藤枝市の文化財

更新日:2018年10月08日

(写真)高根白山神社古代神楽(静岡県指定無形民俗文化財)

藤枝市には、国指定史跡「志太郡衙跡」「東海道宇津ノ谷峠越」、県指定無形民俗文化財「高根白山神社古代神楽」「滝沢八坂神社の田遊び」「朝比奈大龍勢」など、約100件の指定文化財・登録文化財があります。
市では、これらの貴重な文化財を後世へ伝えるため、保存や活用事業を行っています。

文化財一覧は、下記リンクをご覧ください。

文化財と保護の取り組み

(写真)墨書土器(静岡県指定有形文化財「志太郡衙関連遺跡出土文字資料」)

文化財は、長い歴史の中で生まれ、育まれ、現代まで伝わってきた貴重な国民的財産です。先人たちが積み重ねてきた歴史と文化を、正しく理解し伝え、将来の文化の発展の基礎としていくため、保存とその活用を図る取り組みが続けられています。
明治・大正の時代にも古社寺保存法や国宝保存法などによって、文化財の保護がおこなわれてきました。昭和25年、法隆寺金堂の火災によって貴重な古代の壁画を失ったことがきっかけとなって、文化財保護法が制定されました。第1条には目的として「文化財を保護し、その活用を図り、もって国民の文化的向上に資するとともに、世界文化の進捗(しんちょく)に貢献する」という理念が掲げられています。
とくに、日本の文化や歴史を代表する重要なものは、文化財保護法により国宝・重要文化財などに指定または選定されます。文化財には「有形文化財」「無形文化財」「民俗文化財」「記念物」「文化的景観」「伝統的建造物群」、土地に埋蔵されている文化財(「埋蔵文化財」)、文化財の保存・修理に欠くことのできない伝統的な技術・技能(「文化財保存技術」)の、分野があります。
文化財の評価は、時代に応じて常に変化していくものであり、指定の種類や対象を広げたり、登録制度を設けるなど、保護のためのさまざま手法が生み出されています。近年は、景観やまちづくりなどに文化財を活かすことをめざして、関連する行政分野とも歩調を合わせた取り組みを進めています。
また、文化財は各地にあり、それぞれ地域に密着した重要性があるので、国指定のみでなく、県や市で、より身近な文化財の指定を進めています。

(イラスト)文化財保護法による保護の体系

文化財パンフレット

この記事に関するお問い合わせ先

郷土博物館・文学館
〒426-0014 静岡県藤枝市若王子500
電話:054-645-1100
ファックス:054-644-8514

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