博物館特別展「江戸の仕掛け人 蔦屋重三郎」
- 開催場所・会場
- 藤枝市文学館講座学習室(藤枝市若王子500)
- 開催日・期間
- 令和7年11月8日(土曜日)~12月21日(月曜日) 午前9時~午後5時
- エリア
- 市内全域
- イベントの種類分野
- 郷土博物館・文学館のイベント / 郷土博物館・文学館
内容 |
蔦屋重三郎の創り上げた「カルチャー」と「アート」2025年の大河ドラマ「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎は江戸の吉原で生まれ、江戸の戯作者や狂歌師、浮世絵師を次々にプロデュースし、後世に残る本や浮世絵を数多く出版しました。 本展では、喜多川歌麿や東洲斎写楽の浮世絵、太田南畝や山東居田の本など、蔦重がプロデュースした作品に加え、田沼意次をはじめとした同時代を生きた人々の関連資料など、約200点を展示します。また、蔦重が日本橋に出店した「耕書堂」の再現ジオラマや浮世絵をモチーフにしたプロジェクションマッピング、蔦重作品のあらすじを知ることができるマンガなどを通じて蔦重と彼の周りの人々を分かりやすく解説します。 蔦重たちが創り出したカルチャーとアートをお楽しみください。 |
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対象 |
どなたでも |
関連ファイル | |
費用 |
特別展入館料 〇大人500円(団体20名以上400円) 〇中学生以下無料、障がい者手帳等をご提示の方無料 |
展示概要 |
第1章 蔦重の生きた時代蔦重の生きた18世紀後半の江戸は経済の発展とともに、文化が花開いた時代であり、蔦重の生まれ育った吉原は、「華のお江戸」の象徴的場所でした。 第1章では、田沼意次の貴重な資料や「田沼時代」の出版物、吉原を描いた錦絵などから、蔦重の生きた時代「田沼時代」の様相と、華やかでありながら「苦界」と言われた吉原の実態を明らかにします。
田沼意次の父が徳川吉宗から拝領した刀「薩州住正清」
第2章 吉原の本屋蔦重は23歳で吉原の引手茶屋の店先で小さな書店を始めます。そこから、江戸を代表する版元に駆け上がっていきました。 蔦重がキャリアの序盤、「吉原の本屋」だった頃を紹介します。
大田南畝が模写した「加保茶元成(大文字屋市兵衛)」
「青楼年中行事」 吉原の1年間の様々の行事を喜多川歌麿 絵と十返舎一九 文で描いた絵本
第3章 日本橋通油町耕書堂1783年、日本最大の書店街だった通油町に出店します。黄表紙・狂歌絵本・浮世絵など様々な出版物に事業を拡大していきます。 蔦重がプロデュースした喜多川歌麿・東洲斎写楽の浮世絵を中心に展示し、「耕書堂の栄華」を明らかにします。
藤枝市内に現存する喜多川歌麿「難波屋おきた」
藤枝市内に現存する東洲斎写楽「初代中山富三郎の宮城野」
第4章 花開く化政文化蔦重が見出した十返舎一九・曲亭馬琴・葛飾北斎などの戯作者・浮世絵師たちは、蔦重の死後、江戸文化の最盛期「化政文化」の担い手となります。 化政文化と、『東海道中膝栗毛』からはじまる東海道の旅ブームを取り上げ、蔦重の残した足跡に迫ります。
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更新日:2025年10月01日