平成28年度
藤枝もったいない倶楽部環境活動支援事業【4月~平成29年3月】
この制度は、『藤枝もったいない倶楽部』に登録した団体等が、「もったいない運動」を推進していくための環境活動を実施する場合に資金的に支援するものです。これにより、市内で活動する環境市民団体の活性化を図り、かつ、市民の皆さんが環境行動を起こすきっかけづくりの場を増やすことを目的としています。
今年度は「自然観察会」、「森づくり研修」などの市民を集めて行う環境活動やこどもエコクラブ(市内放課後児童クラブ)が子どもたちを対象に行った環境学習等を支援し、「藤枝市もったいない運動」の普及に努めていただきました。


環境フェスタ“もったいない”2016inふじえだ開催【5月14日】
藤枝市が環境のキーワードとしている“もったいない”を広め、市民の皆さんすべてが、環境に興味を持ち、自ら考え、そして行動するためのきっかけをつくる場として開催。
このイベントでは、市内で環境に関連した活動を行っている市民団体の皆さんや事業所の皆さんとともに体験を通して環境活動に触れてもらいました。


来場者数
約6,800人
ところ
藤枝市民体育館
内容
- 古布を使った「手まりづくり」「テイッシュケースづくり」
- 古着をリメイクしたエコファッションショー
- 竹を使った工作、竹材遊具を使った遊び体験
- 竹や木の実など自然素材を使った工作
- 手回し発電体験
- もったいない市場(不要品交換)
- 地元産木材のつみき広場
- B級野菜を景品としたスタンプラリー など
グリーンカーテンコンテスト【7月20~9月7日】
地球温暖化防止対策、省エネ行動に対する環境意識を高めていくため、気軽に取組むことができ、また、省エネ効果が高い「グリーンカーテン」を始めるきっかけづくりとして、第2回目となるコンテストを行いました。
グリーンカーテンは、その成長や収穫を楽しみながら、更に省エネもできる取組みであり、環境行動に楽しさや喜びを感じながら実践していただくことで、環境にやさしい生活の定着を目指して27年度から始めたコンテストです。
優秀賞については、12月11日開催の「もったいない市民のつどい」で表彰を行いました。(後掲)
・応募数:42件(家庭部門29件、団体部門13件)
家庭部門 最優秀賞 1名 優秀賞 4名
団体部門 最優秀賞 1団体 優秀賞 4団体



「“もっと、たぁーんと!エコ。”2016」キャンペーン【6月~平成29年3月】
震災後から続く全国の原発稼働停止による火力発電依存の状況は、温室効果ガス排出量の増加に直結しているため、引続き節電、省エネに向けた取組みが必要です。そこで、平成22年度と比較して15%削減を目標に積極的な節電行動を促し、環境行動の習慣化、資源循環型のライフスタイルの定着化を図りました。
“もったいない”緑のカーテンプロジェクト【5月~9月】
節電行動のきっかけづくりとして「緑のカーテン」を市民や市内事業所、学校等に普及啓発しました。
- 公民館や小中学校など公共施設にゴーヤの苗や緑のカーテンのための資材を配布しました。
- イベント時にゴーヤの種を配布し節電を啓発しました。
- 保育園・幼稚園の園児(年長)にゴーヤの種を配布し家庭での節電を推進しました。


わが家の節電“もったいない”夏【7月~9月】

各家庭における積極的な節電を促すため、本年は電気使用量前年比3%を目標に実施をしました。その結果138件の目標達成者から応募をいただきました。目標達成者だけでも19,299kWhの電気使用量が削減されました。節電は実施したものの目標に達しなかったという家庭を含めると大きな節電の成果がありました。また、地球温暖化防止の観点から見ると二酸化炭素9,900kg(2リットル入りペットボトル約252万本分)の削減ができました。
わが家の節電“もったいない”冬【12月~平成29年2月】

夏の節電に続き、冬季も電気使用量前年比3%削減を目標に実施しました。その結果91件の目標達成者から応募をいただきました。目標達成者だけでも12,975kWhの電気使用量が削減されました。また、地球温暖化防止の観点から見ると二酸化炭素6,656kg(2リットル入りペットボトル約169万本分)の削減ができました。
なお、夏季・冬季ともに、目標達成者には、エコ景品として、グリーン商品券を差し上げました。
小学4年生「もったいない電気みっけ隊」【8月実施】
市内の小学4年生が、夏休みのうち1週間電気使用量を調べることで、1日にどのくらい電気を使っているかを把握し、電気の大切さを実際に体験してもらう取組み。身近で小さなところから地球温暖化防止活動ができることを実感し、環境に対して、家族で関心を深め話し合う機会になりました。
参加者数
871人
結果
「節電の方法が色々わかった」「家に人がいなくても電気を使っていることがわかった」「自分の家がオール電化・太陽光発電だということを初めて知った」「家族にも協力してもらわないと使用量が思うように減らない」「冷房を使う夏と使わない冬を比べたらどうなるか、調べてみたい」「自分の家と他の家を比べてみたい」など、今回の電気みっけ隊を通じて、節電について学ぶとともに、家族の協力を求めたり、調べてみたいという自主的な行動が発現し、子どもたちの環境行動意識の高まりが窺えました。


