博物館特別展「戦国武将・岡部氏と朝比奈氏」

更新日:2024年10月05日

開催場所・会場
藤枝市郷土博物館・文学館
開催日・期間
令和6年10月26日(土曜日)~12月8日(日曜日) 午前9時~午後5時
イベントの種類分野
郷土博物館・文学館のイベント / 郷土博物館・文学館
岡部氏と朝比奈氏_チラシ
岡部氏と朝比奈氏_チラシ
イベントの詳細
内容

強大な戦国大名の勢力争いに翻弄されながらも、過酷な戦国乱世を生き抜いた戦国武将

藤枝市制施行70周年の節目を機に、藤枝・岡部を発祥の地とする中世豪族(武士団)である岡部氏と朝比奈氏の歴史に当館として初めてスポットを当てて紹介します。
岡部氏は源頼朝に仕えた鎌倉御家人の名族であり、鎌倉幕府の歴史書『吾妻鑑』に登場します。同族とも伝承される朝比奈氏は、それよりかなり遅れ、室町時代の15世紀半ばに文献で登場してきます。両氏とも室町時代には駿河守護今川氏に仕え、譜代の家臣として重きをなし、戦国時代には数系統に分かれながら重臣として活躍し、戦国大名今川氏の軍事力の中核をなしていきます。そして、戦国後期、今川から武田・徳川へ駿河の国主が移り行くなか、一族の命運をかけて行動します。なお、両氏の諸系統の内、岡部正綱・長盛の家系は最終的に徳川家康に従い、岸和田藩6万石(大阪府岸和田市)の近世大名へと出世しました。

本展では、戦国乱世を生き抜いた両氏の盛衰の軌跡や興亡を、貴重な歴史資料でたどります。駿河・遠江(静岡県中西部)の戦国史に大きな足跡を残した2つの武士団が、今川・武田・徳川という強大な戦国大名の勢力争いに翻弄されながら、幾多の合戦で手柄を立て、過酷な戦国乱世をいかにくぐり抜けていったのかを知っていただく機会になれば、幸いです。
併せて、岡部氏菩提寺「万福寺」(廃寺・藤枝市仮宿)の本尊・阿弥陀如来坐像【大阪府指定文化財】が約100年ぶりに岸和田から藤枝に里帰りします。岡部氏の歴史を仮宿の地で見守ってきた、平安後期の仏像の優品をこの機会にぜひご覧ください。

対象

どなたでも

関連ファイル
費用

特別展入館料

大人(一般):400円
大人(団体):320円
中学生以下は無料

※JAF会員証や子育て優待カード等の提示で入館料が割引されることがあります。

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この記事に関するお問い合わせ先

郷土博物館・文学館
〒426-0014 静岡県藤枝市若王子500
電話:054-645-1100
ファックス:054-644-8514

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