中学生のための支援教室「する~ぱす」
思春期における不安定な気持ちをコントロールする方法を学んだり、友達との上手なコミュニケーションの取り方を学んだりする教室です。
令和元年度から市内中学校全10校に広がり、各学校での放課後の時間を活用することができます。
「する~ぱす」の意味
「スルーパス」はサッカー用語で「相手の選手と選手の間を抜けるパス」のことで「チームワークの良さで一気にボールを前に進めることで、大きなチャンスが生まれるパス」です。
藤枝市内中学生のための支援教室「する~ぱす」は、平成24年に開設されました。この教室に通級することにより、人間関係で折り合いをつけながら、自ら前に進んでいくことが人生のチャンスを生み出し、未来をひらくことができるという願いが込められています。
目的
- 友達との上手なコミュニケーションのとりかたを学びます。
- 自分の気持ちや感情を相手に適切に伝える方法を学びます。
- 思春期における不安定な気持ちをコントロールする方法を学びます。
場所
市内全中学校(10校)それぞれの学校で、「する~ぱす指導員」が指導します。
指導曜日と時間
月曜日・火曜日・木曜日・金曜日
午後3時30分~4時30分
水曜日
午後3時~4時
(注釈)希望人数によりますが、多数の場合は、隔週または前期(4月~9月)後期(10月~3月)の指導となります。
入級までの流れ
- 12月…各小中学校より、保護者資料及び入級申込書(様式第1号)が配布されます。
- 1月…入級申込書にご記入の上、各学校の担任に提出します。
- 3月…入級決定通知が配布され、4月からの入級となります。
内容例
- 自己紹介の方法・自分を励ます魔法の言葉・プラス思考とは
- 相手の状況や気持ちの理解・上手な断り方・お願いの方法
- アサーション(自分にも相手にも気持ちいい声かけ)トレーニング
- 気持ちのコントロール・ストレスチェック・自分の表情チェック
- 認知トレーニング(コグトレ)・ビジョントレーニング
使用教材
ソーシャル・スキルの領域等
- SSTワークシート
- 表情カード
- アンゲーム
- アドベンチャーゲーム
- いいこと探しすごろく等
視覚認知・感覚統合の領域等
- パターンブロック
- ワミー
- ドミノ
- アイスクリームタワー
- ワンバウンドキャッチ等
聞き取る力・記憶する力の領域
- モンタージュ
- 伝達ゲーム等
言語指導に関する領域等
- 文人形
- ことわざカルタ等
これらは活用されている一部のものです。生徒の特性に応じてそれぞれに適した教材が工夫され、組み合わせて使われています。
更新日:2019年12月25日