無人航空機「ドローン」を活用した取組を進めています

ドローンの活用について

近年注目されている無人航空機「ドローン」を活用し、防災力の強化をはじめ、様々な業務の効率化やコスト縮減につなげるとともに、市民サービスの向上や地域の活性化を図るため、活用方針を策定しました。

防災訓練でのドローンを活用した情報収集

平成29年12月3日、稲葉小学校をメイン会場に防災訓練を実施。ドローンを活用した被害状況などの情報収集訓練を初めて実施しました。

職員ドローンパイロットを養成

平成29年12月、10名の職員ドローンパイロットの養成研修を開始。災害時の情報収集をはじめ、様々な業務への活用を図るため、必要な知識、技能を習得し、平成30年度から本格的に活動を行います。

ドローン研修画像

楽天と連携した物資配送の実証実験について

市域の約7割を占める中山間地域における買い物の環境整備といった地域課題や、災害時の緊急物資配送に関するドローンの有用性の検証を行い、「市民サービスの向上に繋がる基盤づくり」と「防災力の強化」を図ることを目的として、大手民間企業「楽天」とドローンを活用した先進的な物流の実証実験を実施しました。

スマートフォンの専用アプリで注文した商品は、河川上空を飛行し迅速に個人宅に届けられました。

<実証実験概要>

(1)日時:平成30年3月26日

(2)場所:藤枝市瀬戸谷地区(瀬戸谷温泉ゆらくから藤枝市陶芸センター近隣民地)

(3)内容:スマートフォンで商品(食事等)を注文し、個人宅へドローンで配送(片道約1キロメートル)

(4)使用機体

・名称:天空(株式会社自律制御システム研究所と楽天が共同開発)

・大きさ:最大直径1280ミリメートル、高さ425ミリメートル

・特徴:完全自律飛行のできる国産ドローン。配送用のキャッチャー機構やパラシュートを搭載

・最大積載量約2.0キログラム、飛行可能距離約10キロメートル(積載量1.5キログラムで約7キロメートル飛行可能)。受け渡しポイントの周囲まではGPSで飛行するが、着陸時には画像認識技術を使用し位置補正を行う。

ドローン実証実験
子育て世代

実証実験1

・実施者:子育て世代の下田様

・注文品:文房具(赤青鉛筆・墨汁)、調味料(醤油・塩)

高齢者・単身、片山様

実証実験2

・実施者:単身高齢者の片山様(85歳)

・注文品:弁当、コロッケ(ゆらく春爛漫弁当、せとやコロッケ)

実際に実験に参加する市民の方の実体験を基に、急な買い物で困ったことや、こんな使い方ができたら便利という事例を想定して商品を注文

岡部町野田沢地区の崩土に伴う調査・情報収集

平成30年4月下旬に、岡部町野田沢地区での崩土・倒木が発生し、ドローンによる現地調査、情報収集を4月24日に実施しました。

早期復旧と安全確保のため、その後も定期的に状況調査を実施しています。

(写真:平成30年6月4日撮影)

野田沢地区
平成30年6月4日ドローンによる調査の様子

平成30年6月4日、状況調査時の様子

安全管理者立ち合いのもと、機体操縦と画像撮影の2名で操作を実施

水防訓練でのドローンによる情報収集訓練

平成30年5月27日に実施した水防訓練において、昨年12月から研修を積んだ藤枝市ドローンパイロット隊(隊長1名、隊員10名)「WISTARIAS」による情報収集訓練を実施しました。

訓練内容1 要救助者検索訓練

訓練内容2 堤防及び橋梁の状況調査

ドローンによる情報収集訓練
ドローンパイロット隊

藤枝市ドローンパイロット隊「WISTARIAS」

災害時等に迅速な情報収集活動を行えるよう、藤枝市ドローンパイロット隊を結成しました。

パイロット隊の名称「WISTARIAS」は、市の花である藤「WISTARIA」をモチーフに複数形のSをつけた造語。藤の花からイメージされる、多くの花びらからなる優雅さと連帯感を表現しています。

土砂災害危険個所調査

平成30年7月30日、ドローン活用の連携・協力に関する協定を締結した中日本ドローン協同組合と、合同で土砂災害危険個所の調査を実施しました。

急傾斜地で危険が伴う場所を、空から確認できる有用性を感じる調査となりました。定期的な調査に活用することで、いち早い変化の発見に繋げるなど、市民の安全・安心に向けて取り組みを進めていきます。

土砂災害危険個所調査

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更新日:2018年10月08日