中学、小学年代の全国制覇

更新日:2018年10月08日

一方、中学サッカーでは、昭和50年代から平成の初めにかけて藤枝中と西益津中の全国中学校サッカー大会での活躍がある。昭和50年度第6回大会で藤枝中準優勝、52年度第8回大会で藤枝中準優勝、54年度第10回大会で藤枝中優勝、翌55年第11回大会藤枝中優勝、昭和62年第18回大会で西益津中3位と、藤枝市内では両校の力が突出していた。この時代、藤枝を制したものが全国を制す、といっても過言ではなかった。

平成に入り、中学年代の大会に全日本ジュニアユース選手権が加わる(現 全日本ユースU-15)。平成2年度(1990)、高円宮の冠大会でもあるこの第2回大会で藤枝中が優勝する。クラブチームと中体連チームとの対戦となるこの大会での優勝は、その後の藤枝の中学、高校サッカーの動向に大きく影響したと言ってよい。この時活躍した選手の多くが藤枝東高に進学し、この地域のトレセンで育った他校の選手らとともに、平成4年度、第3回全日本ユース選手権(現 全日本ユースU-18)優勝の原動力となった。クラブチームの読売クラブを破っての優勝だった。このころから再び地元高校で活躍する選手が増えるようになる。全日本ユース選手権では、藤枝東高は平成10年度の第9回大会も制した。Jリーグの下部組織のクラブチームが台頭しつつある中、意義ある優勝だった。

【写真:全国中学校大会で藤枝中が2連覇達成(静岡新聞昭和55年8年27日)】

 

 

【写真:数々の輝かしい成績を収めた西益津中(昭和62年度)】

【写真:第2回全日本ジュニアユース選手権優勝の藤枝中(平成2年)】

【写真:第3回全日本ユース選手権優勝の藤枝東高(平成4年)】