もったいないポスターコンクール【8月~平成29年3月】
物を大切にする「もったいない」の気持ちを改めて見つめ、考え直すとともに、ごみの減量や環境に関する意識の向上を目的として、小学4年生から「もったいない」をテーマに「ごみ減量」や「地球温暖化防止」など、「環境」に関するポスターを募集しました。
応募総数
152点
入賞
10作品
(市長賞1点 市議会議長賞1点 教育長賞1点 推進委員長賞1点 優秀賞6点)

ポスターコンクール表彰(12月11日)

市長賞(小川陽生さんの作品)
藤枝市役所玄関ロビーでの展示(10月12日~10月20日)

藤枝市役所玄関ロビーでの展示(12月9日~12月21日)

藤枝市生涯学習センター展示ロビーでの展示(28年12月10日~12月18日)

レジ袋削減の取組み・マイバッグ運動啓発【10月】
レジ袋削減は、ごみ減量以外にも地球温暖化の原因と言われている二酸化炭素排出量の削減、原料になっている石油など資源の節減にもつながります。身近なところからできる環境行動として、使い捨ての製品をなるべく少なくするよう、不要なレジ袋の削減を進めています。
レジ袋無料配布を中止している市内スーパーは9事業所15店舗(このうち協定締結店舗は6事業所11店舗)です。
マイバッグ持参を啓発するため、各スーパーに啓発ポスターを掲出したり、環境イベントにおいてパネル啓発を実施するほか、イベント時にはマイバッグを啓発用品として配布しました。
レジ袋削減に向けた取り組みに関する協定締結店舗(29年3月末)
- KOマート 藤枝志太店 藤枝高柳店
- ヒバリヤ 大洲店
- フードマーケットマム 藤枝店
- ザ・ビッグ 藤枝田沼店
- コープしずおか 高洲店
- しずてつストア 駿河台店 薮田店 岡部店 藤枝水守店 茶町店
- バロー 藤枝店
独自に取組んでいる(協定未締結)店舗
西友 南新屋店
田子重 田沼店 清里店
富士屋 藤枝五十海店 高洲店
ベイシアスーパーマーケット 藤枝店
小学4年生の描いたポスターで環境意識啓発!【11月から実施】
「“もったいない”ポスターコンクール」の入賞作品をごみ収集車に貼付し、市民のみなさんへの環境意識高揚の啓発を実施しています!
入賞
10作品
啓発範囲
市内全域
貼付について
ごみ収集車3台の左右側面にポスターを拡大シールにし貼付しました。

もったいないポスターを貼り付けた車両
藤枝市もったいない推進月間!【12月実施】
平成21年12月20日に“もったいない”都市宣言を行ったことを受け、12月を「もったいない推進月間」とし、市民・事業者・行政が一体となって、更なる環境保全活動に取組み、環境行動都市を目指しています。
また、毎年12月第3金曜日を“もったいない”アクションデーとして、“もったいない”都市宣言に沿った取組みを全市的に実践しています。
(今年のアクションデーは、12月16日に実施しました。)


取り組み内容
CO2排出量削減のために公共交通機関の利用促進
市内全域を対象に、通勤や通学、買い物など外出時のマイカー利用の自粛を呼びかけました。
12月16日は、公共交通機関利用によるCO2排出量削減のため市自主運行バスを終日無料にしました。
藤枝市統一ノーカーデー【12月16日】
市内事業所と市役所が、「藤枝市統一ノーカーデー」を実施し、自動車による二酸化炭素排出量およそ2.34トンが削減されました。
参加者総数
1,005人
CO2削減効果
2,339キログラム-CO2
藤枝市統一ノーカーデー参加事業所
27社
- 株式会社飯田電機
- 株式会社石垣印刷
- インター産業株式会社
- 角丸建設株式会社
- 環境整備事業協同組合
- 北堀電機工事株式会社
- 有限会社佐野石材
- 株式会社サンパーツ
- 静岡金型株式会社
- 株式会社静環検査センター
- 株式会社志太紙業
- 消防設備保全株式会社
- 有限会社塚本興業
- 株式会社ツムラ静岡工場
- 東海ガス株式会社
- 東海ナッツ株式会社
- 株式会社ニチビ静岡工場
- 日清紡テキスタイル株式会社藤枝事業所
- 株式会社バスクリン
- 株式会社藤枝事務器商会
- 藤枝商工会議所
- 藤枝製紙株式会社
- マツバ製茶株式会社
- 株式会社丸川組
- 三井農林株式会社藤枝工場
- 株式会社山田組
- 藤枝市役所

