2019年の展示会

更新日:2020年02月18日

文学館特別展「こぐま社絵本展」

こぐま社

創業から50年以上、子どもたちに愛されてきた絵本出版社「こぐま社」のロングセラー絵本を取り上げます。本展は、静岡県では初のこぐま社展になります。

誰でも一度は読んだことのあるこぐま社ロングセラー絵本の中から、「こぐまちゃんえほん」シリーズや『わたしのワンピース』など11作品の貴重な原画やリトグラフ類を展示します。併せて、「11ぴきのねこ」シリーズに登場する「ぶたのいえ」「魚の気球」のオブジェや、試着できるかわいい「わたしのワンピース」、巨大絵巻絵本『11ぴきのねこ マラソン大会』なども登場します。また、こぐま社の絵本の読み聞かせも、毎週末におこないます。

こぐま社の人気キャラクターとふれあいながら、絵本の魅力や面白さをぜひ親子で味わっていただければ幸いです。

とき

2019年2月1日(金曜日)~3月30日(土曜日)

博物館企画展「昭和レトロ家電展」

ミゼット

昭和28年(1958)の電化元年に始まり、急速に一般家庭へ普及した昭和戦後の家電製品にスポットをあてて紹介します。

本展では、日本有数の昭和家電コレクターである富永潤さん(昭和ハウス館長、三重県伊賀市)のコレクションを展示し、レトロなデザインで懐かしく、生活を便利にするためのアイデアがたくさん詰まった昭和の家電製品を紹介します。

とき

2019年4月6日(土曜日)~5月26日(日曜日)

文学館企画展「小川国夫と司修 二人が描いた『悲しみの港』」

小川国夫と海

『悲しみの港』は、平成3年(1991)11月1日から平成4年(1992)9月30日まで、「朝日新聞」夕刊に271回にわたり連載され、平成6年に、第5回伊藤整文学賞を受賞した、小川国夫の青春文学の代表作です。

新聞連載の際に、小川たっての希望で挿絵を担当したのが、画家でもあり装丁家でもある司修です。

本展では、司修の原画や、小川国夫が「枯木」の号で描いた「小川漫画」も特別に展示します。

とき

2019年4月6日(土曜日)~5月26日(日曜日)

文学館特別展「没後1年 かこさとし絵本展~だるまちゃん・からすのシリーズから『みずとはなんじゃ?』まで~」

国民的な絵本作家・かこさとし(加古里子、1926-2018)の没後1ねんを記念し、「だるまちゃん」シリーズや『からすのパンやさん』などの代表作15作品以上の画や下絵などを展示します。

あわせて、かこさんの遺作で、静岡県下田市在住の絵本作家・鈴木まもるさんに絵を託した『みずとはなんじゃ?』(2018)の原画もすべて紹介します。この原画がすべて公開されるのは、本展示が国内初です。

子どもたちの心に寄り添い、その未来を全力で後押しする、温かさあふれるかこさとしの絵本の世界を、ぜひお楽しみください。

とき

2019年6月1日(土曜日)~7月28日(日曜日)

博物館特別展「東海道歌舞伎衣裳展~駿河・遠江編~」

歌舞伎

江戸時代初期に歌舞伎が誕生してから400年以上の年月が経ち、今や歌舞伎は日本画世界に誇る伝統芸能となっています。

静岡県は江戸時代、東海道が東西180キロにわたり横断し、22の宿場町があったことから、豊かな歴史と文化が根付き、さまざまな歌舞伎の舞台として描かれました。

静岡県初の本格的な歌舞伎衣裳展となる本展では、県内や志太ゆかりの歌舞伎8作品を取り上げ、豪華絢爛かつ個性的な衣裳を展示します。歌舞伎の美を視覚的に演出する衣裳の色彩、デザイン、刺繍などを間近にご覧いただき、歌舞伎のストーリーを味わいながら、歌舞伎の伝統美や魅力を感じていただければ幸いです。

なお、歌舞伎イラストレーター・辻和子さんのイラスト入りの解説で、歌舞伎作品の見どころを分かりやすく紹介します。あわせて、歌舞伎役者の顔や上半身を描いた、精緻な押絵羽子板や迫力ある郷土凧も展示します。

とき

2019年8月3日(土曜日)~9月23日(月曜日・祝日)

博物館特別展「志太の戦国時代展~戦国大名今川・武田・徳川の時代~」

本年の今川義元公生誕500年を記念して、西駿河・志太地域における戦国時代を振り返ります。

本展では、武田方の最後の田中城番を務め、勇猛な信濃武士として名高い依田信蕃ゆかりの依田家史料を静岡県内で初めて紹介します。

志太地域における激動の戦国争乱から天下統一による近世の幕開けまでを、地元に残る古文書や歴史・絵画資料を中心に、歴史トピックスで紹介します。

とき

2019年10月5日(土曜日)~11月24日(日曜日)

文学館企画展「藤枝の古典文学」

万葉集から始まり、伊勢物語、西行物語、そして東海道中膝栗毛などの古典文学に描かれた藤枝を紹介します。

とき

2019年10月5日(土曜日)~11月24日(日曜日)

文学館特別展「藤枝出身 村松誠イラスト原画展」

藤枝市出身のイラストレーター・村松誠(1947~)が、小学館「ビッグコミックオリジナル」の表紙イラストを担当してから2019年で40周年を迎えたことを記念して、郷里・藤枝で初めての本格的な個展を開催します。

猫と人間の表情を融合させたようなコミカルな猫のイラストは「むらまつねこ」と呼ばれ、多くの読者から愛されています。エアブラシを使った手描きの原画は、その繊細さから「本物の猫以上に猫らしい」と評されるほど。まるで写真のような緻密な背景と、キャラクター化された動物たちが、かわいらしい中にも独特の世界観を作っています。

今回の展示では、「むらまつねこ」や犬などの動物のイラストの中から、季節感あふれる原画を春夏秋冬ごとに100点ほど展示します。また、本人の愛用品や、実際に作画する様子を収めた映像、幼少期を過ごした藤枝の風景を描いた幻の漫画作品も今回は特別に公開!「むらまつねこ」が生まれた背景と共に作品世界をお楽しみください。

とき

2019年12月7日(土曜日)~2020年1月26日(日曜日)

博物館企画展「大名・豪商が愛した伊万里焼」

伊万里焼は肥前地方で焼かれた磁器の通称であり、有田近郊の伊万里港から各地へ船積みされたことから「伊万里焼」と呼ばれました。江戸時代には、大名や豪商などの富裕層の人たちのステータスシンボルとなり、ドイツやオランダ、トルコなどヨーロッパの国王や貴族も競って収集し、現在ヨーロッパのお城に残されている伊万里焼は数知れません。

鍋島焼は、大河内などの佐賀藩の御用窯で焼かれたものです。関ヶ原の戦いで敗北した佐賀藩鍋島家が、家名存続のため費用と技術に糸目をつけずに一大プロジェクトとして鍋島焼を焼成し、将軍家や幕閣などに献上しました。

本展では、江戸時代に作られた伊万里焼・鍋島焼の名品約110点を紹介いたします。ヨーロッパからの里帰り品も含まれています。江戸時代に製造され、ヨーロッパの人々を魅了した美しい磁器の世界をぜひご覧ください。

とき

2019年12月7日(土曜日)~2020年1月26日(日曜日)

この記事に関するお問い合わせ先

郷土博物館・文学館
〒426-0014 静岡県藤枝市若王子500
電話:054-645-1100
ファックス:054-644-8514

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