色づく秋に織りなされる神事と祭り

更新日:2023年01月30日

地踊りの様子

江戸時代から続く祭礼

奈良・平安時代には志太郡衙(役所のこと)が置かれ、江戸時代には東海道の宿場町として多くの人々でにぎわっていた藤枝市。

秋には、そうした町の歴史や文化を伝える行事が数多く行われます。その代表が江戸時代にルーツがある「藤枝大祭り」です。

藤枝大祭りは志太平野最古といわれる飽波神社の祭礼で、長唄・三味線・囃子方の演奏に合わせて披露される地踊りが最大の見どころ。この長唄による地踊りの披露という形態は、規模・質ともに藤枝大祭りが日本一という説も!総勢100人以上が踊る粋で華やかな光景が人々を魅了します。

また、屋台の引き回しもお見逃しなく。藤枝大祭りの屋台は、屋台の前に取り付けた太く長い梃子棒で方向転換するのが特徴。この梃子棒による屋台操作を見られるのは東海道では藤枝大祭りだけ。必見です!

秋空を駆ける古代花火

朝比奈大龍勢

藤枝大祭りより古い歴史を持つのが「朝比奈大龍勢」です。龍勢とは古代ロケット花火のこと。戦国時代に連絡手段として使われていた狼煙が発展したものとも言われており、残っているのは全国でも朝比奈大龍勢を含めて4箇所のみ。県無形民俗文化財に指定されています。

朝比奈大龍勢が行われるのは10月中旬。行楽シーズンということもあり、レジャーシートの上でお弁当を食べながら、秋空を龍のように駆け上がる花火を鑑賞するのも一興です。全国でも珍しい貴重な伝統行事を一度、鑑賞してみませんか?

峡谷で紅葉を愛でる

滝ノ谷不動峡の紅葉

藤枝の秋の魅力は伝統行事だけではありません。「滝ノ谷不動峡もみじまつり」もお勧めです。瀬戸川の上流にある滝ノ谷不動峡は市内指折りの紅葉の名所。峡谷の岩肌も清流も赤く染まります。風情たっぷりの水車小屋付近も人気です。

シイタケ

秋の味覚・シイタケも要チェック。実は、藤枝は昔からシイタケの産地として名高く、全国の干しシイタケの約30パーセントが集荷・取引される日本有数の集散地でもあるのです。肉が厚く、香り高い藤枝産のシイタケを、ぜひ味わってみてください。

秋が好きになる、おすすめ。

神事にお祭り、紅葉など、思わず出かけたくなる情報をピックアップ。藤枝の魅力をとことん体感しちゃいましょう!

瓢月亭からのお月見山


お月見山の景色

 

「玉露の里」では中秋の名月にあわせ瀬観月祭を開催。月を愛でながらお茶とお菓子と音楽を楽しめます。

 

岡部宿街道文化まつり


岡部宿街道

 

東海道岡部宿を会場に、芸術作品の展示や食文化などを体験できるイベントです。11月上旬開催。

 

高根白山神社古代神楽


戎子大黒の舞

 

江戸時代後期から伝わる神事芸能です。戎子大黒の舞などが披露されます。県指定無形民俗文化財。

 

滝ノ谷不動峡もみじまつり


もみじまつりの様子

 

広場では地元産のシイタケや山芋、シイタケをたっぷりと使った「せとやコロッケ」なども販売しています。

 

徹底攻略!! これは見逃せない、藤枝の「秋」。

 

秋は市内各地でお祭りが行われます。藤枝の歴史や文化を楽しく学ぶよい機会なので、ぜひ参加を。

また、日差しが和らぎ、風が涼しくなる秋は絶好の行楽シーズン。お月見イベントやもみじ狩りに出かけて自然とふれあうのもお勧めです。

九月

観月茶会(玉露の里)

青山八幡宮例祭

かみころばしと七十五膳(若宮八幡宮祭典)[3年に1度]

花倉八幡神社祭典

十月

藤枝大祭り[3年に1度開催]

飽波神社例祭[3年に1度大祭]

滝沢八坂神社(神楽)

観月の宴(岡部宿大旅籠柏屋)

六社神社例祭

朝比奈大龍勢[2年に1度]

藤枝フレッシュミュージックフェスティバル

大久保フォルクローレフェスティバル

ふじえだ産業祭[2年に1度]

フードスマイルフェスティバル[2年に1度]

殿コスモスまつり

火渡り(成田山)

高根白山神社古代神楽

神神社例祭

十一月

大慶寺延年講

お茶の香ロード

岡部宿街道文化まつり

藤枝ファンタジックイルミネーション ルミスタふじえだ

下伝馬恵比寿講

せとやまるかじり

大久保おおたむまつり

滝ノ谷不動峡もみじまつり

蓮華寺池公園花回廊イルミネーション

 

各まつり、イベントの開催状況は市観光交流政策課または藤枝市観光協会にお問合せください。