通級指導教室
通級指導教室とは
通級指導教室とは、言葉の発音や読み書き、計算、対人関係に課題を抱えている児童に適切な指導を行うことで、日常の学校生活をスムーズに送ることができるようにするための教室です。在籍校または通級先の学校で、週に1・2時間程度、個別やグループで指導を行います。
在籍学校を抜けて指導を受ける場合も、遅刻早退扱いにはなりませんが、指導を受けに行く場合には、児童の安全確保のため、保護者の方の送迎をお願いします。
なお、令和4年度には藤枝中央小学校に通級指導教室(ほほえみ学級)を新たに開設しました。
言語通級指導教室
- 藤枝中央小学校
- 青島北小学校
発達通級指導教室
- 藤枝中央小学校(ほほえみ学級)
- 西益津小学校(わかくさ学級)
- 大洲小学校(そよかぜ学級)
- 青島北小学校(あおば学級)
- 岡部小学校(わかば学級)
サテライト校(週1回)
- 青島小学校
- 青島東小学校
- 葉梨小学校
- 高洲小学校
- 広幡小学校
- 高洲南小学校
対象となる児童
通常学級での学習におおむね参加でき、下記のような様子が見られる児童が対象です。
言語通級指導教室
- 正しい発音ができない。
- 話しことばのリズムがうまくとれない。(吃音)
- 人前で話すことが苦手。
- 聞き取りが苦手である。
- 語彙が少ない。
発達通級指導教室(藤枝市就学支援委員会の判断が必要です。)
対人関係
- トラブルがある。
- 人との関わりが苦手でコミュニケーションがうまくとれない。
- ルールの理解が苦手。
- 感情のコントロールが苦手。
学習面
- 読み書きに困難さがある。
- 聞く話すことに困難さがある。
- 計算が苦手。
- 集中力が続かない。
指導形態
相談の結果、決まった曜日、時間に週1~2回(1回45分前後)、指導を受けます。1対1の個別指導と少人数のグループ指導があり、その子に応じた指導を行います。
指導の内容
対象児童の苦手なことや、その程度、原因はさまざまで、それぞれに合った指導が必要です。そのため、通級指導教室では、一人一人の教育的ニーズを把握し、生活や学習上の困難を改善するために必要な支援を行います。
ことばの教室の指導
正しい発音ができない子への指導
- 口腔機能を高める練習
- 音を聞き取ったり、聞き分けたりする練習
- 正しい発音の仕方を身につける練習
話し言葉のリズムがうまくとれない子への指導(吃音)
- 吃音のつき合い方について、ともに考える。
人前で話さない子への指導
- 遊びやリラクゼーションで、心や体を解放させる
- 動き(リズム、速さ)のコントロールの練習
- 読み方、話し方の練習
- 家庭や学校での子どもへの接し方について共に考える。
聞きとりが苦手な子への指導
- 聞き方の練習
- 音を正しく書く練習
ことばの発達に遅れやつまずきのある子への指導
- 語彙を増やす。
- 認知面の発達を促し、ことばの理解や表現力を身につける練習
- 言語力やコミュニケーション能力を身につける練習
上記のように、言葉を使って表現することの楽しさを感じることができるような指導を行います。
発達通級指導教室の指導
人との関わりやコミュニケーションがうまくとれない子への指導
- 認知面の発達を促し、ことばの理解、表現力を身につける練習
- 社会性を身につける練習(ソーシャルスキルトレーニング)
- 順番を待つ。
- ルールを理解して守る。
- 気持ちをコントロールする。
- 相手の話を聞く。
- 相手の気持ちを考える。
落ち着きのない子への指導
- 集中力アップトレーニング
- 社会性を身につける練習
- 動きのコントロールの練習
学習につまずきのある子への指導
- 聞く、話す練習
- 読む、書く練習
- 計算練習
上記のような指導を行う中で、その子が「できた!」という達成感を味わい、自信が持てるよう心がけて支援します。
更新日:2023年04月01日