家康を救った小川孫三

更新日:2018年10月08日

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天正10年(1582年)、本能寺の変があったとき、徳川家康は和泉国堺にいました。身の危険を感じた家康は、伊賀から伊勢へと逃げましたが、伊勢の白子(しろこ)というあたりで敵に捕まりそうになりました。その時、畑で麦を刈っていた小川孫三というお百姓さんが、その麦の中に家康を隠して、敵の目をあざむきました。お陰で家康は命拾いしたのですが、一方の孫三は家康をかくまった罪で白子にいられなくなってしまいました。これを聞いた家康は、孫三をあわれに思い、藤枝に呼び寄せて新白子という町をつくる許可を与えました。これが現在の白子町で、小川家には家康の朱印状が残されています。

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