花とお茶ではじまる 華やかな祭の春景色

山も川も桜色に染まる
藤枝市では一年中、花や草木が織りなす美しい光景に出会えます。中でも春は、花や緑を愛でるのに絶好の季節です。
寒さが緩む3月の終わりごろ、瀬戸川沿いの桜が咲き始めます。瀬戸川は市の中央部を流れる清流で、その両岸に植えられた桜並木は約2.5キロメートル!
この桜トンネルを一目見ようと、市内外から多くの花見客が訪れます。
桜トンネルの下をゆっくり散策したり、レジャーシートを広げて家族や友人とお花見を楽しんだり…。桜トンネルをたっぷり満喫したら、そのまま金比羅山に足を伸ばすのが藤枝市民の王道・お花見コースです。山肌一面が桜色に染まる金比羅山は、ライトアップした夜桜も格別です。
街中に漂う藤の香り
4月中旬~下旬は、市の花である藤が見ごろに。上品な薄紫色の花が、「あなたを歓迎します」という花言葉のとおりに、地元の人も旅人も優しく出迎えてくれます。市内で藤の名所といえば、市民の憩いの場である蓮華寺池公園。中心には2880平方メートルにもおよぶ藤棚が続いています。藤の花の香りを感じながら薄紫色の天幕の下を歩けば別世界に迷い込んでしまったかのよう。心も体も癒されます。
また、街のあちこちで藤を眺められるのも藤枝市ならでは。藤の香りに誘われるままに街歩きをするのも一興です。
お茶処ならではの風景
藤の花が咲くころ、茶畑では新茶摘みがスタート。「大茶樹」でも恒例の茶摘みが行われます。
大茶樹とは、瀬戸谷地区にある樹齢300年の茶樹のこと。県下最古といわれる樹齢にもかかわらず樹高約4メートル、周囲約30メートルという偉容を誇り、さらに、いまだ"現役"という名木です。その大きさゆえに、足場を組んで一斉に行われる茶摘み作業は一見の価値あり。日本有数のお茶の生産地・藤枝らしい春の風物詩です。
春が好きになる、おすすめ
桜から藤、藤からツツジへと引き継がれる春の花のリレーを堪能できる、花の名所やイベントをご紹介します。
ふじえだマラソン
春風を感じながら変化にとんだ山間のコースを走ります。市民による温かなおもてなしも評判です。
藤まつり
20種類約250本ものフジが花房を揺らす蓮華寺池公園で行う藤枝市を代表する祭り。フジの花の甘くさわやかな香りに包まれた園内で、様々なイベントを開催します。藤まつり期間限定の「藤アイス」も人気!
金比羅山・瀬戸川桜まつり
会場となる金比羅山、瀬戸川周辺の桜は約1000本。見頃には県内最大級となる約2キロメートルの桜トンネルとなります。夜にはライトアップも実施。幻想的な花見が楽しめます。
藤枝総合運動公園のツツジ
4月下旬から5月にかけて藤枝総合運動公園内「花と水のテラス」のツツジが満開に。新緑と赤・白・ピンクの花々の競演が見事。
六間川沿いの桜並木
史跡田中城下屋敷近くの六間川沿いは、春になると花見客でにぎわいます。川面に浮かぶ桜の花びらも風情があります。
徹底攻略!! これは見逃せない、藤枝の「春」。
もくれんやアーモンドの開花の便りが届くようになると、藤枝市は一気に春めきます。そんな心浮き立つ季節をいっそう盛り上げてくれるのが、市内各地で行われるお祭りやイベントです。友人や家族と一緒に出かけてみませんか?
三月
ヤマメ釣り解禁(瀬戸川・朝比奈川)
ひなまつり(岡部宿大旅籠柏屋)
ふじえだマラソン
十輪時もくれんまつり(三輪)
葉梨アーモンドまつり
びく石まつり
金比羅山・瀬戸川桜まつり
四月
献茶祭
玉露の里春まつり
つたの細道公園みどりまつり
藤まつり
五月
白藤まつり(白藤の滝)
端午の節句(岡部宿大旅籠柏屋)
大久保グリーングリーンまつり
玉露の里 お茶まつり
各まつり、イベントの開催状況は、藤枝市観光交流政策課または藤枝市観光協会へお問合せください。
更新日:2023年01月30日