間実践するというものです。3カ月後、その結果の自己評価を市へ報告すると「もったいないエコファミリー」として認定され、「認定書」と「ふじえだグリーン図書カード」を贈呈しています。
この宣言世帯数を増やし、環境にやさしいライフスタイルの定着を促進するため、 各イベントでエコファミリー宣言の取組みを啓発しています。
エコファミリー宣言数
26,975人 (平成30年3月31日現在)
更新日:2022年02月04日