しずおか遺産
しずおか遺産とは
豊かな自然に恵まれ、様々な歴史的出来事が繰り広げられた静岡県内の魅力的な歴史文化資源を県内外の多くの人に知ってもらうため、また現地を訪れていただくために、令和4年度に新たに「日本遺産」の県内版として「しずおか遺産」認定制度が立ちあげられました。
藤枝市内の文化財が構成する「しずおか遺産」ストーリーを詳しく紹介します。
ストーリー1「文武に秀でた今川一族~伝統を守る山西の地~」(令和6年1月認定)

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戦国の世、駿河で名を馳せた今川氏。足利将軍家を武で支える一方で、文化を庇護し、とりわけ歌を嗜む家柄であった。駿河に花開いた今川の武と文化は、徳川家康にも大きな影響を与えている。 今川氏が、駿河で最初の領地を得たのは、当時「山西」と言われた志太地域である。
「東海一の弓取り」と呼ばれた今川義元が、歴史の表舞台に登場する契機となったのも「山西」の地である。今も伝わる駿河今川氏の「文」と「武」を探しに、いざ「山西」へ。
ストーリー2「田沼街道とまぼろしの城」(令和7年1月認定)

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東遠江の海沿いの街道は、「田沼街道」と呼ばれる。その名は、江戸時代の老中「田沼意次」に由来する。賄賂のイメージが強いが、その実は「またうどのもの(正直で律儀な人)」と将軍に評された為政家であった。意次の手腕は領国経営にも活かされたが、失脚によりこの地を去る。居城相良城は、わずか8年間のみの幻の城となった。しかし、意次の功績は、人々の記憶に残った。意次が通った道は、大井川の新たな渡河場に認められ、地域の流通を活性化させた。この道を、意次を慕う人々がいつしか呼ぶようになった名が「田沼街道」である。城下と街道沿いには、意次の遺産が、静かに佇んでいる。
その他
その他の「しずおか遺産」ストーリーについては静岡県ホームページをご覧ください。
更新日:2025年08月16日