• ホーム
  • お知らせ
  • ふじスポ・東京オリパラ版!創刊記念特集「オリンピック柔道とイタリア」

ふじスポ・東京オリパラ版!創刊記念特集「オリンピック柔道とイタリア」

更新日:2017年8月23日

本年1月にイタリア柔道連盟と2020年東京五輪の事前合宿の覚書を締結し、同国のライフル・サッカー競技においても誘致活動をすすめている本市。いよいよ7月には国際交流事業の一環として、イタリア柔道代表チームが藤枝で合宿を行います。市民の皆さんにイタリア、そしてオリンピック・パラリンピックを身近に感じていただくために、ふじスポ・東京オリパラ版として、これからさまざまな角度から情報をお届けします。

今回は東京オリパラ版創刊記念として、オリンピック大会やイタリア共和国における柔道の歴史を紐解きます。

TOKYO1964~ここから柔道のオリンピックにおける歴史が始まった~

1964年東京オリンピックで正式競技種目となった柔道。当時は軽量級、中量級、重量級、無差別級の4階級で、男子のみでした。イタリア人選手も2名が出場したこの大会は、無差別級以外の3階級で日本が金メダルを独占しましたが、無差別級はオランダのアントン・ヘーシンク選手が決勝で9分22秒(当時の試合時間は10分)で日本の神永選手を下し、金メダルを獲得。このとき、日本が4階級制覇するものと思い込んでいた日本武道館の観客は、信じられないものを見たような静けさに包まれたといわれています。この出来事は柔道史の話題に頻繁にあがり、まさに柔道が世界に扉を開けた瞬間でもありました。

女子柔道は1988年のソウル大会の公開競技を経て、1992年のバルセロナ大会から正式種目となりました。そして2020年東京大会での混合団体戦の実施が、2017年6月10日に発表されました。

1964年の東京大会での柔道競技への参加は27カ国でしたが、2016年のリオ大会では136カ国となり、日本発祥の柔道は、いまや世界中で愛される競技となりました。

イタリア柔道の歴史をたどって

柔道の父であり講道館創始者の嘉納治五郎師範が、100を超える柔術の流派を一つにまとめあげ、精神を強化し教育する場として「柔道」を編み出したのが1882年。イタリア格闘技連盟発行の「Breve storia del JUDO(柔道ストーリー)」によると、1900年に中国で義和団の乱が起きたときに、同じ連合国軍だった日本とイタリアの兵士の間で、柔術が広まったと記載されています。

1908年には、イタリア・ローマで始めて、イタリア人による柔術デモンストレーションが行われました。イタリア国王・ヴィットリオ・エマヌエーレ3世にも好評で継続的な公演を望まれたほどでしたが、柔術の普及は難しく、時間のかかるものだったようです。1924年に28の団体や、市民スポーツグループ、そして兵士による「イタリア柔術連盟」が発足。この年には初のイタリア選手権が開催されていますが、1931年にイタリア国内にあるスポーツ連盟が解体されたことなどにより、柔術の容赦ない衰退を招いたと記されています。

しばらく沈黙のときが続いたのち、1942年にローマに近いガゼルタで警察学校が開設され、日本での長期滞在経験があり、しかも黒帯保持者であるフランチェスコ・カオ氏による柔道コースが設けられました。このコースから優秀な選手が輩出されたことから、イタリアの内務省では、もはや柔術ではなく「柔道」という言葉が使われるようになります。またカオ氏は嘉納師範の「講道館スタイル」を広めます。1948年には第2次世界大戦後初の国内大会が開催。同年、イギリス、オランダ、スイスとともに「ヨーロッパ柔道連盟」が創立されました。

イタリア柔道代表選手は1964年東京大会から2016年リオ大会まで金4個、銀4個、銅8個のメダルを獲得。同書にはイタリアで普及に尽力された日本人の名前が何人も記載されていました。第2次世界大戦後、GHQによって柔道が禁止され、職を失った柔道指導者が海外に多く渡ったといわれています。オリンピックやグランドスラムなど、テレビでも柔道の試合を見ることができる現代。選手を応援することはもちろん、異国の地で柔道普及に努めた方々に思いを馳せてみませんか。

(藤枝市役所 スポーツ振興課調べ)

1908年デモンストレーションの様子

1908年デモンストレーションの様子(Breve storia del JUDOより)

この記事に関する
お問い合わせ先
スポーツ振興課
〒426-8722 静岡県藤枝市岡出山1-11-1 藤枝市役所東館4階
電話:054-643-3126
ファックス:054-643-3327

メールでのお問い合わせはこちら

広告

  • アール・オー・エス中部株式会社
  • 有限会社アップリメイクバナー画像
  • パークインホテル
  • NEC

バナー広告およびそのリンク先の内容については藤枝市が保証するものではありません。