2020年の展示会

更新日:2021年06月04日

博物館特別展「ムットーニからくりシアター展~機械仕掛けのパラダイスへ、ようこそ~」

ムットーニ展

「ムットーニ」こと武藤政彦(1956~)は、30年以上にわたり機械仕掛けのからくり人形を作り続け、世界に唯一無二の「ボックスシアター」スタイルを確立、多くの人を魅了してきました。

本展では、ムットーニの代表作15点と、その原点となった初期の油彩画・リリーフなどを展示しました。

また、ムットーニ本人の口上による作品上演会には多くの来場者が参加し、作品のストーリーやこぼれ話などを楽しんでいました。

ムットーニ展

展示室内の様子

ムットーニ展

大人気の「ムットーニ作品上演会」

とき

2020年2月1日(土曜日)~3月29日(日曜日)

博物館企画展「昭和の東京オリンピックと藤枝」

聖火

2020年の東京オリンピックを目前に、1964年の東京オリンピックを振りかえります。

本展では、藤枝区間を走った聖火ランナーの聖火トーチ・ユニフォームや、藤枝ゆかりのサッカー選手のユニフォームや記念品を展示しました。

五輪展示

展示室内の様子

五輪展示

藤枝ゆかりのサッカー日本代表選手の記念品

とき

2020年4月11日(土曜日)~5月31日(日曜日)

文学館企画展「小川国夫『アポロンの島』~地中海の光の中で~」

小川国夫ギリシャ

藤枝を代表する作家・小川国夫は、東京大学在学中の1953年にフランスへ私費留学しました。その経験に基づき、様々な作品が生まれました。

本展では、そのうち『アポロンの島』『生のさ中に』『遊子随想』の3作品を取り上げました。

また、1964年の東京オリンピックでは、小川がフェンシングのフランス語通訳を務めた際の関連資料も展示しました。

とき

2020年4月11日(土曜日)~5月31日(日曜日)

博物館特別展「さようなら駿遠線50年 日本一の軽便展」「鉄道模型の神様原信太郎 鉄道模型の世界展」

かつて藤枝~袋井間を走り、昭和戦後に日本一の長さを誇った軽便鉄道「静岡鉄道駿遠線」の廃線から2020年で50年を迎えました。なつかしい駿遠線の関連資料やジオラマなどを展示しました。

また、同時開催の「原信太郎鉄道模型の世界展」では、原信太郎が設計・製作した精巧な鉄道模型コレクションを展示しました。

多くの鉄道ファンや地元の方が来場しました。

軽便展

展示室内の様子(軽便展)

鉄道模型

展示室内の様子(鉄道模型展)

とき

2020年6月13日(土曜日)~8月2日(日曜日)

博物館特別展「ミニチュアの世界で遊ぼう!DISCOVERY DOLL HOUSE」

ドールハウス「雨に唄えば」

当館で4年ぶりとなるドールハウス展では、伝統スタイルの洋風ドールハウスから、日本独自に発達したジャパニーズスタイルのドールハウスまで、和洋100点以上の作品を展示しました。

また、最新の映像技術を駆使して、ドールハウスの中に来館者自身が入り込んで楽しめる作品や、カメラを操作して細部まで作品をのぞき込めるものも用意しました。今までにはない、参加体験型の新しいドールハウス展となりました。

ドールハウス展

展示室内の様子

ドールハウス

細部まで精巧につくられています!

とき

2020年8月8日(土曜日)~9月27日(日曜日)

文学館特別展「ねずみくんのチョッキ展~なかえよしを・上野紀子の世界~」

ねずみくんのチョッキ

世代を超えて愛される絵本『ねずみくんのチョッキ』。シリーズ累計400万部を超え、2019年に45周年を迎えた人気作は、作家・なかえよしを、画家・上野紀子夫妻の共同作業によって生まれました。

本展では、シリーズ最新作を含む絵本原画・スケッチなど約150点を展示。また、上野さんが絵を手掛け、小学校の教科書にも掲載された『ちいちゃんのかげおくり』原画なども展示しました。

期間中には、なかえ先生の御厚意でサイン会も開催されました。

ねずみくんのチョッキ展

展示室内の様子

ねずみくんのチョッキ展

とき

2020年10月3日(土曜日)~11月29日(日曜日)

博物館特別展「駿河の南北朝動乱展~今川氏、駿河支配のルーツをたどる~」

尊氏

本展は、県内初となる、駿河の南北朝動乱をテーマとする歴史展です。650年以上前にさかのぼる数々の古文書・彫像・歴史資料や、ジオラマなど約40点以上を展示しました。

南北朝時代に全国規模の激しい合戦が駿河国で何度も行われたことや、武功により駿河守護となった今川氏が、国内の覇権を確立していく過程について紹介しました。

南北朝動乱展

展示室内の様子

南北朝動乱展

静岡県指定文化財の足利尊氏像

とき

2020年12月12日(土曜日)~2021年1月31日(日曜日)

特別展「駿河の南北朝動乱展」の記録

本展は、静岡県初の南北朝動乱をテーマにした本格的な展示会として注目され、歴史愛好家よりご好評いただきました。展示図録を求める来館者の声が多かったことから、展示概要と特色ある4回の南北朝講演会要旨をまとめた記録をアップいたします。ご参照いただけましたら幸いです。

なお、本記録作成・編集にあたり、渡邊康弘氏(地域史研究家、展示監修者)のご協力を賜りました。厚く御礼申し上げます。

「特別展の記録」内容(PDF)

特別展の実績
展示の組み立てとその内容
展示コーナーの各説
講演会の記録

第1回「今川氏の駿河征圧過程」講師:森田香司氏(静岡県地域史研究会事務局長)

第2回「西駿河における観応の擾乱」講師:平井登氏(静岡古城研究会副会長)

第3回「薩捶山合戦の真実」講師:渡邊康弘氏(地域史研究家)

第4回「清見寺所蔵木像足利尊氏像修復から見えたこと」講師:牧野隆夫氏(吉備文化財修復所代表)

※講演要旨作成・編集にあたっては、各回の講師の皆様にご協力賜りました。

関連イベント報告

博物館特別展「ぐんが発見!駿河の古代へようこそ」

墨書土器

国指定史跡「志太郡衙跡」は、2020年に指定から40年をむかえました。

昭和52年、現在は整然とした住宅街になっている駿河台地区は広大な丘陵地帯で、発掘調査が進んでいました。遺跡の存在はあまり期待されてい場所でしたが、ある日「志太」の文字が書かれた土器が発掘されました。その後次々と墨書土器や木簡が出土し、地方の行政施設である郡役所であったことが決定的になりました。

本展では、志太郡衙跡(御子ヶ谷遺跡)からの出土品を展示するほか、奈良時代の写経「紙本墨書縁生論」(静岡県指定文化財)を10年ぶりに公開します。

ぐんが展

出土された墨書土器

ぐんが展

静岡県指定文化財の「紙本墨書縁生論」

とき

2020年12月12日(土曜日)~2021年1月31日(日曜日)

この記事に関するお問い合わせ先

郷土博物館・文学館
〒426-0014 静岡県藤枝市若王子500
電話:054-645-1100
ファックス:054-644-8514

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