自主運行バスに乗り込む様子

市内統一ライトダウンの実施【12月16日】
20時から22時の消灯呼びかけ
ごみ減量のために資源化を推進
- 捨てる前にごみが資源として利用できないのか、特別に意識して取組むように呼びかけました。
- 容器包装プラスチックと雑紙の分別徹底
- マイバッグ持ち歩きの実践呼びかけ
JAおおいがわ“もったいない”古着回収【11月26日】
JAおおいがわ各支店で、古着や紙類の回収を実施。
環境市民となるための取り組みへの参加促進
もったいないエコファミリー宣言への参加を呼びかけました。
市内小中学校もったいないアクション宣言【12月16日】
各学校独自のエコ活動を宣言し実践しました。
参加数
市内小中学校27校11,074人
主な宣言内容
- 給食の残量0を目指す
- アルミ缶を○○キログラム集める
- ペットボトルキャップを○○個集める
結果
- アルミ缶 約1,031キログラム回収
- ペットボトルキャップ 約148キログラム回収
- 古紙11,437キログラム回収
- 古着100キログラム回収
- 給食食べきり ほぼ達成(数値で示せない)
- 校内放送やポスター等でアクションデーPR


まち美化統一“もったいない”アクション【12月16日】
まち美化里親登録団体の皆さんが、各団体登録の場所の美化活動を重点的に実施しました。
活動報告団体
17団体
- 青木まちづくり委員会
- いかるみをきれいにするグループ
- 藤枝ネイチュア・フィーリングの会みみずくクラブ
- 株式会社ツムラ静岡工場
- マルマン・ファイブ
- 茶屋河原公園花を育てる会
- 藤岡3丁目防犯燦々ビューティークラブ
- 岡部竹里の会
- 大渕フラワークラブ
- 兵太夫下「桜花の会」
- ひかりが丘緑花友の会
- トヨタ部品静岡共販株式会社
- 左車町内会
- 中部電力株式会社藤枝営業所
- 株式会社トーエネック藤枝営業所
- スキルアップスクールSES藤枝校
- まち美化いながわ
活動参加者
626人
活動内容
落ち葉拾い、花壇の植え付け、ごみ拾い、草刈り、植木の剪定、雑木撤去など


もったいないエコクッキング教室開催【12月3日】
青島北地区交流センターを会場に開催し、「食べ物やエネルギーを大切にすること」「水を汚さないこと」「ごみを減らすこと」など、調理をしながら一緒に考えました。
「エコ・クッキング」は、東京ガス株式会社の登録商標です。
参加者数
16名

もったいない市民のつどい開催【12月11日】
藤枝市もったいない推進月間の核となるイベントとして、“もったいない”ポスターコンクール、グリーンカーテンコンテストの優秀者を表彰する表彰式や次世代環境リーダー育成事業のハワイ研修に参加した高校生による研修報告を実施しました。つどいの最後は、食品ロス問題の専門家である井出留美さんを講師に迎え、講演会「賞味期限のウソ~食品ロスはなぜ生まれるのか~」を行いました。国内での食品ロスの現状やその原因、生産の現場、流通や販売の段階、そして家庭を通じて、私たちに何ができるかを講演いただき、「賞味期限と消費期限の違い」など、「食」という毎日の生活から環境を考える機会となりました。
また、当日は会場内で、家庭で余っている食品を集めて、フードバンクに寄付をする「フードドライブ」を実施。短時間での実施にも関わらず多くの食品が集まりました。集まった食品は、その日のうちに「フードバンクふじのくに」へお渡ししました。
ところ
藤枝市生涯学習センター
参加者数
310人


エコファミリー宣言の取組み【平成22年2月15日から継続中】
家族で環境にやさしい生活に取り組んでもらうきっかけとして、「もったいないエコファミリー宣言」の取組みを行っています。
これは、『1人1日二酸化炭素25パーセント(1.4キログラム)削減』『1人1日ごみ10パーセント(50グラム)削減』『環境保全活動への参加』といった3つの目標を宣言し、取組み例を参考に「エアコンの使用を1日1時間減らす」「使わない電気機器のコンセントを抜く」「エコバッグの使用」など、エコ生活を3ヶ月間実践するというものです。3カ月後その結果を自己評価し、市へ報告すると「もったいないエコファミリー」として認定され「認定書」と「ふじえだグリーン図書カード」を贈呈します。
この宣言世帯数を増やすため、各イベントで啓発しています。
エコファミリー宣言数
25,852人 (平成29年3月31日現在)
更新日:2018年10月08日