文学館企画展「大正ロマン絵はがきの世界」
更新日:2012年1月27日
大正ロマン絵はがきの世界 加藤まさをと抒情絵はがき †
明治33年(1900)、郵便法が改正され、官製はがき以外の私製の絵はがきが発行可能となりました。その後、日露戦争(明治37~38)の戦役記念などで様々な絵はがきが発行され、絵はがきブームが起こります。
また、大きな博覧会の開催記念として絵はがきが作られたり、地方の名所旧跡・観光地でも絵はがきが作られるようになり、みやげ物として多くの観光客が買い求めました。有名な画家たちも絵はがきに作品を提供し、コレクターが競ってそれを購入しました。
加藤まさを「花のこころ1」大正時代になると、当時流行したアール・ヌーボーやアール・デコの要素を取り入れた絵はがきが作られます。大正ロマンの香りに満ちた抒情絵はがきが数多く登場し、メランコリックな情景や美少女、童話をモチーフにした絵はがきが人気を博しました。
「月の沙漠」の詩人として知られる藤枝出身の加藤まさをも抒情絵はがきを足がかりに画家として活躍した抒情画家の一人です。まさをのデビュー作ともなった童話画集第一集アンダーセン「可憐な人魚」をはじめ、海賊版が出回るほどの人気を得た「花の精シリーズ」など、藤枝市文学館が所蔵する加藤まさを抒情絵はがきを一挙公開します。
また、藤枝の名所絵はがきや、まさをと同時代に活躍した京都アール・デコの謎のデザイナー・小林かいちの絵封筒など、はがきや封筒にまつわるデザインと、当時の郵便事情や世相を振り返ります。
とき/2012年2月11日(土)~2012年4月8日(日)
※月曜、祝日の翌日休館
入館料/大人200円、中学生以下無料(郷土博物館・文学館共通)
加藤まさを「花の精 第2集」
加藤まさを「花のこころ1」
加藤まさを「花こころ2」
加藤まさをデビュー作「アンダーセン・可憐な人魚」
加藤まさを(1897-1977)
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藤枝市出身の抒情画家・詩人。大正から昭和にかけて少女雑誌の挿絵や童謡「月の沙漠」の作詞などで活躍。繊細なタッチで描かれるまさをの絵は少女たちの人気を呼んだ。東京の上方屋平和堂発行による絵はがきも多く残している。
小林かいち(1896―1968)
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本名・小林嘉一郎。大正から昭和初期にかけて活躍したデザイナー。抒情画やアール・デコ様式の影響を受けた独特のデザインは、現代にも通じる魅力がある。京都のさくら井屋発行の絵はがきや絵封筒を多くデザインしたことで知られる。長年、謎のデザイナーとされ、近年本格的な研究が行われはじめたがその経歴は不明な点も多い。
小林かいち絵封筒
情報提供のお願い
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藤枝市文学館では、加藤まさをの絵はがきの発行年代調査を実施しています。加藤まさをの絵はがき(上方屋平和堂発行)のタトウ(包み紙)をお持ちの方は、タトウに掲載された情報をお寄せくださいますよう、ご協力よろしくお願いします。
1.絵はがきタイトル
2.発行年月日
3.上方屋平和堂目録番号
4.組数、金額
5.絵はがき既刊情報・発行予定情報 など
※画像データを提供してくださる方は、下記メールアドレスまでお願いします。






