令和6年度文化体験教室【立体書画】を開催しました
好きなイラストを立体書画で表現します
令和6年7月31日(水曜日)、おはなし長屋(藤岡)にて「文化体験教室」の立体書画教室がスタートしました!講師は文化協会立体書画工芸協会が務めます。
この日の教室には、大人3名、小中学生10名が参加しました。立体書画とは、木の板に書いた絵や文字を電熱線で切り抜き、切り抜き部分を浮き出すように押し出し、最後に色付けをして立体的な絵や文字を作り上げる工芸作品です。最初に、カーボン紙を使い、ゆっくりとなぞって板に絵を写します。参加者は、花やリスなどの生き物や、お地蔵さん、ゲームのキャラクターなど、それぞれ好きなイラストを選んで製作に取り組みました。
次に、板の絵を切る作業に入ります。ニクロム線という細い電熱線に電気を通し、板を切ります。注意していないと手足をやけどしてしまう恐れがあるため、参加者はみな作業に集中していました。ニクロム線を上下に大きくゆっくり動かして切ると、きれいな線で切り取ることができるそうですが、集中を切らさず手先の作業に取り組むことに参加者は苦戦している様子でした。それでも、徐々に慣れてきて、講師の補助なしでもスムーズにニクロム線を扱う参加者も多くいました。
この日は切る作業の途中で、終了時間を迎えました。残りの日程で、切った線を滑らかにし、凹凸を出して固定し、絵の具で着色をし乾燥させ、最後にニスを塗って完成となります。また、完成した作品は飾れるようにするため、額装します。参加者は夢中になって製作に取り組み、次回の教室を楽しみにして帰っていきました。
今後の予定について
丹精込めて作成した作品は、10月の文化体験教室合同発表会と11月の市民文化祭で展示を行います。入場は無料ですので、是非、会場にて力作をご覧ください!
更新日:2024年07月31日