国体、AFC、プレシーズンマッチの開催

更新日:2018年10月08日

日韓ワールドカップの翌年、平成15年(2003)は、静岡県にとって二順目となる第58 回国民体育大会の成年男子の部の会場となり、総合運動公園を中心に盛り上がりを見せた。総合運動公園が完成したことで、全国シニア大会、高円宮杯全日本ユース大会など、今まで以上に各種大会が開催されるようになった。

平成16年(2004)9月には、AFC U─17サッカー選手権大会が開催された。会場は藤枝総合運動公園サッカー場のほか、清水の日本平スタジアム、福島県のJヴィレッジと郡山市営西部サッカー場。藤枝では、日本代表のグループA(日本、中国、朝鮮民主主義人民共和国、タイ)とグループC(インド、マレーシア、クウェート、イラン)のリーグ戦6試合、準々決勝2試合、3位決定戦、決勝の計10試合が行われた。決勝は中国と朝鮮民主主義人民共和国の対戦となり、1─0で中国が優勝を飾った。日本は清水東高の内田篤人(現日本代表)らが活躍したが、予選で敗退した。

【写真:第58回静岡国体成人男子の部(平成15年)】

 

【写真:AFC U-17サッカー選手権大会 日本vs 朝鮮民主主義人民共和国 (平成16年)】

 

また、平成18年(2006)2月26日、Jリーグプレシーズンマッチを開催。ジュビロ磐田と名古屋グランパスが対戦した。開幕1週間前の最終調整の場となったこの試合のジュビロ先発メンバーには名波浩、サブメンバーとして中山雅史、成岡翔が入った。当日は大雨警報が出るあいにくの天候で、ピッチに水が浮く状態であった。2120人の観衆を集めたが、前半で中止となり、チケットは払い戻しとなった。ジュビロ磐田監督の山本昌邦は、地元だけに、「中山、成岡を前半のうちから出しておけば良かった」とコメントしている。藤枝総合運動公園が完成後、Jリーグ勢同士の試合は、後にも先にもこの試合のみとなっている。