2015年の展示会

更新日:2018年10月08日

博物館特別展「徳川家康と駿河~大御所家康が愛した田中城とゆかりの人びと~」

博物館特別展「徳川家康公と駿河~大御所家康が愛した田中城とゆかりの人びと~」
徳川家康公顕彰四百年記念事業として開催する本特別展では、家康公が藤枝・焼津や駿河国に残した足跡や功績について、貴重な歴史資料や伝世品を通して紹介します。 藤枝市内の田中城は家康公とゆかりが深い城であり、三十代の壮年時代の家康公は武田方が守る田中城をしばしば攻めています。また、駿河城へ隠居した晩年の大御所家康公は鷹狩りを大変好み、藤枝・焼津へたびたびでかけては田中城へ立ち寄っています。元和二年(1616)正月、家康公が鯛の天ぷらを食べて食当たりを起こし発病した場所が田中城だったことはよく知られています。 このように、田中城が家康公晩年の重要な舞台となったことから、本展ではとくに、1.家康公の鷹狩りと発病から死まで、2.大御所家康公を取り巻くゆかりの人びと、にスポットを当てて紹介します。

「東照大権現像」

久能山東照宮博物館所蔵

とき

平成27年11月3日(火曜日・祝日)~12月13日(日曜日)

博物館特別展「動かしてあそぼう!世界のからくりミュージアム展」

博物館特別展「動かしてあそぼう!世界のからくりミュージアム展」
世界的に有名なイギリスのからくり作家の作品を中心に、現代ロボットの「素」といえるモノが動く仕組みの基本に触れながら楽しく学べる現代からくり人形を一堂に集めて紹介します。 オートマタ(automata)と呼ばれる機械仕掛けのからくり人形は、創造性豊かな作品により世界各国で高い評価を受けています。木材・紙・針金・真鍮などの身近な素材を用いて、高度で精巧な技術を駆使して作られています。 本展ではポール・スプーナー、マット・スミス、キース・ニューテッドといったイギリスを代表するオートマタの巨匠をはじめ、世界各国や日本の10名のからくり作家の作品(約100点)を展示します。

ポール・スプーナー(イギリス)作

「スパゲティを食べる男」

とき

前期展

平成27年9月5日(土曜日)~9月27日(日曜日)

後期展

平成27年9月29日(火曜日)~10月25日(日曜日)

前期展と後期展で展示物が一部入れ替えになります

博物館特別展「水木しげるの妖怪道五十三次~鬼太郎と妖怪図鑑~」

博物館特別展「水木しげるの妖怪道五十三次~鬼太郎と妖怪図鑑~」

世に名高い歌川広重の「東海道五拾三次」の誕生から180年余り。広重の「東海道五拾三次」を舞台に、稀代の妖怪絵師・水木しげるさんが2年の歳月をかけて挑んだ「妖怪道五十三次」。江戸・日本橋から京都・三条大橋をつなぐ五十三の宿場をめぐる全55枚の大連作です。鬼太郎と妖怪たち300匹が織りなす百鬼遊行の物語をご覧ください。

(C)水木プロ

とき

平成27年7月11日(土曜日)~8月30日(日曜日)

文学館企画展「加藤まさを抒情画の世界花と少女」

文学館企画展加藤まさを「花と少女」

加藤まさをは、抒情画家として、また詩人・小説家として、多くの作品を発表しました。少女雑誌などを主な活躍の場とし、その作品は大正から昭和初期の少女たちに大変な人気を博しました。また、それらは時代を超え、今でも私たちを美しい世界へと導きます。

本展示会では、「花」と「少女」をモチーフにした作品を紹介します。薔薇を持ち遠くを見つめる少女、白百合に囲まれ物憂げな表情を見せる少女…少女たちは何を想うのでしょう。また、ヒヤシンスやすみれ、すずらんなどの “花の精”たちは、何を語るのでしょう。作品の背景にあるであろう物語を思い浮かべながら、加藤まさをが描いた美しい作品世界を是非ご堪能ください。

とき

2015年6月7日(日曜日)~7月5日(日曜日)

博物館企画展「東海道浮世絵展」

博物館企画展「東海道浮世絵展」

江戸時代後期の浮世絵師で、風景版画の巨匠と称される初代歌川広重(1797-1858)は、天保4年(1833)より、初めての東海道五十三次の風景版画シリーズ(大判錦絵・全55枚)を世に出しました。保永堂という江戸の版元から刊行されたことから、保永堂版「東海道五拾三次」として知られています。保永堂版は広重の出世作となっただけでなく、その後に続く数多い東海道五十三次浮世絵シリーズの最高傑作として不動の人気と地位を得ました。様々な技法を駆使した構図の妙、聖と動が織りなす画面構成、叙情的な描写表現は、見る人を江戸時代の街道風景のなかへ引き込む魅力をもっています。今回静岡市在住の浮世絵収集家のご協力をいただき、保永堂版「東海道五拾三次」の内、三島宿から白須賀宿まで、静岡県内の二十二宿の作品を揃いで展示します。保永堂版にみちびかれて、県内東海道の旅をどうぞお楽しみください。

