鉛製給水管について

水質基準の強化

水質基準は、厚生省が平成4年に0.1ミリグラム/リットル以下から0.05ミリグラム/リットル以下に改められました。この値は、毎日水道水を飲用しても日本人の健康に問題がないとして制定されていましたが、平成15年度からWHO(世界保健機構)の「飲料水のガイドライン」にあわせ、0.01ミリグラム/リットル以下へと強化されました。

鉛製給水管の使用経過と水質調査

鉛製給水管は、柔軟性のある材質であるため、加工しやすく給水管として全国的に使用されてきましたが、ポリエチレン管の普及に伴い、藤枝市では藤枝地区で平成元年3月以降、岡部地区で平成3年3月以降の鉛製給水管の使用を中止しました。したがって、それ以前から水道を利用されているご家庭では、鉛製給水管が使用されている可能性があります。 平成14年度に市内一円の水道水の鉛濃度を検査したところ、基準値(0.01ミリグラム/リットル)以下であり健康上安全です。

鉛製給水管の解消に向けての取り組み

藤枝市では、これまで老朽した配水管の布設替工事や修繕工事に併せて、道路内の給水管の鉛製給水管を藤枝地区では平成元年4月から、岡部地区では平成3年4月からポリエチレン管に替える工事を行ってきております。今後も引き続き工事を実施していきます。

宅地内の鉛製給水管について

給水管はお客様個人の財産ですので、鉛製給水管の取替えについては、お客様の負担となります。また、家屋の建替え等の際は、水道工事も発生しますので鉛製給水管の取替工事を行うことをおすすめします。

水道水をより安心してご利用するために

給水管に鉛製給水管が使用されているご家庭は、通常の使用では健康上支障がありませんが、水道管内に水道水が長時間滞留した場合、鉛が溶け出す可能性があります。長時間留守にしたときや朝一番の蛇口からの水は、念のためバケツ一杯程度を飲用や調理以外の水洗トイレ、洗濯、植物や花壇への水まき等にご使用されることをお勧めいたします。 また、鉛製給水管が使用されていないご家庭で、水を長時間使用されなかった場合は、赤水が発生したり、殺菌用の塩素が少なくなっていることがありますので、同様な扱いをお勧めします。

お問い合わせ

上水道課
〒426-0023 静岡県藤枝市茶町2-6-15 藤枝市水道事務所
電話:054-646-4115(管理関係)
054-646-4112(工事関係)
054-646-4111(水道料金お客さまセンター)
ファックス:054-646-4113

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更新日:2018年10月07日