藤枝市における教員の働き方改革の取り組み

藤枝市では、平成28年度から3年間、静岡県教育委員会「未来の学校『夢』プロジェクト事業」(以下「夢プロ」という。)の指定を受け、モデル校である高洲中学校とともにこの問題の改善に向けて取り組んできました。
この取り組みを通して、教員が子どもと向き合う時間を確保し学校教育の質の向上を図るとともに、家庭・地域の教育への参画意識を高め、すべての大人が子どもを慈しみ育てる地域ぐるみの教育力の向上につなげています。
基本的な考え方
- 教員が授業に専念できる環境づくり
- 教職員の意識改革(働き方の見直し)
⇒学校教育の質の向上
高洲中学校における研究実践
高洲中学校ではこれまで、夢プロのモデル校として、様々な働き方改革に取り組んできました。とりわけ部活動の改革は他市からの関心が高く、県内外からの視察も多く受け入れています。
研究概要
校務の分類・整理、退勤時刻の上限設定、人的支援の活用(4モデル校共通項目)
部活動の改革~顧問が鍛える部活から生徒主体の部活動へ~(高洲中独自の取組)
- 「拡大部活動部会」(生徒主体な活動の母体)
- 「各種講習会」(生徒対象)
- 「外部指導者、保護者との連携」(練習指導や見守り、引率の支援)
具体的な取り組み
県事業「未来の学校『夢』プロジェクト」(平成28~30年度)への参加(モデル地区:高洲中学校区、準モデル地区:岡部中学校区)
「学校多忙化解消委員会」「部活動検討委員会」の設置
部活動の改革(「藤枝市部活動の基本方針」策定、部活動指導員の配置6校)
電話の音声メッセージ対応(午後6時または午後7時~翌午前7時30分)
学校閉庁日の設定(令和元年度は8月13日~15日)
市主催行事の精選(夏季休業中の研修会・講演会を、学期中の研修会に一本化)
勤務時間の上限設定(午後7時30分)
学校、家庭、地域に向けた働き方改革に関するシンポジウムの開催(平成31年2月23日)
人的配置の充実
- 支援員等の増員(令和元年度:特別支援教育支援員74人、1日6時間勤務)
- 大規模校への臨時業務員の配置(市費)
- スクールサポートスタッフ(県費)の拡充(全校配置、週最大20時間)
ICT環境の整備
- 校務用パソコンの更新、校務支援システムの導入
- 電子黒板・デジタル教科書の導入(全校の全教室へ)
お問い合わせ
教育政策課
〒426-8722 静岡県藤枝市岡出山1-11-1 藤枝市役所西館4階
電話:054-643-3045(総務係、学校事務指導係、施設営繕係)
054-643-3271(教育政策係、学校教育係)
ファックス:054-643-3610
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更新日:2019年12月23日