文学館企画展「小川国夫 少年の眼差」

自宅前にて(13歳)

作家・小川国夫氏は、6歳のときに旧藤枝町から移り住んで以来、少年時代を藤枝駅に近い旧青島町で過ごしました。そのため、小川氏の私小説的作品のなかで少年期を描いたものには、藤枝駅界隈の風景がたびたび登場します。
本展では、「再臨派」「役者たち」「火喰鳥」を中心に、少年を主人公にした作品の原資料・関連資料や、写真パネル等を展示します。小川氏の分身ともいえる「少年」の眼差をとおして、当時の風景を思い描いていただけましたら幸いです。

とき

2015年4月11日(土曜日)~5月31日(日曜日)
 

博物館企画展「★なつかしのおもちゃ★昭和アニメヒーロー展」

集合写真

昭和時代の1970年代から80年代にかけて、家庭のお茶の間を楽しませたテレビアニメや、ウルトラマン・仮面ライダーに代表される特撮怪獣映画(怪獣番組)、マンガコミックが黄金時代を迎えました。科学技術や宇宙開発が進展する時代背景のなか、宇宙人・怪獣・ロボットが登場する空想科学の作品が大人気となりました。また、カラーテレビが普及して家庭で気軽にテレビを楽しめる時代となり、アニメ・マンガという日本が世界に誇る娯楽文化が花開きました。
今回、昭和キャラクター玩具コレクターのご協力をいただき、なつかしい昭和のソフビ人形・超合金ロボット・おもちゃなど、およそ1000点が勢揃いします。子どもだったあのころ、ワクワクして胸を高鳴らせた昭和のヒーローたちに再会してみましょう。きっと子どもの頃の夢や思い出がよみがえってくるはずです。

昭和キャラクター玩具コレクター・浅沼兼司氏コレクションの展示

  • ウルトラマンと怪獣のソフビ人形【約300点】
  • 仮面ライダーなどの変身サイボーグ人形【約200点】
  • ガンダムなどの超合金ロボット【約200点】
  • 女の子のキャラクター人形【約100点】
  • 乗り物のおもちゃ・ゲーム類【約100点】

とき

2015年4月17日(金曜日)~5月31日(日曜日)

特別展「北斎とリヴィエール」- 二つの三十六景と北斎漫画 を開催

『冨嶽三十六景』凱風快晴

日本の三大浮世絵師の一人として世界的に知られる葛飾北斎(1760-1849)の代表作『冨嶽三十六景』。北斎の影響を受け、パリの浮世絵師と呼ばれたフランス人版画家アンリ・リヴィエール(1864-1951)が制作した『エッフェル塔三十六景』。
今回の特別展では、日本の霊峰「富士山」とフランスの名塔「エッフェル塔」という、両国を代表するランドマークをモチーフにした二つの『三十六景』を紹介します。二つの『三十六景』が一堂に会する、中部地方初となるユニークな展覧会です。富士山が世界文化遺産に登録され、またスカイツリーが建設されるなど、高くそびえるものへの注目が集まる昨今、東西二つの『三十六景』の競演をお楽しみください。
併せて、江戸時代の一大絵手本集として世界的に人気が高い『北斎漫画』も紹介します。 『北斎漫画』誕生200 年を記念して、貴重な版木や復刻された版画を展示します。

とき

2015年2月13日(金曜日)~3月31日(火曜日)


 

博物館第110回企画展「藤枝の前衛書家 櫻井琴風回顧展」

櫻井琴風氏、琴風書院にて(1990年)

藤枝市出身の書道家として昭和戦中から平成にかけて半世紀を超す歳月を書一筋につらぬき独自の清新な書風を築きあげ、毎日書道会名誉会員や静岡県書道連盟顧問を務めるなど、日本の書道会に重きをなした櫻井琴風さん(1914-2010)。
2013年、櫻井家より書作品・文房四宝・蔵書・拓本類をご寄贈いただいたことを機に、初めての本格的な櫻井琴風回顧展を開催します。
80年近くに及ぶ長い書業のなかで、前衛書家・桜井琴風が生み出した書の伝統と革新が見事に融合した多彩な作品群を紹介します。漢字のもつ造形的な魅力や書の芸術を感じていただく機会になれば幸いです。

とき

2015年1月8日(木曜日)~2月8日(日曜日)

 

この記事に関するお問い合わせ先

郷土博物館・文学館
〒426-0014 静岡県藤枝市若王子500
電話:054-645-1100
ファックス:054-644-8514

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